ウェス・アンダーソン監督の趣味の世界、ここに極まる。細部まで拘りまくったその意匠を堪能することになる。CGではなく、手作りの映像が素晴らしい。3つの時代のお話がオムニバスではなく、世界の内側へと向かうことで、ひとつのお話として描かれていく。スクリーンサイズも現在のビスタから、黄金時代のシネスコへ、そして、古典的なスタンダードへとどんどん変わっていき、そうしてお話の世界へといざなわれるという仕掛けだ。入れ子型のストーリーと自由自在のスクリーンサイズ。そういうスタイルで綴られるお話は一応はミステリのような体裁を持つのだが、そんなことはどうでもよくなる。犯人探しではなく、このホテルへの旅を楽しむ。これは時代を越えた観光映画なのだ。さぁ、この夢のようなお話の世界へ。
豪華キャストによる夢の競演。さびれたホテルが、輝きを放った時代へ、そこで繰り広げられる殺人事件を巡るドラマへと。めまぐるしい展開を見せてお話はどこにたどりつくのか、わからないまま、どんどんその世界へと引き込まれていく。夢のような映画。もう終わるの、と驚くほど、あっという間の100分間。
これは映画を見ることの至福を堪能できる特別な作品だ。だから、今回はいつも以上に何も書くことがない。まずはこの映画を見て欲しい。何も考えずこの夢の世界へと、旅立とう。それだけで充分だ。6月から公開しているのに、まだ上映されているし。
実は見てからかなり時間が経っている。なんとなく、書くのを忘れていた。こんなにも素敵な映画だったのに。
豪華キャストによる夢の競演。さびれたホテルが、輝きを放った時代へ、そこで繰り広げられる殺人事件を巡るドラマへと。めまぐるしい展開を見せてお話はどこにたどりつくのか、わからないまま、どんどんその世界へと引き込まれていく。夢のような映画。もう終わるの、と驚くほど、あっという間の100分間。
これは映画を見ることの至福を堪能できる特別な作品だ。だから、今回はいつも以上に何も書くことがない。まずはこの映画を見て欲しい。何も考えずこの夢の世界へと、旅立とう。それだけで充分だ。6月から公開しているのに、まだ上映されているし。
実は見てからかなり時間が経っている。なんとなく、書くのを忘れていた。こんなにも素敵な映画だったのに。