神楽舞の演者であり、エイチエムピー・シアターカンパニーの役者でもある高安美帆と樋口ミユによるユニット。今回は相手役の南河内万歳一座の前田晃男を迎えて贈る。いきなりセックスの話を始める前田に対して、誠実に対応する高安。そんなふたりのやりとりが、楽しい。
別に下ネタをふるのではない。話のとっかかりでもなく、いきなり核心に迫るのだ。剛速球を投げる前田と、それを柔らかく受け止める高安。そんなふたりのやりとりから始まるセッション。赤裸々に自分のセックス観を語る前田。照れずにしゃべる。構成、演出の樋口さんは自由にしゃべらせる。だが、もちろんこれはただのおしゃべりでは断じてない。
2人の役者によるトークセッションンだ。やがて、それは演じることへの対話となる。純化され、ただ向き合うこと。そこから生じるものを示す。対話なのに、それは真剣勝負のような趣を呈する。やがてそれは、役者である前田の静の芝居と、動の芝居でもある高安の神楽とのセッションとなる。
1時間ほどの濃密な時間がそこには流れる。芝居が人と人とによって演じられるライブであることを改めて伝えるそんなパフォーマンスだった。
別に下ネタをふるのではない。話のとっかかりでもなく、いきなり核心に迫るのだ。剛速球を投げる前田と、それを柔らかく受け止める高安。そんなふたりのやりとりから始まるセッション。赤裸々に自分のセックス観を語る前田。照れずにしゃべる。構成、演出の樋口さんは自由にしゃべらせる。だが、もちろんこれはただのおしゃべりでは断じてない。
2人の役者によるトークセッションンだ。やがて、それは演じることへの対話となる。純化され、ただ向き合うこと。そこから生じるものを示す。対話なのに、それは真剣勝負のような趣を呈する。やがてそれは、役者である前田の静の芝居と、動の芝居でもある高安の神楽とのセッションとなる。
1時間ほどの濃密な時間がそこには流れる。芝居が人と人とによって演じられるライブであることを改めて伝えるそんなパフォーマンスだった。