昨年初めて見せてもらった。今年も同じ時期にウイングで上演される。年に一回の大阪遠征である。京都まではなかなか行き辛いけど、大阪なら大丈夫。ということで、たまたま時間が出来たので、見てきた。これはそのくらいの軽いフットワークで臨むのが望ましい作品だ。
黒川融さんによるオンステージ、一人ショーだ。コント集なのだが、随所に映像も駆使して、とてもバランスのいい「バラエティ番組」になっている。昔のゲバゲバ90分のようなショーである。大橋巨泉ではなく、黒川さんのキャラクターが、魅力だ。出しゃばらずに、照れながら、でも、しっかりと笑わせてくれる。もちろん、爆笑ではない。これはそんなハシタナイものではない。苦笑だったり、ふふふ、程度のもの。とても品がよい。熱演ではなく、けっこう体温は低い。時には、ちゃんと汗まみれに熱演もするけど、それだって、必死ではなくちゃんと距離を保って見せてくれるから、しつこくはならない。
いずれのエピソードも、楽しかったが、そんな中でも今回僕が一番楽しめたのは活動弁士「斎藤水曜美」。これも別に大したことではないのだけど、連作で必死に語る黒川さんがとてもお茶目でかわいかった。なんだかよくわからないものもあるけど、そのわからなさも悪くはない。
黒川融さんによるオンステージ、一人ショーだ。コント集なのだが、随所に映像も駆使して、とてもバランスのいい「バラエティ番組」になっている。昔のゲバゲバ90分のようなショーである。大橋巨泉ではなく、黒川さんのキャラクターが、魅力だ。出しゃばらずに、照れながら、でも、しっかりと笑わせてくれる。もちろん、爆笑ではない。これはそんなハシタナイものではない。苦笑だったり、ふふふ、程度のもの。とても品がよい。熱演ではなく、けっこう体温は低い。時には、ちゃんと汗まみれに熱演もするけど、それだって、必死ではなくちゃんと距離を保って見せてくれるから、しつこくはならない。
いずれのエピソードも、楽しかったが、そんな中でも今回僕が一番楽しめたのは活動弁士「斎藤水曜美」。これも別に大したことではないのだけど、連作で必死に語る黒川さんがとてもお茶目でかわいかった。なんだかよくわからないものもあるけど、そのわからなさも悪くはない。