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映画・演劇のレビュー

『怪獣8号』①

2024-06-04 02:16:00 | その他
これはまだ完結していないアニメ作品だけど、これがかなり面白い。まず5話までを見たのだが、この先は2週に一度2話ずつ見る予定。今は怪獣解体業者で働いている主人公カフカが防衛隊に入隊したところまで。

 三木聡監督の映画『大怪獣のあとしまつ』をアニメとしてリニューアルしたような作品である。描かれるのは怪獣が跋扈する日常。先日見た『デッド・デッド・デーモンズ・デデデデデストラクション後章』にも近いテイスト。さらにこれはよくある成長物語のスタイルを踏む王道である。

主人公カフカだけでなく、群像劇になっている。防衛隊のメンバーひとりひとりのドラマもしっかりと描かれる。偶然から怪獣と合体したカフカの立ち位置は『ウルトラマン』と同じ。実に上手くさまざまな要素を織り交ぜて世界を作っている。

追記
今日、怪獣9号との戦いを描いた6話から7話までを見たけど、毎回23分の中には新しい発見がある。こんなアニメは初めてである。全体のバランスが絶妙で、わかりやすく奥が深い。先が楽しみ。

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