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映画・演劇のレビュー

2011年劇場公開映画ベストテン (「キネマ旬報大阪読者の会」用)

2011-12-27 16:49:48 | 映画
 年末恒例のベストテンのシーズンがやってきた。キネマ旬報大阪読者の会によるベストテンのための順位をつけて見た。リストによると、2010年12月から2011年11月までの1年間に大阪で劇場公開された外国映画は406本。日本映画は370本もある。(映画祭上映は除く)もちろん東京に較べたならこれでも少ないのだろうが、膨大な量である。しかも、その大多数は大ヒット作の陰に隠れて、ミニシアターで人知れず公開されたものばかりだ。きっとほとんど誰も見ていない間に消えて行ったのだろう。シネコンになってから、この傾向はどんどんエスカレートするばかりだ。映画興行はもう末期的な様相を呈している。ミニシアターで公開される良心的な作品は消化試合のようにひっそりと上映される。いつまで持つのか、怖い気がする。だって、小さな劇場はいつ行ってもガラガラである。とてもじゃないが、これでは商売になってないことは一目瞭然だ。大ヒット作と言えども、1週間経てば、どんどん小さな劇場に追いやられ、消える。映画なんかにもう誰も興味はないのだろう。悲しい話だ。

 ちなみにリストの中で僕が見た映画は日本映画は74本、外国映画は73本だ。(DVDで見た作品も含む)


 日本映画
  1位  アントキノイノチ
  2位  ツレがうつになりまして
  3位  スマグラー
  4位  八日目の蝉
  5位  東京公園
  6位  マイバックページ
  7位  毎日かあさん
  8位  冷たい熱帯魚
  9位  奇跡
  10位  ゲゲゲの女房

外国映画 
  1位  再会の食卓
  2位  シリアスマン
  3位  愛する人
  4位  ブンミおじさんの森
  5位  トゥルー・グリット
  6位  ビューティフル
  7位  私を離さないで
  8位  白いリボン
  9位  新少林寺
  10位  未来を生きる君たちへ

 

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