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映画・演劇のレビュー

『センター・オブ・ジ・アース 3D』

2008-10-09 20:58:12 | 映画
 忙しいのになぜかこんな映画を見てしまう。そんな自分に呆れるけど、まぁいろんな映画があるからおもしろい。あの頭の悪そうなブレンダン・フレイザー主演最新作である。ハムナプトラは流石に見なかったが、こういう3D映画にはそそられる。「映画館がテーマパークに変わる!」なんていうバカなコピーを平気でつけるセンスのなさもナイスだ。さぁ冒険の世界に旅立とう!眼鏡の上にもう一つ眼鏡を重ねて。

 まぁ、冗談はそのくらいにして、最新技術はすごい。3D映画もとうとうここまで進化したのか、と感心させられた。だが、それだけ。これはコピーにも有る通りただのテーマパークのアトラクションでしかない。だから、15分くらいで充分な内容と仕掛けだ。こんなものを映画とは言わない。90分がいかに長かったか。目は疲れるし、話はたるいし。

 だいたいこんなのはお話ではない。まぁ、まともな話を作ってもこの3D状態では集中して見ることは不可能だ。

 前半なんて(地底に行くまでね)ただの段取りでしかないので、別にいらない。それよりもさっさと探検旅行に連れて行ってよ、と思う。ジェットコースターで、一気にラストまで、と行きたいところだが後半の40分すら長い。次々にやってくる見せ場の数々はただのお決まりでしかない。見ていてうんざりする。

 せめてもっと大きなスクリーンでやってくれたなら迫力があるのかもしれないが、TOHOシネマズ梅田の一番スクリーンでは画面が小さくて、しょぼい。(これでもここでは一番大きい劇場なのだが)やはりこれはIMAXシアターでなくてはあかんだろう。ぜひ、大阪港の大スクリーンで全体を40分くらいに編集して見せて欲しい。そんなタイプの映画である。

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