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今回のシネドライブ2010で、唯一の海外作品が、この映画だ。どういう経緯でここで上映されることとなったのかはわからないが、ラインナップの中でも異色の作品であることは確かで、それゆえ興味を持ってしまった。しかも、これだけが35mmの映画である。(今回の上映はDV版となったが)
期待に胸を膨らませて対面したが、期待したような出来ではなくがっかりした。ストーリーは女の子2人によるたわいない恋の話で、このどうでもいいような話をなんの工夫もなくのんべんだらりと見せて行く。なんとも古臭く中途半端なコメディーで、これを今上映する意味がわからない。見た時は、この選択は大失敗だった、と思ったのだが、その後、来阪しているジレッタ・ジレッタ監督によるトークショーがとても面白くて、見に来た甲斐があった。(それにしてもわざわざアメリカからやってきて、たった4人しか観客がいないって、失礼ではないか。せめてもう少し集客が出来なかったのか?
彼女はこのたわいないコメディー映画を作るため、出資者を募った。しかし、なかなか上手くいかなかったが、ようやくスイスで撮影にこぎつけたという長い話は聞いていて楽しかった。もともとダブリンで台本を書いて、アメリカで撮影するつもりが、出資者の関係でスイスにいくこととなる、というとてもボーダレスな状況に中で、主人公2人の設定にどんな変化が生じたのかが気になり、監督に質問してみた。彼女はもともとの脚本を変えることなく作ったよ、と話してくれた。なるほど、と感心。状況は変わろうとも、作品の本質は変わらないし、まるで変えるつもりもないようだ。
内気なケーキ職人、ブリジットと、その親友であるイジィーによるめちゃくちゃなラブアフェアは、どの国であろうとも起こりうる話なのかもしれない。どうでもいいような話にとことん拘って作り、そのフィルムを持って世界中を回るジレッタ・ジレッタ監督のフットワークの軽さはとても素敵なことだと思う。
期待に胸を膨らませて対面したが、期待したような出来ではなくがっかりした。ストーリーは女の子2人によるたわいない恋の話で、このどうでもいいような話をなんの工夫もなくのんべんだらりと見せて行く。なんとも古臭く中途半端なコメディーで、これを今上映する意味がわからない。見た時は、この選択は大失敗だった、と思ったのだが、その後、来阪しているジレッタ・ジレッタ監督によるトークショーがとても面白くて、見に来た甲斐があった。(それにしてもわざわざアメリカからやってきて、たった4人しか観客がいないって、失礼ではないか。せめてもう少し集客が出来なかったのか?
彼女はこのたわいないコメディー映画を作るため、出資者を募った。しかし、なかなか上手くいかなかったが、ようやくスイスで撮影にこぎつけたという長い話は聞いていて楽しかった。もともとダブリンで台本を書いて、アメリカで撮影するつもりが、出資者の関係でスイスにいくこととなる、というとてもボーダレスな状況に中で、主人公2人の設定にどんな変化が生じたのかが気になり、監督に質問してみた。彼女はもともとの脚本を変えることなく作ったよ、と話してくれた。なるほど、と感心。状況は変わろうとも、作品の本質は変わらないし、まるで変えるつもりもないようだ。
内気なケーキ職人、ブリジットと、その親友であるイジィーによるめちゃくちゃなラブアフェアは、どの国であろうとも起こりうる話なのかもしれない。どうでもいいような話にとことん拘って作り、そのフィルムを持って世界中を回るジレッタ・ジレッタ監督のフットワークの軽さはとても素敵なことだと思う。