ワンピース劇場版第10作。尾田栄一郎自らが書き下ろした原作をもとにして、さらには彼が製作総指揮も担当した渾身の1作。上映時間も1時間50分と今までで一番長い。空前の大ヒットを記録中である。
うちの娘は公開初日に行ったら、朝早く行ったのに、もう全日のチケットが完売だったらしい。その後も、先売券を買うために列ができるありさま。見たくてもなかなか映画館に入れないだなんて、冗談みたいな話を聞く。現に僕も娘に頼まれて0巻を貰うため平日の夜仕事を終えてから劇場に行ったのに、レイトショーすら完売だった。(封切2週目の木曜日の6時半の話だ) 娘たちはようやく3週目の土曜日。僕は、きのうの午後(3週目の月曜、2時の上映で、ようやく見ることができた。(0巻もカードセットももらえた)
映画がイベントであるのはいいことだが、こんなにも、ただ見るだけのことで、大変な思いをするなんて、驚きだ。劇場(梅田ブルク7)は冬休みということもあって、中高生が中心で、当然満席だった。親子連れが思ったよりも少ない。お子様映画の客層より年齢層が高く、子どもから大人まで、幅も広い。今までのワンピース劇場版とは、客層からして違う。
映画自体は、驚くほどではない。作品の完成度も、従来のレベルから一気に上がったとは思わない。話もいつもとそんなには変わらない。竹中直人演じる金獅子のシキがとてつもない化け物で、とてもルフィたちには立ち向かえない、とは思えない。最初は完全にやられるが最後には勝つ、といういつものパターン。
冒頭のモンスタ-・バトルはスピード感があって面白かったが、話の核心に入ると、テンポは落ちる。もう少しお話自体に仕掛けが欲しい。ちょっとこれでは単調すぎる。バトルシーンも長い。
0巻で描かれた20年前のお話はかなりおもしろかったのだが、映画はどうしてあのプレ・エピソードを取り込めなかったのか。まぁ、それをしたなら2時間以上の長尺のなることは必至で、セールス上それは不可能だったのか。シキのバック・ボーンが映画では充分に描かれてないから、その凄さがわからないのだ。
気合の入った大作仕立ての10周年記念映画なのはわかるが、せっかくなのだから、もう少し映画ならではの取り組みが欲しかった。まぁ、ファンにとってはこれでも充分満足のいく作品なのかもしれないが。
うちの娘は公開初日に行ったら、朝早く行ったのに、もう全日のチケットが完売だったらしい。その後も、先売券を買うために列ができるありさま。見たくてもなかなか映画館に入れないだなんて、冗談みたいな話を聞く。現に僕も娘に頼まれて0巻を貰うため平日の夜仕事を終えてから劇場に行ったのに、レイトショーすら完売だった。(封切2週目の木曜日の6時半の話だ) 娘たちはようやく3週目の土曜日。僕は、きのうの午後(3週目の月曜、2時の上映で、ようやく見ることができた。(0巻もカードセットももらえた)
映画がイベントであるのはいいことだが、こんなにも、ただ見るだけのことで、大変な思いをするなんて、驚きだ。劇場(梅田ブルク7)は冬休みということもあって、中高生が中心で、当然満席だった。親子連れが思ったよりも少ない。お子様映画の客層より年齢層が高く、子どもから大人まで、幅も広い。今までのワンピース劇場版とは、客層からして違う。
映画自体は、驚くほどではない。作品の完成度も、従来のレベルから一気に上がったとは思わない。話もいつもとそんなには変わらない。竹中直人演じる金獅子のシキがとてつもない化け物で、とてもルフィたちには立ち向かえない、とは思えない。最初は完全にやられるが最後には勝つ、といういつものパターン。
冒頭のモンスタ-・バトルはスピード感があって面白かったが、話の核心に入ると、テンポは落ちる。もう少しお話自体に仕掛けが欲しい。ちょっとこれでは単調すぎる。バトルシーンも長い。
0巻で描かれた20年前のお話はかなりおもしろかったのだが、映画はどうしてあのプレ・エピソードを取り込めなかったのか。まぁ、それをしたなら2時間以上の長尺のなることは必至で、セールス上それは不可能だったのか。シキのバック・ボーンが映画では充分に描かれてないから、その凄さがわからないのだ。
気合の入った大作仕立ての10周年記念映画なのはわかるが、せっかくなのだから、もう少し映画ならではの取り組みが欲しかった。まぁ、ファンにとってはこれでも充分満足のいく作品なのかもしれないが。