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31組×15分の演劇祭。しかも入場無料のお役所企画。地域文化芸術振興プラン推進事業とチラシには書かれてある。まぁ、そんなことはどうでもいい。要は面白いか否か、だ。僕が見れたのはDプロの6団体6本のみだが、進行のテンポがよくて、気持よく見れた。各団体の間が長かったら、待ち時間で参ってしまうのだが、実にスムーズにさくさく展開し、あっという間に6本が終わった。
1作品15分の後、最大5分くらいしか休憩はない。舞台転換は実に早い。まぁ、装置はほとんどなにもないが、それでも終了後の2,3分には次が始まるのに驚いた。進行はタイムテーブルよりも早いくらいである。1本が15分前後なので、たとえつまらなくてもすぐに終わるのもいい。
僕が見た6本は初めて見る団体がほとんどで、それも楽しみだった。ただし、SMPは宮川サキさんによる2人芝居で、全く初めての人ではなく、なんだぁ、と思う。でも、宮川さんなら大丈夫、だなんて。何を安心するのやら。でも、このユニットとして彼女を見るのは初めてだから、まぁ、新鮮な気分で見れないこともない。正直言うと、この作品を含む最初の4団体は、あまり面白くなかった。
2団体が、おしめしてるし、ユニット美人はブルマだし、そういうのもなんか苦手。つまらないとは言わないが。
1本15分という上演時間は難しい。その微妙な長さをそれぞれが持て余している。正直言うと、コントに毛が生えたようなものでお茶を濁しているのなら、やめた方がいい。せっかく参加するのなら、本気でこの時間と格闘して欲しい。
この企画自体は小劇場のショーケースの域を出ない。まぁ、それこそがこの企画の狙いなのかも知れないが。これは各団体の紹介で、こんなにもたくさんの劇団が活躍してるんです、ということを伝えるためだけのイベントなら、これはこれで成功している。彼らが自分たちのよさをしっかりアピールし、これが今後の活動の助けになるのなら、悪くはない。だが、こういう一過性のお祭り騒ぎはあまり乗り切れない気がした。ただし、御堂会館の大きな舞台で見る『かのうとおっさん』とか、『オパンポン創造社』とかには、少しそそられる。でも、残念ながらどちらも見れなかったが。
僕が見たこのプログラムの白眉は、最後の、青年団演出部による、65秒間しか行き来出来ないタイムマシンの話であろう。この静かなドタバタは、なかなか笑える。中学生男子のバカバカしい純情が、おっさんたちによって演じられるのに、違和感がないし、あざとくならない。それどころかなんだか初々しいくらいだ。舞台を上手から下手へと、走りまわる古典的な演出だが、それがなんとも素朴で味がある。演出は西村和宏さん。この人の長編をぜひ見てみたい。
当然だが、売込隊ビームは、こういう不条理短編は得意だから、安心して見れる。15分なのに、4話からなるショートショート。宮都謹次さんと山田かつろうさんによる2人芝居。あざとい展開だがスマートにまとめた。6本見終えると、おもしろかったのは、結局この2本になるなんて、なんだかあまり実りがない時間だ。
1作品15分の後、最大5分くらいしか休憩はない。舞台転換は実に早い。まぁ、装置はほとんどなにもないが、それでも終了後の2,3分には次が始まるのに驚いた。進行はタイムテーブルよりも早いくらいである。1本が15分前後なので、たとえつまらなくてもすぐに終わるのもいい。
僕が見た6本は初めて見る団体がほとんどで、それも楽しみだった。ただし、SMPは宮川サキさんによる2人芝居で、全く初めての人ではなく、なんだぁ、と思う。でも、宮川さんなら大丈夫、だなんて。何を安心するのやら。でも、このユニットとして彼女を見るのは初めてだから、まぁ、新鮮な気分で見れないこともない。正直言うと、この作品を含む最初の4団体は、あまり面白くなかった。
2団体が、おしめしてるし、ユニット美人はブルマだし、そういうのもなんか苦手。つまらないとは言わないが。
1本15分という上演時間は難しい。その微妙な長さをそれぞれが持て余している。正直言うと、コントに毛が生えたようなものでお茶を濁しているのなら、やめた方がいい。せっかく参加するのなら、本気でこの時間と格闘して欲しい。
この企画自体は小劇場のショーケースの域を出ない。まぁ、それこそがこの企画の狙いなのかも知れないが。これは各団体の紹介で、こんなにもたくさんの劇団が活躍してるんです、ということを伝えるためだけのイベントなら、これはこれで成功している。彼らが自分たちのよさをしっかりアピールし、これが今後の活動の助けになるのなら、悪くはない。だが、こういう一過性のお祭り騒ぎはあまり乗り切れない気がした。ただし、御堂会館の大きな舞台で見る『かのうとおっさん』とか、『オパンポン創造社』とかには、少しそそられる。でも、残念ながらどちらも見れなかったが。
僕が見たこのプログラムの白眉は、最後の、青年団演出部による、65秒間しか行き来出来ないタイムマシンの話であろう。この静かなドタバタは、なかなか笑える。中学生男子のバカバカしい純情が、おっさんたちによって演じられるのに、違和感がないし、あざとくならない。それどころかなんだか初々しいくらいだ。舞台を上手から下手へと、走りまわる古典的な演出だが、それがなんとも素朴で味がある。演出は西村和宏さん。この人の長編をぜひ見てみたい。
当然だが、売込隊ビームは、こういう不条理短編は得意だから、安心して見れる。15分なのに、4話からなるショートショート。宮都謹次さんと山田かつろうさんによる2人芝居。あざとい展開だがスマートにまとめた。6本見終えると、おもしろかったのは、結局この2本になるなんて、なんだかあまり実りがない時間だ。