イタンキ浜に清々しい潮風がゆるやかに流れる。これから季節が進むと、一帯では海浜植物の花々が
咲き誇ります。毎年恒例、花のシーズンの1番バッターのハマエンドウが花を咲かせ始めました。
※イタンキ浜の後方には、海抜80mから100mを越す凝灰岩の断崖絶壁がそそり立っています。遠方
に見える半島状の場所はトッカリショ。一帯は市内はもとより道内を代表する風光明媚な景勝地です。
ハマエンドウが濃紫色の花を咲かせています。例年に比べて早い開花、花名の由来は、浜辺に自生し
エンドウマメに似ている事から。ハマエンドウの花が咲くと、浜は初夏の季節へと移り始めます。
潮騒を打ち消すように ヒバリの囀りが響き渡る。浜の後方に広がる海岸段丘に広がる草原は、ヒバリ
の生息地です。人に慣れているのか、至近距離まで近寄っても飛び立たずにカメラの被写体になってくれ
る親しみを感じる野鳥です。 浜辺より一段高い散策路沿いの砂地で、ハマハタザオも花を満開に咲かせています。ハマハタザオは、
海岸付近に自生するアブラナ科の多年草。間もなくすると、浜に初夏が訪れる事を知らせてくれる海浜植
物です。