「エンルムマリーナ室蘭」の海側に立つと、目の前に 港の入口に浮かぶ大黒島を前景に対岸の景
観が広がります。
エンルムマリーナは、陸に約140隻、海上に50隻ほどのプ レジャーボートのキープハーバーです。
さらに、センターハウス内には、港湾研修設備や海洋関連の展示ルームが備わっています。
ロビーに一歩足を踏み入れると、小型ヨットのモニュメントが出迎えてくれる。一挙に、海洋施設の
中に導かれたような雰囲気になります。
※、センターハウス内の展示室では、「世界の貝殻展」が開催されています。
陳列ケース内には、数えきれないほどの国内各地は元より世界各国から集められた貴重な貝殻
や、珍しい貝殻が展示されています。その中で、特に興味を抱いた貝殻です。
「天使の翼」は、貝殻の表面に精巧な彫刻を施したような美しい模様が特徴的。英名でも「Angel
wing」と呼ばれるアメリカの南部からブラジルの海域で生息する貝です。
ヒオウギガイ(緋扇貝)は、房総半島から沖縄方面の海域に生息している貝です。本州方面の方々
は見慣れているかと思いますが、道内では全く見かけない貝です。このように、同じ個体でありながら
色彩の豊かさに目を見張ります。
クレナイガンゼキボラ貝。立体的な突起に包まれ白色の外殻と、光沢のある淡いさくら色の殻口が
とても美しい貝です。貝のコレクターではありませんが手に入れたくなる貝です。生息地は、北アメリカ
~中南米の太平洋側の海域です。
※ 名札には、コセンジュガイと表記されていますが、後方の名札に書かれている貝名クレナイガンゼ
キボラとして記事を投稿しています。
リュキュウアオイガイ(琉球葵貝)。薄黄色のハート形の愛らしい貝ですが、貝の名前にアオイガイ
と付いているのは、葵の葉を連想させる事からのようです。
この貝を一目見た時・・・、生地に卵黄とバターをたっぷり練り込み焼き上げた洋菓子のように見えて
しまいました。
センターハウスの2階からの眺望です。今日も朝から霧雨が降り続く。間もなくしますと当地を含む
北海道の南西部の地域では、本州方面に停滞します梅雨前線の影響を受けます。結果、本州方面の
梅雨とは異なりますが、似たような天候の「蝦夷梅雨」の季節が訪れて来ます。