グリーンフォレスト (歳時日記)

近隣の自然が織りなす、春夏秋冬の風景
と庭で育てる草花の今を発信しています。
 

地球岬の散策路に咲く山野草

2015年05月01日 | 室蘭・四季の野花&花木



 地球岬の前方には、太平洋や噴火湾の大海原が広がる。一方、海面からそそり立つ110mほどの断崖
の上には、白亜の地球岬灯台が佇んでいます。
岬からの景観は、「日本の灯台50選」や「北海道の自然100選」。さらに、「あなたが選ぶ北海道の景勝地」
などに選ばれている。市内は元より、道内や全国的に名を馳せる景勝地です。




 灯台の後方147mの高さに、海に迫り出すように展望台が設置されている。展望台に立つ眼下には、
 崖の上に佇む地球岬灯台とエメラルドグリーの海面を見下ろす。一方、遥か遠くに目を向けると、水平線が
 弧を描くように横に長く広がります。


 


 展望台から陸側の眺望です。駐車場の後方、直線距離で2Kmほど離れた場所には、室蘭港や市街地が
広がっています。






 展望台の駐車場の直ぐ西側、広大な自然林の中に「地球岬緑地散策路」があります。数々の山野草や、
多くの野鳥に出逢えるフィールドです。









 散策路の両側には多くの山野草が自生しています。今の時期は、ニリンソウ(二輪草)が道の両側を縁取
るように咲き誇っています。









 ニリンソウの草名の由来は、茎の先端から2本の花茎を伸ばし花を咲かせる事からです。純白で小振りな
花は可憐そのままです。




 花びらの一部分を淡い桃色に色付かせたニリンソウです。



 純白な花を咲かせるニリンソウの群落の中で、株数は僅かですが、ミドリニリンソウが花を咲かせています。






 散策路の傍の土手で、フチゲオオバキスミレが花の盛りを迎えています。地球岬はフチゲオオバキスミレ
の自生地です。葉の大きさや花色は、
身近に見るスミレとは著しく異なります。









 散策路沿いの土手で、ヒトリシズカ(一人静)が花を咲かせています。花は地味ですが、深緑色の艶やか
な葉の方が目に止まる山野草です。






  スミレサイシン(菫細辛)は、国内に自生するスミレの仲間では、最も大きな花や葉を付けるスミレです。






 市内で、在来種のタンポポが自生している場所は数ヶ所。草名に少々確信が持てませんが、道脇で花を
咲かせるエゾタンポポです。










 エンレイソウ(延齢草)が、ニリンソウの群生の中で独創的な花を咲かせています。花が咲くまで、約10年
の歳月を要すると言う。その事からでしょうか、古くから縁起の良い植物とされています。






 南に面した傾斜地で、キジムシロの花が春の陽射しを受けて黄色の輝きを放しています。






 タチボスミレは、群生と言うか大きなまとまりを作り花を咲かせます。野山や道端などで、ごく普通に目にす
るスミレです。






 アオバナキクザキイチゲ(青花菊咲一華)の自生地は市内に数ヶ所あります。その中で、この場所に咲く
青紫色の花は格別です。




 地球岬を後にして、地球岬観光道路を西の方角に向かう。沿道の海側には、海からそそり立つ断崖が連
なっています。




 地球岬を発ち約3Kmほど行くと、地球岬観光道路の終着点の市街地に到達します。



※ 最後まで記事を見て頂き、ありがとうございます。
    当記事の内容は23項目にもおよびました。要点を絞り込む事も考えましたが、思いきって羅列してみま
       した。

コメント (4)
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