グリーンフォレスト (歳時日記)

近隣の自然が織りなす、春夏秋冬の風景
と庭で育てる草花の今を発信しています。
 

野山が萌え立つ季節です

2015年05月05日 | 室蘭の景色

 

 
市の中心地から西の方角に10kmほど離れた郊外、陣屋新橋からの眺望です。エゾヤマザクラ・
イタヤ
カエデ・キタコブシなどの花と、芽ぶき始めた落葉樹の薄緑、さらに針葉樹の深緑色などが織り成す春紅葉
の光景です。







 橋の前方で脇道に逸れて、坂道を下ると谷川沿いに360戸の家々が佇む小さな町、陣屋町にたどり着く。





 陣屋町の町名の由来は、この地に江戸時代の末期、幕府の命により沿岸警備を担った南部藩の陣屋跡
がある事からです。
昭和9年からは、「東蝦夷地南部藩モロエラン陣屋跡」として国が定める史跡として保存
管理されています。



 史跡の周囲は、土塁が巡らされています。更に、土塁の縁には当時藩士たちによって植えられた杉の大
木が鬱蒼と生い茂る。林床や土塁の中では、ニリンソウが群生をなして
可憐な花を咲かせています。




 


 オオバナエンレイソウ(大花延齢草)が純白な花を咲かせています。大群落地ではありませんが、数株が
固まるように自生しています。エンレイソウは、発芽してから花が咲くまでは10年ほど。さらに、寿命も50年
以上と驚くような長寿植物です。







 道路脇のエゾヤマザクラが満開に花を咲かせています。他の場所では花を散らし始めていますが、この
 場所のサクラは奥手。今、見頃を迎えています。さらに、どこの桜の木よりも美しい薄紅色の花を咲かせて
 います。

コメント (4)
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