当地では、5月の中旬を迎えますと、庭の花々が一斉に咲き始めます。今、咲いている主な花々のです。
ミヤマオダマキ(深山苧環)が、青紫色の独創的な花をうつむき加減に花を咲かせています。中央の筒状の
部分が花です。花弁のように見える部分は萼。ミヤマオダマキは、本州の中部以北の高山の礫地に生える
多年草です。
株が見えなくなるほど、ウメザキシバザクラが花を咲かせています。特別に手を加えなくても、毎年この時
期になると、淡い紅色の花を見せてくれます。
ウメザキシバザクラ(クラッカージャック)は、シバサクラの近縁種。濃紅色の花を密にけますが、雨にあたる
と花色が抜けやすいのが少々欠点です。 アラビスプロクレンスが、細くしなやかな茎に、純白の小花を付けて咲く姿は清々しさを感じます。生育は
旺盛で丈夫。花の後もマット状に地を這うように広がる株は、草丈が低くグランドカバーに最適です。
当地の冬はマイナス10℃を越す日もありますが、雪の下で緑色の葉を茂らせ、冬を越す寒さにとても強い
多年草です。
カッコウソウ(勝紅草)。園芸家の方からいただき、育て始めてから10数年が経過しました。毎年、茎先に
紅紫色の3cmほどの花を輪状に咲かせます。
イワカラクサ(岩唐草)の正式名は、エリヌス・アルピヌス。先日から、1センチにも満たない小さな赤紫色
の花を咲かせています。
流通名から受けるイメージでは、和種の植物のように思いますが、原種はヨーロッパの高山の岩場などに
自生する多年草です。 このイワカラクサは、冬の間は屋内で鉢植え栽培。露地植えの株に比べ一週間ほど
早い開花です。
ヒダカミセバヤ(日高見せばや)の葉は多肉質で白緑色。夏になると、赤紫色の星型の小花を咲かせます。
春の新葉、夏は花、秋には葉を紅葉させます。庭の片隅で、一年を通して目を楽しませてくれる宿根草です。
木瓜も今が花の最盛期です。元々は温暖な土地で植栽される花木、道内では当地を含む道南が露地で
の栽培の北限かと思います。
プリムラ・ベリスは、黄色の花の中央に薄オレンジ色の絞り模様が入る可憐なプリムラです。我が家では、
3数種類のプリムラを育ています。最初にジュリアン、次にポリアンサ、さらに、気温が上昇してからベリスが
花を咲かせます。