発達した低気圧が当地をかすめるように通過。猛烈な風と短い時間にまとまった雪を降らせ
る。今の時季、恒例の春の嵐の襲来でしたが、それにしても近年の天候の激変には驚かされる。
特に昨晩は、猛烈な風が吹き荒れる。時折、風の音で目が覚めるほど。朝のテレビのニュース
で、最大瞬間風速が34.3メートルだった事を知る。3月の観測史上、46年ぶりの更新でした。
この時季、特有の水分をタップリ含んだ湿り雪。冬枯れの木々の幹枝に雪を張り付かせまし
た。おそらく、この冬のドカ雪はこれが最終。
当地の今の陽気は、早春賦の歌いだしの一節 『春は名のみの風の寒さや』そのままです。
これでも、今シーズンは平年に比べて平均気温が高く、暖かな冬となっています。さらに、地方
気象台の発表では、週末ごろから気温が高めとの予報。今回の春先の嵐も、このような特異な
気象が大きく影響しているのかと思います。
天候が回復する直前、室蘭の市街地から僅かに離れた幹線道路。猛烈な吹雪で、視界不良
のホワイトオウト状態となりました。道路標識は道央自動車道の通行止めの知らせです。