今日は、朝から気温が上昇。気象台の発表では、4月上旬並みの暖かさ。陽気に誘われて、
久しぶりに絵鞆岬の展望台の上に立つ。遠方の景色は霞んでいましたが、活火山の有珠山や
羊蹄山。さらに、噴火湾を隔てた対岸に君臨する駒ヶ岳の雄飛が目の前に広がる。一帯は、室
蘭八景の一つ、市内を代表する景勝地です。
早春の風物詩、ウニ漁が始まりました。展望台の前面の海域は岩礁地帯。ウニの餌となる、
ワカメなどの海藻類が豊富な良漁場です。
ウニ漁は資源の保護から、時期は元より採集時間・量などの厳しい規制がかかっています。
採集の方法は、一人で小舟に乗り、巧みな足さばきで操船。箱メガネで海底を覗きながら長い
柄の先に付けたタモ網で、ウニをすくい上げます。ウニ漁は熟練を要する漁法です。
採集しているのは エゾバフンウニ。身は、見ただけで味覚が伝わってくるオレンジ色。さらに、
濃厚な味わいが特徴的なウニの中のウニです。
展望台の直下の海面で、コクガンが羽を休めています。潜りは、あまり得意のようには見え
ませんが餌は海藻などが好物。主に、海を生活の場としている渡り鳥です。
撮影角度からも、お分かりかと思いますが展望台の真下の磯。突如、飛来してきたアオサギ
です。獲物を見つけたのでしょうか、抜き足、差し足、忍び足です。一方、下の画像は飛び立とう
としているのではありません。足を滑らせ、懸命に羽根を広げバランスをとるアオサギです。