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お菓子を焼くこと、映画を観ること、猫!
好きなことについて書いています。

Spectre 観て来ました。

2016-01-07 | 映画/ドラマ
昨年上映が始まった時から観たい、観たい!と思っていました。
やっと観て来ました。
(Daniel Craig以前の007については映画館で観た、観たいと思った覚えなし!)

感想は・・・
むーーー、期待しすぎたわ・・・・
デシタ。
前回の Skyfall が良かったから今回も!と気持ち入れすぎたのが敗因ね(自分に言い聞かせている…)

Daniel Craigの007シリーズのオープニングシーンはいつもエクサイティングでお見事!
ぐいぐい引き込まれます。
Casino Royale ではフリーランニング。
Quantum of Solace ではカーチェイス。
Skyafall ではオートバイで屋根伝いの追跡。
そして今回の Spectre ではメキシコの「死者の日」のパレード。
オープニングシーンは良かったのよねぇ。

その後のこれでもかっ!の爆破シーンやカーチェイスや格闘シーンでは「もう分かったからストーリーを展開させてくれーーー!」と思いましたダ。

ボンドガールとの絡みは「え?彼女若すぎない?」とツメタイ目で見ちゃいました。
二人の恋愛感情/情熱なんかこれっぽっちも伝わってこないけど? 
一旦そう思うともうこの部分には気持ちが入らない。
ボンドの恋愛は放っておくことにしましたわ。
(すると辻褄が合わない箇所が多々出てきちゃうけどしょーがない)
ここら辺がガッカリのポイントのひとつでもあるかな?

唯一良かったのはQ。

Ben Whishaw の Q はイイね~
いかにもオタクっぽい風貌もさることながらセリフの言い方もイイね~。

今回の映画で覚えている面白いセリフは

Qの研究所(?)では Skyfall でぶっ壊れたアストン・マーティンが修理中。
ハンドルだけが無事で他は完全にポンコツになったこの車のことで Q が
I thought I told you to bring it back in one piece not bring back one piece.
と言って自分のジョークに笑っちゃうシーン。
(Q ちゃん、大丈夫よ、ワタクシもウケマシタからね♪)
(ハンドルだけ)ひとつの部品を返してと言ったんじゃなくて、アストン・マーティンを無傷で返してよと言ったと思うんだけど?

piece には一個、一本、一切れなどの意味があります。
one piece は(かろうじて無傷だった)ハンドルを指しています。
in one piece は「無事に」「無傷で」の意味です。
piece という単語で遊んでいるわけです。

情報一極集中を目論む C が最初の会議で賛成が得られなかった時のセリフ。
Rome is not built in one day. One and a half, maybe.
ローマは一日にして成らず、を引用。
「一日じゃ無理でも、一日半あれば(全員の賛成が得られるだろ)」と言ってます。 
自信の程がうかがます。

悪者オーベルハウザーのセリフ。
The Kartenhoff, the oldest in human possession. The very meteorite which made this crater. Think about it: so many years up there - alone, silent - building momentum until it chose to make its mark on Earth... a huge unstoppable force.
このクレーターを作った隕石だ。 考えてみろ。
長い間静寂の中、ひとりきりで地球に跡を付けるその時が来るまで力を蓄えていたんだ。
巨大な(誰にも)止めることの出来ない力を。
make one's mark には「有名になる」「成功する」の意味もあります。

隕石の話だけど、自分のことを重ねてますよね。
これに対するボンドのセリフが
Except it did stop, didn't it? Right here.
だが、止まった、そうだろ。まさに此処でね。
did は stop を強調しています。

隕石がここで止まったように、お前も止まる、つまりボンドが「自分がお前を此処で止めるんだ」と言ってるんですよね。

他にも面白いシーンも美しいシーンもあったんですけどね。
エンターテインメントに徹してるといえばそうなんですけどね。
「けどね」ばっかり・・・


Daniel Craigの007シリーズに順位をつけると。。。
1. Casino Royale (二位を大きく引き離して)
2. Skyfall
3. Spectre
4. Quantum of Solace(内容ほとんど覚えてない…

なにやら不満は残るものの、観て良かった←な~んだぁ

映画のセリフ:chip on one's shoulder: Kingsman, Casino Royale

2015-10-16 | 映画/ドラマ
Kingsman 観て来ましたのコメント欄でsindbadさんが質問してくださったのが嬉しくてもう少し書きたくなりました。

chip on one's shoulder ですが、コンプレックスを抱いている人のことを差す事が多いでしょうか?
たとえば・・・
He has got a chip on his shoulder.
と言うと、その人はなにか自分が劣っている気がしてそれを隠す・埋め合わせるために常に身構えている(文句があるなら言ってみろよ、みたいな)感じでしょうか?

Kingsman では、それぞれの現職エージェントが新人を一人ずつ推薦することになってハリー以外のエージェントは、public school出身(所謂エリート?)を推すのですが、ハリーは職にも就けず警察の厄介になるようなエグジーを連れて来ます。

話し方からして違う(イギリスでは話し方や使う語彙で出身が分かったりします)エリートの中で、エグジーは「自分だけ不当に扱われている」と感じるのですね。

で、教育係のマーリンがYou need to take that chip off your shoulder.
「お前のその肩に乗ってるチップを捨てろ」と注意する/諭すのでした。
太字の部分は has got の反対といいましょうか、(乗っかってるチップを)取り除く/取り外すの意味ですね。

Casino Royale でも聞きました。

初対面の James Bond と Vesper がお互いの品定めをしあう丁々発止のやりとりの中でした。
まずBondがVesperのことを辛らつに分析します。
その後、Vesperの反撃!
by the cut of your suit, you went to Oxford or wherever. Naturally you think human beings dress like that. But you wear it with such disdain, my guess is you didn't come from money, and your school friends never let you forget it. Which means that you were at that school by the grace of someone else's charity: hence that chip on your shoulder.
そのスーツの仕立から判断するとあなたはオックスフォードかどこかに行ったんでしょう。 当然あなたは「人間」はそういう服装をすべきだと思ってる。
でもあなたは(自分が好んでそうしているのではなく)いやいや着ているわね。(disdainに侮蔑の意味あり)
裕福なお家の出ではないと思うわ。
で、学友たちはその事を(あなたが自分たちの一員ではないと)しょっちゅう思い出させたんでしょ。
つまり、あなたは誰かの慈善でその学校に行かせて貰ったってことよね。
そういうわけであなたは・・・なのよ。

この・・・に入る単語は、不満、不当な扱いを受けているから感じる怒り、劣等感、その劣等感を隠すため突っ張る、などいろいろ考えられますよね。

日本語に直訳しにくい慣用句ですわ。

airs and graces 上品ぶった態度、気取った[お高くとまった]態度
なんて表現もあります。
He was always putting on airs and graces.
と、これも put on を使います。

Casino Royale のセリフはかなりwitty(機知に富んだ・軽妙な) です。
(印象に残るセリフは覚えているものですねー。)
スーツというか仕立て関連のセリフをもうひとつ。
カジノのテーブルに赴くBondが着替える場面。

James Bond: I have a dinner jacket.
ディナージャケットならあるよ。
と言うBondに別のジャケット(こっちを着るようにと)を持ったVesperが言います。
Vesper Lynd: There are dinner jackets and dinner jackets; this is the latter. And I need you looking like a man who belongs at that table.
ディナージャケットってものとディナージャケットってものがあるのよ。(ディナージャケットにも色々ある)
(あなたのはただのディナージャケットで)こっちは後者(仕立ての良いディナージャケット)なの。
あなたにはこのテーブルに相応しい(very best ってことですネ)服装をしてもらわないと。
(って日本語にするとニュアンスが変わってしまう…日本語の能力のなさが悲しい)

差し出されたジャケットを着てみてBondが言います。
James Bond: How?... It's tailored.
どうやって? これは注文仕立て(あつらえ)じゃないか。
Vesper Lynd: I sized you up the moment we met.

初めて会ったときにサイズアップしたのよ。
size up は寸法を測る(ここではジャケットを仕立てるための寸法)という意味ですが、size 人 up となると上の意味が転じて、その人を評価(品定め)するというニュアンスがあります。

日本語に約すと原文の面白さが損なわれちゃってとても残念です。←自分の力量は棚に上げる (^^;)。。。

映画は、英語を学ぼうと思う人にとって良い教材です。

映画で英語を覚えたじぇれまいあ、自信持っておススメします!

****
ここ11 Common American Phrases with Intriguing Origins という面白い記事があります。
sindbadさん、見てみてくださいな♪
いえ!ご興味おありの皆様も見てくださいな。

Kingsman 観て来ました。

2015-10-09 | 映画/ドラマ
ミステリチャンネルで流れていたトレーラーを偶然見た。
え? Colin Firth がスパイ(アクション)映画?
それだけでも驚きなんだけど、トレーラーのシーンが可笑しい。
銃撃されて傘で防衛してる!!!
コメディなんだぁ~♪ 
Colin Firthが見られればそれで十分!と、敢えて情報なしで観に行きました。
コメディではありませんでした。
が!
笑いましたーーー!

アクションシーンが痛快です。
Colin Firthは何を着ても(池に飛び込んでずぶ濡れになっても、否、その方がステ…ムニャムニャ…)素敵ですがスーツ姿はまた格別 
多分このスーツ、とーっても高価なんでしょうけれど着こなしてます。
英国紳士そのものですねぇ。ホレボレ。。。
Colin扮するHarry Hartのせりふ。
I've had a rather emotional day, so whatever your beef with Eggsy is - and I'm sure it's well founded - I'd appreciate it enormously if you could just leave us in peace, until I can finish this lovely pint of Guinness.
「静かに飲ませてくれ。」と言えば済むところを、このように丁寧な言い回しをするのは次のシーンで喧嘩を売るチンピラ?にいうセリフにつなげるため。
"Manners maketh man." Do you know what that means? Then let me teach you a lesson.
マナー(行儀作法)がひとを作る。意味を知っているか?(知らないんだな?)では教えよう。

ここからチンピラ群とColinの楽しいアクション炸裂。 
ウケマシター♪

(出てると知らなかったのでとっても嬉しかった)Mark Strong 扮するMerlinがエグジーに
You need to take that chip off your shoulder.
と言います。
chip on one's shoulder:けんか腰、不満、不満の原因◆【語源】昔、肩の上に木片(chip)をおいて「これを落としてみろ」と相手にけんかをふっかけたことから。(英辞朗 on the Webより)
ですが、映画のあのシーンでは不満というより上流階級出身の候補生の中にひとりだけ違う自分、と感じているエグジーに「劣等感を捨てろ/克服しろ」のニュアンスだったように思います。
(映画観た方、どう感じられたか教えていただけると嬉しいです)
貴族なのかと思わされていた Arthor の最後のセリフが「おいおい!それって思いっきり下流階級の話し方!」と笑わせられたり。。。

悪役のSamuel L. Jackson 良かったです。
s を th に発音してました。
例えばI'm sorryI'm thorryに聞こえるといった具合。
 
観終わった感想は「あー痛快!面白かったぁ~~!」でした。

トレーラーを貼っておきます♪


The Best Exotic Marigold Hotel

2014-04-08 | 映画/ドラマ
up-lifting な映画があります。 ワタクシの中では Mamma MiaやPriscillaがそれです。
feel-good な映画があります。この映画がそれでした!

キャストが超!豪華!! というか、Judi Dench, Tom Wilkinson, Bill Nighy, Maggie Smith, Ronald Pickupと、ワタクシの大好物大好きな俳優が勢揃いしてるんですよ。
えまっちからのプレゼントのひとつ。嬉しいーーーっ

“神秘の国インドの高級リゾート・ホテルで、穏やかで心地よい日々を”――そんな謳い文句に惹かれ、マリーゴールド・ホテルの高齢者向け長期滞在プランに申し込んだイギリス人の男女7人。亡くなった夫の残した負債を返済するため家を売り払い、インドでの一人暮らしを決意したイヴリン(ジュディ・デンチ)、退職後、国内に家を買うつもりが予算の都合でインドを選んだ夫婦ダグラス(ビル・ナイ)とジーン(ペネロープ・ウィルトン)、突然判事を辞めたグレアム(トム・ウィルキンソン)など、7人の抱える事情は様々。そんな中、期待に胸を膨らませてインドに降り立った彼らだったが、ようやく辿り着いた目的地で待っていたのは、将来は“高級ホテルになる予定”という廃墟同然のボロ・ホテルと、やる気だけは人一倍の若き支配人ソニー(デヴ・パテル)だった。(allcinemaより)

Judi Dench が演じるEvelyn がブログにこう書きます。
Can there be anywhere else in the world that is such an assault on the senses? Those who know the country of old just go about their business. But nothing can prepare the uninitiated for this riot of noise and color. For the heat, the motion; the perpetual teeming crowds.
世界のどこにこれほどまで感覚を攻撃する場所があるでしょう?
 
assault は〔激しい〕肉体的[言葉による]暴力[攻撃]という意味ですが、この場合まさにピッタリの単語だと思います。
音、色、熱/高温、動きが riot(暴動、奔出、爆発) と表現していますね。
 
インドですもんねー。assaultやriotは不穏な単語ですが、イギリスで生活していたEvelynにとっては、まさに『an assault on the senses』でしょうとも! でも決してネガティブな意味で書いているわけではないことはEvelynの生活を見ているとわかります。
新らしい世界に馴染もうとする人と、受け入れられない人が居ます。
イギリスのビスケットとピクルスなしではいられないMaggie Smith演じるMuriel Donnellyとか。。。
すべてにネガティブなDouglasの奥さんとか…(この人はきっとイギリスに居てもネガティブなんだと思うけど)
ユーモアあり、哀愁ありですが、全体としては実に気持ちの良い映画です。
久しぶりに feel-good movie を観た気がします。

せりふも楽しい。

バスの中でDouglas(ビル・ナイ)にスナックをすすめられたMuriel Donnelly(マギー・スミス)…
Douglas Ainslie: Would you like some of this? I believe it's called aloo ka paratha.
Muriel: No, if I can't pronounce it, I don't want to eat it.
「けっこうよ。発音できないものは食べたくないわ!」


Evelynの言葉。
Evelyn: There is no past that we can bring back by longing for it. Only a present that builds and creates itself as the past withdraws.
取り戻したいと望んだからといって戻せる過去はない。(じぇれまいあ注:どんなに焦がれても過去にはもどれない、という意味なんだけど英語で表現するとなんか違う雰囲気があるのはなぜ? 日本語だと「過去に戻る」つまり、”自分が動く”んだけど英語だと「bring back」と(自分のところに)”過去を持ってくる”感じがします。面白い。 )
過去が遠くなるとともに構築され造られる現在だけがある。
The person who risks nothing, does nothing. Has nothing.
リスクを冒さない人は何もしない人、何も持っていない人。


Ronald Pickup (わはは、ピックアップにはナンパするの意味あり)扮するNorman Cousins は所謂「おんな好き」。
バーで知り合った女性といよいよ…の日、その女性と知り合うきっかけを作ってくれた Madgeとの会話。

Norman Cousins: This is it.
Madge Hardcastle: You're not worried about the danger of having sex at your age?
「その年でセックスするの心配じゃないの(大丈夫)?」
Norman Cousins: If she dies, she dies.
「彼女が死ぬのならそれまでのことさ」

わははは。Normanのことを心配するMadgeに向かって、自分ではなく「彼女」のことにしちゃってます。
***************
さすがの俳優陣! 上手いですよねー。
Judi Denchって決して美人ではないのに時々めちゃめちゃカッコイイです。
リキシャに乗ってたる姿が素敵でした。
人種差別と偏見のかたまりのMaggie Smithがとっても良かったです!!

Everything will be all right in the end... if it's not all right then it's not yet the end.
最後はすべて上手くいく。今が大丈夫じゃないのなら、それはまだ途中だ(終わりじゃない)から。
hmmmm...I feel good!
そーかー。そーなのね。明日も頑張れるわ!

Skyfall 観て来ました

2012-12-30 | 映画/ドラマ
ダニエル・クレイグの007は好きだっ!
ショーンコネリーやロジャームーアやティモシードルトンやピアースブロスナンのはTVで十分(というより観なくてもヨシっ)。ま、ピアースブロスナンのは彼を見るだけのために観たりもしたけどね

カジノ・ロワイヤルのオープニングはとてもエキサイティングでした! 
スカイフォールの出だしもなかなか! オートバイのシーンがかっこええ~
最初からこんなに飛ばしちゃって大丈夫? これ以上どうやって盛り上げるつもり?と余計な心配をしちまいました。
カジノ・ロワイヤルには及ばなかったけど、それなりに楽しみました。
レイフ・ファインズが出てきたときには『コイツ、きっと悪!』と思い込んでしまいました(悪者上手に演じるんですもん!)
Mとボンドの危機を救った時点でもまだ疑ってた。実は最後まで疑ってました、はい

ヴォルデモートがMになり、数作前にNearly headless NickがQを去りました(ハリー・ポッター観た人しか分からない…デスよね) 

Qと言えば・・・ボンドとQが始めて出会うシーンのやりとり、このあたりの字幕はどうなっていたんでしょう? 読んでなかったのでわかりませんが。。。
英語のまま理解したほうが面白いだろうなと推察します。
IMDbで拾ったセリフ。(拙訳 by じぇれまいあ)

絵の前の椅子に座っている007. 若い男がやって来て横に座り007に話しかける、といった場面。

Q: It always makes me feel a bit melancholy. Grand old war ship. being ignominiously haunted away to scrap... The inevitability of time, don't you think? What do you see?
この絵を見るといつもちょっと物悲しくなるんですよ。 威厳ある戦艦がスクラップにされるかと思うと…。時代が変わるのは必然ですけどね。 あなたは何が見えます?(どう思われます?何を感じます?) 
【ここ、戦艦と(最盛期を過ぎた)007を重ねてると思います。と、なんやら小賢しいことを言ってみる

James Bond: A bloody big ship. Excuse me.
ドでっかい船だ。 
【ここのExcuse me は007が席を立とうとして。】

Q: 007. I'm your new Quartermaster.
007.【このセリフでQのほうでは007を知っていることが分かります】新しいQです。(Quartermasterは補給係みたいな意味でしょうかね?)
James Bond: You must be joking.
じょーだんだろ。
Q: Why, because I'm not wearing a lab coat?
どうして?僕が白衣を着てないから?
【Qは武器開発者、研究室勤務のはずなので白衣を着ているってことでしょう軽い皮肉です、勿論】

James Bond: Because you still have spots.
まだにきびがあるじゃないか(若いじゃないか)
Q: My complexion is hardly relevant.
僕の肌の状態は関係ないでしょ。
James Bond: Your competence is.
Your competence is (relevant) 能力の問題さ。(若いのになにができるっていうんだ?)
Q: Age is no guarantee of efficiency.
年齢は力量の保証にはなりませんよ。
James Bond: And youth is no guarantee of innovation.
若さは革新の保証にはならんだろ。
【上の二つの会話は同じ文型を使ってやりあってます。遊んでますね。】

Q: Well, I'll hazard I can do more damage on my laptop sitting in my pajamas before my first cup of Earl Grey than you can do in a year in the field.
僕は、あなたが現場で一年かかって与えるダメージより、(僕が、起きぬけの)パジャマのまんまでその日一杯目のアールグレイを飲む前にノートパソコンを使ってはるかに大きな破壊を引き起こすことができると思いますけどね。
【直訳するとへんな日本語! これを平たくすると…
僕は、あなたが現場で一年かかって与えるダメージより大きな破壊を引き起こすことができると思いますよ。(それも)起きぬけのパジャマのままその日一杯目のアールグレイを飲む前にノートパソコンを使うだけでね。って感じでしょうか?
in my pajamas before my first cup of Earl Greyの Earl Grey 、「(ただの紅茶じゃなくて)アールグレイ飲むんだ」がQがトレンディーでイマドキの若者(ベテラン、というか最盛期を過ぎた007と比較して)って印象を受けます。
before my first cup of tea...「朝飯前」に通じるものがありますわね(^^)】

James Bond: Oh, so why do you need me?
じゃ、なんで私が必要なんだ?(要らないだろ?)
Q: Every now and then a trigger has to be pulled.
時には引き金が引かれなくちゃいけないこともあるからですよ。(時にはコロシをする人が必要)
James Bond: Or not pulled. It's hard to know which in your pajamas. Q.
撃ってはいけないときもあるさ。 パジャマのまんまじゃ(現場にいなければの意味でしょう)判断するのは難しいだろ? (よろしくな)Q
Q: 007.
(こちらこそよろしく)007
【最後の「Q」と、「007」は単語だけですが、「よろしく」みたいな意味あいです】

と、お互いを探り合うこういうやり取りの後、認め合う(というか自己紹介終わり?)ボンドとQなのでした。チャンチャン。

Every now and then a trigger has to be pulled.
Or not pulled.

ここは受動態になってます。 能動態にすると主語が必要です。
Every now and then you must/have to shoot/kill a person. となります。
Youはつまり007で、Qはそういうことが言える立場にありません(武器開発係りですもんね。)

英語を話すときにはなるべく能動態を使うようにと習いました(責任の所在をハッキリさせる意味もあり)が、受動態でしか表せない場合もあるんですよね。

映画は英語の練習にはもってこい!の教材です。(映画で英語を覚えたじぇれまいあの断言!)