運動会のたびにクアトロの父も小さい頃は足が速かったという自慢話をしてしまう。
たしかに早い時期もあり運動会では一等賞のハンコが押された帳面(ノートのことだ)を何冊ももらったことがある。
そして話は次第に大きくなり、運動会ではいつもヒーローだったような話になっていく。
しかし息子の幼稚園や小学校の運動会に父兄として出て、転んだり足がもつれたりしているのを見られているので、息子たちにはもう自慢話は効かないようで、話はこのところは大きくならない。
つぎに孫たちにクアトロの父の運動会の話をするときは、オリンピック候補だったくらいの話になっているかもしれない。
今日のクアトロのおすすめは、真ダラの昆布〆やメカジキのカツレツなどである。
それらの美味しさはクアトロの父の運動会の話のように次第に伝説となっていくのだろうか。
オリンピック候補の美味しさとは云わないが、一等賞のハンコが押される美味しさではある。