ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

ワイン道を究める その五

2012年12月12日 | ワインの話

Photo ことごとく、道を究めたくなるのは日本人のサガであろうか。
年末になり、ワインを飲む機会も増える。
そこで、ワイン道を究めたいと思う方々に、レストランでのワインの作法を伝授しよう。
とくにレストランでのワインのテイスティングこそ、ワイン道を究めるものの腕の見せ所である。
その所作を習得し、いよいよ味見の感想を述べる佳境に突入する。
「うむ、これは森の中を彷徨っていると、どこからかトリュフのよい香りがしてきて・・・」などと、述べたいところだが、ワイン道を究めるものは、さらに言葉を短縮することこそ、優雅である。
「結構ですよ」
この一言だ。
ただし、ワイン道を究めるものは、ワインの温度には厳格でなくてはならない。
赤ワインの高級なものは、温度を高く、安いものは、やや冷やしめでなくてはならない。
白ワインも、高級なものは、冷やしすぎず、安いものや甘いワインは、よく冷やさなくてはならない。
ワインの温度に対するこだわりこそがワイン道を究めるもののゆずれないところである。
高級な赤ワインが冷えすぎていたら、ゆっくりと飲む。
安い赤ワインがぬるかったら、
「結構ですが、少し冷やしてください」
などと、主張する。
そして、いよいよ乾杯なのだが・・・。
つづく

ワイン道/作法その5
ワインの適温にこだわりをもつべし。

※明日のクアトロのおすすめ
新着サンダニエレ産生ハムに、適温の白ワインを合わせる。
生ハムも、室温で食べると、脂の旨味が増す。
生ハム道をも究めたいものだ。

コメント
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