○ミュンシュ指揮ボストン交響楽団(放送)1960/5/4NHKホールlive(映像)
何かメディアになっていた気がする。ネットで観られる。夜明けではミュンシュは冷静に振り、オケは(個人的にフランスオケよりボストン交響楽団のほうが良い)綺羅びやかな音を振りまき、精度もかなり高い。といっても映像上事故はあり、コンマスがミュートを外し忘れて独り落ちている箇所等目は引くがこの録音では影響はまったくわからない。ともかくミュンシュの棒もあってないようなもので大きなタクトの打点がはっきりしないような振り方もしていて、それでここまでまとまり、力強く美しく推し進め全員の踊りではそれでも少し個性的な表情付けもバッチリ。かなり良い出来である。オケとは別に(もっともオケも冷静ではないように見えるが)ミュンシュはさいご激しすぎてバンスタより激しい上半身の動きをみせ、鬼のような顔で終わる。さっと指揮台を降りると汗だらけの顔は和んでいる。このときの聴衆は幸運だ。
何かメディアになっていた気がする。ネットで観られる。夜明けではミュンシュは冷静に振り、オケは(個人的にフランスオケよりボストン交響楽団のほうが良い)綺羅びやかな音を振りまき、精度もかなり高い。といっても映像上事故はあり、コンマスがミュートを外し忘れて独り落ちている箇所等目は引くがこの録音では影響はまったくわからない。ともかくミュンシュの棒もあってないようなもので大きなタクトの打点がはっきりしないような振り方もしていて、それでここまでまとまり、力強く美しく推し進め全員の踊りではそれでも少し個性的な表情付けもバッチリ。かなり良い出来である。オケとは別に(もっともオケも冷静ではないように見えるが)ミュンシュはさいご激しすぎてバンスタより激しい上半身の動きをみせ、鬼のような顔で終わる。さっと指揮台を降りると汗だらけの顔は和んでいる。このときの聴衆は幸運だ。