ペンデレツキ指揮シンフォニア・ヴァルソヴィア(warner)2017/1/9-10・CD
1楽章は棒が固くて、オケもどうしようかというような非力さを示していたが、作曲家指揮者らしい瞬間的なテンポルバートの挿入といった愉しさの萌芽は見えており、3楽章以降はオケがこなれ熱量があがり、人工的な表情付けと雄大なスケールが印象的なフィナーレはそれなりに盛り上がる。木管はよいが弦は薄く、このブラームス的な曲でははっきり言って重さが足りずマイナス要素が多いが、「独特さ」を価値基準に置くなら聴いてもいい、程度か。
1楽章は棒が固くて、オケもどうしようかというような非力さを示していたが、作曲家指揮者らしい瞬間的なテンポルバートの挿入といった愉しさの萌芽は見えており、3楽章以降はオケがこなれ熱量があがり、人工的な表情付けと雄大なスケールが印象的なフィナーレはそれなりに盛り上がる。木管はよいが弦は薄く、このブラームス的な曲でははっきり言って重さが足りずマイナス要素が多いが、「独特さ」を価値基準に置くなら聴いてもいい、程度か。