◎ビーチャム指揮ロイヤル・フィル(EMI)1959/10/25ロイヤル・フェスティバルホールLIVE・CD
文句無しの凄演・・・これを補う言葉を私は知らない。野暮なブラームスでも民族的なドヴォルザークでもない、それらの生臭さをまったく昇華して、物凄くも高貴さに満ちたとても高みの音楽に仕上げた、としか言えない。オケも素晴らしく冴えていて、ここまで最初から最後まで惹きつけられる演奏は聞いたことが無い。とにかく決然とした発音と明瞭なテンポ感、異常なテンションが2楽章ですら物凄くドラマティックな音楽に仕立ててしまう。更に淀み無いスピード感が加わってビーチャム芸術の真骨頂とでも言うべきものであろうし、この曲のファンなら、モノラルで録音が悪いとはいえ、瞠目することうけあいの、しかしまったくの正攻法のドボ8、是非機会があれば聞いてみていただきたい。3楽章が変に民族舞踊にならず、しかも面白いというのだからびっくりだ。4楽章にはもっとびっくりな轟音が待っているのだけれども。ブラヴォーの凄まじさといったらない。
※2005/4/3の記事です
文句無しの凄演・・・これを補う言葉を私は知らない。野暮なブラームスでも民族的なドヴォルザークでもない、それらの生臭さをまったく昇華して、物凄くも高貴さに満ちたとても高みの音楽に仕上げた、としか言えない。オケも素晴らしく冴えていて、ここまで最初から最後まで惹きつけられる演奏は聞いたことが無い。とにかく決然とした発音と明瞭なテンポ感、異常なテンションが2楽章ですら物凄くドラマティックな音楽に仕立ててしまう。更に淀み無いスピード感が加わってビーチャム芸術の真骨頂とでも言うべきものであろうし、この曲のファンなら、モノラルで録音が悪いとはいえ、瞠目することうけあいの、しかしまったくの正攻法のドボ8、是非機会があれば聞いてみていただきたい。3楽章が変に民族舞踊にならず、しかも面白いというのだからびっくりだ。4楽章にはもっとびっくりな轟音が待っているのだけれども。ブラヴォーの凄まじさといったらない。
※2005/4/3の記事です