湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

※旧ブログの一部コラム・記事、全画像は移植していません。こちらのコンテンツとして残します。

【久しぶり】武蔵小山温泉清水湯〜都会に2つの温泉がわくところ

2022年01月20日 | 東京温泉
コロナ前には二階の広間でのんびりしたりできたので、混み合う夜を避けて昼の時間を見て来ていた清水湯。昼から連続してやっている銭湯というのがそもそも東京では珍しくなり、思いつくのは濃い目の黒湯で稀に屋上で露天もやる桜館くらい。風通し露天の天井に穴があき青空ものぞめるので、空いていたら最高の気分転換になるのですが…四時に行ったら既に激コミでした。やっぱり。

大岡山の東工大など学校が近いとか、目黒が近いとか、駐車場完備とかそういった要素に元々の地元+増え続けるタワマンという立地がますます繁盛させている。

半露天の上にあるヨウ素を含むかけ流しの濁り強塩化物泉は浴槽自体小さくてしっかりつかるのは四人が限界。入れ代わり入るという紳士的な行動は、熱湯ならありえますが、もともとぬるめで長時間入ることを促されるようなもので、前はあまりなかったと思いますが半数が飲物持参で目を閉じている(サウナは入ったことないですが塀に1.5リットルのペットボトルが並んでた)。うーん、時間が悪い。といっても最終的には長く浸かりました。塩味がすこし減った?

半露天の階段下にある黒湯はそのときどきで熱さや濃さが変わるように思います。今回はモール臭がすごく、けっこう混んでたけど熱いのですぐ入れた&清潔感。内湯はそれに比べればやや薄めの黒湯というところです。洗い場が埋まる事態には遭遇しませんでした。

混んでてもウッディな高い天井を見上げてたら気持ちは晴れます。良い湯です。
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温泉の少ない京都市街:壬生温泉はなの湯(単純温泉・運び湯)

2021年12月23日 | 東京温泉
京都へ来るたびスーパー銭湯に行きたいと思うのですが、少ないですね。温泉と銘打ったりスーパー銭湯だったとしても、人工温泉。それはそれでいいのですが、ちょっと違う泉質で、なおかつリーズナブルで設備もでかいところを、と壬生で思いました。夜になってしまい気づくと目の前に



トロン温泉稲荷湯さん。明治末期、まだ農村だった壬生近辺に誕生し、現在は人工泉のトロン温泉という鉱石湯で、地下水かけ流しにオゾン殺菌だそう。トロン温泉はラジウム鉱泉と同じで別に放射性物質というわけではないらしく、医薬部外品のトロン浴素を使った遠赤外線効果があるとのことです。これはドイツの有名なバーデン・バーデンをモデルにしてるんだそうで(あれ?バーデン・バーデンは放射性物質なかったんだっけ)。サウナも遠赤外線。魅力的ですが、銭湯はお馴染みですし、東京にもトロン温泉はなくはない。宵闇のころは近隣の方々がひっきりなしに入っていって、ちと寄りづらい。。






というわけで、せっかくですしちょっと足を延ばして壬生寺の方向へ。壬生温泉はなの湯はチェーンで、かなり大きいスーパー銭湯です。地元割引も含めれば東京感覚では安く、飛び込みでもタオル等自前なら700円台ですね。当然ですが地元の方や近隣から車で来られる方が多く、夕刻は混みます。ロッカー室(およびロッカー)やパウダーは正直狭くて、密とかなんとかいうご時世には気が引けました。老若男女バランスよく多いゆえ年代層が偏ったり肩身が狭くなることはない。浴室はちゃんと広く設計が上手いのか人がぶつかり合うことなく、洗い場も混まない。最新スーパー銭湯的な構成ですが、説明板から何度もリニューアルしての今のようです。どこでも混んでる無感覚湯(バイブラ)は少し熱め。ジェットや水風呂やシャワー、二つのサウナ。サウナは熱いタワーのほうは綺麗に整えられてますが体調的に入りませんでした。ミストサウナはかなりぬるく、ほんとなら長くいたいのですが、寒くなってきて周りを真似して背もたれの上に座ったら足元がヌルヌルし滑り落ちそうで、視界はゼロなので断念。電気風呂ゾーンが広くて人気なのが意外。

メインは風通し露天の広い岩風呂とつぼ湯二つで、こちら姉妹店「守山天然温泉ほたるの湯」にて1300メートル地下から吸い上げた成分的には無色透明単純泉の運び湯になります。低張性弱アルカリ低温泉とあります。ほたるの湯は僅かに黄味を帯びた透明で少しぬめりがあり、黒湯でいうところの成分が認定に足りないがしっかり入ってはいる褐色透明泉、みたいな感じですね。こちらの岩風呂でも肌がツルツルする何かしらの成分は実感できますし、とても温まる。風呂内に石の椅子をくりぬいたり長風呂のための配慮が感じられます。冬なので人もそれほど屋外に出ないので堪能しました。つぼ湯も同じ湯ですが広めにしてあり子供にも大人気、このとろみは…と思って出てしまった(苦笑)

休憩スペースは少なめですが、食堂スペース(セルフ)に畳席もあり、飲み物もさほど高くはなく、食べ物は夕食ならたぶんお任せの季節の御膳で充分。この写真だと左上のしんじょ揚げが絶品。寒ブリも二切れ。800円台。食堂スタイルゆえゆっくりできました。

嵐山の方にもスーパー銭湯あるんでしたっけ。


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深大寺の森のふもとの黒湯スパ〜深大寺天然温泉湯守の里

2021年11月06日 | 東京温泉
深大寺から植物園(現在は予約制)側に山をこえると逆の麓の宅地内にあります。1500メートル掘ったら黒湯が出たそうで、泉質の良い15センチ透明度クラスの湯がほとんどの浴槽に使われています。休日だと昼間でもさすがに少し混むようですが、場所が少し辺鄙なので平日はどうでしょうか。そもそもスーパー銭湯としてはコンパクトで、崖に沿って文字通りの岩風呂や洞窟ないし櫓風呂(リニューアルでプロジェクションマッピング小屋風呂を入れた模様)を置くなど、構造の工夫で楽しめるようになっており、館内の食堂や足湯といったものの手作り感は縄文の湯を想起します。

この館内図の浴室も現在の配置や内容と違う。左のほうが明らかに広いので、入れ替えがあるなら左のときを選んだほうがいいです。






源泉加温ですが源泉自体38度台には達しているそうです。塩分の表記はありませんが塩気を感じますし、上がったあと塩化物泉のようなツッパリを感じました。混んでいるせいで汗…とかでもないでしょう(カランの数が少なめですね)。露天には壺湯がありますが、ちと小さいかな。小屋風呂には細かい泡が湧きひときわ濃い感じはありますが、白湯浴槽を除いて黒湯のみながヌルヌルや粒子感はなくただ濃い感がする、湯の圧力の強いものでした。けっこう長湯できる風雅な雰囲気(屋内からも露天の木々や空をみられる)につい長居してのぼせてしまいそう。スタンダードプランは千円(休日+百円)で館内着タオル別、さらに一時間なら800円、夜9時なら五百円なので、慣れた人ならお得に利用できます。岩盤浴は別ですが、しっかりした設備が別館にあります(二階にも休憩所あり)。あと、サウナは大きな塩釜のあるサウナでびっくりしました。なかなかいいのではないでしょうか。

送迎バスあり、ただ時刻表制なのできっちり出て、待合ベンチだと乗り過ごすのでそちらに行かず直接乗って、武蔵境か調布までお戻りください。行きも使えると思います。

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横浜駅チカの正真正銘温泉〜横浜天然温泉スパイアス

2021年11月02日 | 東京温泉
ボウリングのピンをいただいたハマボールが建て替えでハマボールイアスという複合ビルになり、4階以上7階までに現在SPA EASが入っています。複数階仕様のスパ施設は有明の泉天空の湯など新しい都会型スーパー銭湯としてはおなじみ。フロアの広さが限定されるので、混む時間帯はどうなのかという気もしますが、ここは横浜駅西口からNTTビルの鉄塔目指していけばすぐの運河裏。平日昼でもカウンターに列ができたりしていました。

横浜駅チカのビル上のスーパー銭湯というと昔は他にもあったおぼえがありますが、現在横浜といえばの万葉倶楽部と比べたらかなりアクセスは良い(もっともあちらは景色と広さが格別です)。男女浴室ゾーンが休憩ゾーン(女性専用室あり・共用部は最新リクライニングシート)などと共に5階に併存しているので、便利ではありますが人混みを避けたければ階段状休憩エリア(有明にもありますね)が6階にあることを念頭に身体を冷ます場所を決めたほうが良い。ちなみに6階は男女共用(館内着着用)の岩盤浴室(通常プランなら無料、温度低めのやや小さい穴蔵)、いま力を入れていると思われるロウリュウサウナ(ロウリュウサービスの時間でなくても円形ルームに熱石円柱があり足下の絨毯とアロマが気持ちいい)、熱ざまし室があり、熱ざまし室は人がいなければゆっくりアロマ休憩できます。7階はほぼ女性専用エリア。

どうしてもどこもサウナ流行りで、サウナを打ち出しがちですがここは男女別浴室側にもサウナはあり
熱石がたっぷり積まれているものの、部屋はそこまで広くないので、ロウリュウサービスの時間はどこまで混むのかとも思います。しかし、ここの1500メートル採掘の「温泉」。本来はこちらが売りのはずです。内湯と風通し露天、どちらもそれなりに広さがあり、しかも温度が少しずつ違っています。天井は内外高めゆえ露天は下がりやすいせいかもしれませんが、岩風呂風で炭酸泉(やや狭い、炭酸結構強め、真水)を挟んで低温と掛け流しになっています。低温といってもけっこうのぼせます。看板に塩化物泉は湯当たりしますとあります。かなり塩分が濃いのかもしれません。ナトリウム・塩化物温泉と新しい成分表に書かれています。

「温泉」なんです。源泉は43度弱あるそうです。横浜温泉という源泉で、吸い上げて滅菌処理したら(滅菌処理特有の良い匂いがする)低くなり加温するようなのですが、それにしては源泉掛け流しのほうが不規則に熱い…掛け流し側は加温などしてないのかもしれません。強い湯なので、見た目は茶褐色透明ではありますが、身体を冷やし冷やししたほうがいいでしょう。

通常料金2454円とお高めであるものの、3時間の短時間が裏メニューとして用意されています(今回は通常コースだったので条件は詳しくは知りませんが1950円)。会員なら平日夜1時間で全込1188円。ここはタオル交換が無料でバスタオルや館内着も比較的安価で交換できるため、短時間はもったいないかもしれないです。会員割引、横浜市内在住者割引など、横浜らしいプランも(要確認)。廉価プランは岩盤浴不可など条件があるかもしれません。女性用のオプションが多いので、女性プランも調べて行けばいいかと。全般清潔で必要十分な、心得た設備でした。もっと湯っくりしたかった。



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鷺沼の湯治場〜有馬療養温泉旅館(自然鉄泉)立ち寄り可能

2021年09月06日 | 東京温泉
寒いので普通のスーパー銭湯に行こうと思っていたのですが、鷺沼駅でふと降りてみました。ここは昔の近在の人ならプールでおなじみの駅、しかしだいぶんに開発され東急田園都市線の他の駅と見分けのつかない駅前ロータリーです。バスに乗ります。徒歩だと厳しいかもしれない、停留所4つほどで降りてそのまま進行方向に大通りを歩くと左手低い舌状台地(龍宿山)の先から旅館があります。手前に八幡社があり、由来が書いてある。ここが有馬療養温泉、立ち寄りも可能なホテルになっています。


歴史は古く聖武天皇の時代にはお寺付属の霊泉として湧いていたとのこと。「有馬西明寺霊泉(誠の湯)」といい、滝としてあったものを役小角が拓いたとされますが、聖武天皇の王子が湯治に来たという記録があるとのことです。のち天皇源氏北条家の名だたる大物が訪問したといいますが、詳しくは公式サイトにありますので参照ください。西明寺は858年円仁により影向寺の末として小杉に移転し、現存します。あちらの周辺は黒湯が出ますが、こちらはまるきり違う単純冷鉱泉、炭酸を含む鉄泉です。源泉は緑がかった透明、炭酸が抜け酸化すると明るい茶色となり、硫黄などは含まれませんので当たることはありませんが、浴槽を染めるほどには赤い沈殿物を生じています。西明寺から近在の行場に薬湯として運び湯(当初から冷泉であったようですが)されたりはしたようです。常楽寺にも記録があるそうで、薬用された療養泉としては日本有数の古いものである可能性があります。鉄分が黄金に輝くので、運ぶ途中でこぼれたものすらありがたがられたそう。

災害で長らく絶えたと思われたものが昭和四十年に今の旅館敷地から湧き出たというので、八幡様の霊験とし祠が設けられたとのこと。時の大臣園田直氏が通い霊光泉と命名して建碑されました。


ちょっとびっくりするほど温泉旅館風情が漂い、レトロな部分はレトロで残していますのでそういうのが好きな向きには受けるでしょう。昔はもっと湯治場ふうだったようです。宿泊客も場所のわりに多いですが、湯を見ればこれは湯治向きとわかります。前記したように湯の状態が酸化の程度で変化します。加温以外手を加えないので毎日全部入れ替え(調節して源泉かけ流しもされています)し、そのため夜中や早朝は入れないそうですが、一番風呂は加温によって冬場は表面に鉄分の膜が張ることがあり、炭酸が抜けるさい泡がわき、今どきは人気の炭酸泉にもなるらしい。時間が経つに連れて茶色が濃くなり透明度はなくなります。私は茶色でしたがこういう個人経営の東京温泉としては比較的広いと思われる浴槽周縁部の透明度が少し高く、循環湯や成分の異なる濁り湯との違いは感じました。


私は湯あたりしやすいのですが、かなり長い時間入っていられました。浴室は綺麗にリフォームされており成分の濃い温泉としてはかなり力を入れて掃除されてますが、どうしても鉄分が上の方まで赤味を被せてしまう模様。でもそこがまた温泉気分を盛り立てます。なぜこんなに上まで、とも思いますが源泉をぺろりとしたら強烈な鉄味。透明な源泉がかかっても赤くなってしまうのですね。ほぼスーパー銭湯的なからん設備(シャンプー等完備)は時に湯が出にくいですが、見ていたら湯治の人は何度も入っているのであまり洗い場を使わない。コロナ対策はしっかりとられていますが脱衣場など日時によっては混むと入りにくいかもしれないな、というところもありますので、こういうところはゆっくりしたほうがいいので、そこは考えて行くといいです。


休憩室は畳敷き。道と社に接した部屋です。1200円でタオルセット込み。鉄泉は子宝の湯といいますね。入ってすぐ浴槽まで辿り着けるので、気分で行くのがまた良し。
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前回更新以来の銭湯…

2021年08月31日 | 東京温泉
コロナ下です。関東は仕事以外で出歩くべきではないというのと、個人的な問題もあり外出が難しかったのでしばらくあいてしまいました。最近、テレビでもサウナ番組花盛りです。サ道(半分ドラマ)はとうとう神戸まで足を伸ばしました。今日は気分が晴れず近所の銭湯も休みで、もう全部ほったらかして川崎にきまして、丸子温泉。

黒湯のぬる湯(でも熱い)につかり、少し薄くなったかなとおもいつつ芯までひびきました。ここはサウナはないですが昔ながらの熱めの湯で、白湯はいくぶんぬるいですが混みます。なんと学生らしきのが集団で大声をあげていて、黙浴もなにもなく、外でも続きの学生が並んでいるという悪条件でしたが、こちらには来ない。熱い黒湯は敬遠される模様。

やっぱり外の湯は気分を切り替えられます。新丸子駅構内のタリーズで休むのでした。



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たまの温泉銭湯〜3回目のSPA&HOTEL和(なごみ)(黒湯)〜これにてしばらくお休み

2021年07月26日 | 東京温泉
このブログの温泉銭湯シリーズはこの都会派スパから始まっています。掲載は前後していますが、年に一回訪問するペースで、3年目。例の新型コロナ渦にオリンピックや夏休み混雑もあって、いよいよ人の密な場所へ行くのははばかられるようになってきました。折しも近所のネタ切れでもあり、とりあえずここに原点の蒲田温泉郷きっての濃厚黒湯を書いて、また何かの拍子に新規のところにお邪魔することがあれば、そのときに書くかどうか考えます。早く去ってほしいですね、コロナ。

なごみという名前のスーパー銭湯は関東にいくつかありますが、ここは独立系でしょうか。JR蒲田駅前に黒湯は湧くらしく、最近まで何軒も温泉銭湯や温泉ホテルがありました。今も2軒ほどありますが、どちらも成分が濃い。しかしここは特に濃いです。少し歩いた先の女塚温泉も濃いので、良質の地下泉が存在するのでしょう。ほぼ駅前で、宿泊施設を持ち、食事処もそなえ、正直広くはないのですが大浴場と風通し露天風呂、清潔なサウナと源泉の水風呂(屋内の黒湯温泉も源泉かけ流し)を備え持つここは、通常二千円を超えて時間制限もあるにも関わらず、人気なのです。平日昼は浴室はさすがに空きますが、狭いとはいえ休憩室はわりと詰まってます。岩盤浴やあかすりなど有料サービスがあれこれあり、遠くから出張で来たなら活用して疲れを癒やせ、羽田空港までは高速バスでもいけますので、出張者が多い印象です。繁華街のど真ん中なので、遊んだあとは温泉で疲れを癒やすことができる。スーパーホテルなんかもできてますが、駅近では負けないでしょう。少し前まで駅チカに温泉ホテルがあり立ち寄りもできたのですが、時代でしょうか、スパが残りました。驚いたのですが創業15年だそうで、言われて確かに休憩室のリクライニングシートのテレビが今年も壊れて点かないとかありはしたものの、綺麗な施設です。人がいないわりにガツンと熱くなってゆくサウナもアロマが気持ちよかった。

まあ、大田区の繁華街なので、新宿歌舞伎町のテルマー湯とは比ぶべくもない規模、サービスなので、高級スパにスレた人には泉質以外はオススメはしません。。
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たまの一般銭湯〜斎藤湯(炭酸泉、シルク湯)日暮里

2021年07月22日 | 東京温泉
上野に用事があり谷中まで来た。日暮里に降りるところに小さい銭湯あったな、と思ったら見事にアパートになっていた。そういえば、いつの話だったろう。JR日暮里駅の線路を高架で渡り、下に降りて少し歩く。5年前くらい、古い銭湯がリニューアルしていたはずだ。鶯谷と西日暮里のあいだのちょっとエアポケット感もあるエリア。



周囲の建物が密集してなくて、ちょこんとしている感もある。入り口もひっそりだが綺麗。上り口もフロント形式で、家族総出で客の応対から何からやっているふう。このへん客層が荒い可能性があるな、と思っていたがこれだけ店側が丁寧なら安心。東京もついに銭湯代値上げなんだなあ、とポスターを見る。コロナ対応でビニールだらけのフロントも写真だとシックな色目のバーカウンターのようになり、その前でくつろぐこともできるようだ。

男女入口は並んでいて色で間違えることはない。多分相似形だろう。脱衣場は昔ながらの一般銭湯サイズ。しっかりした百円ロッカーだが、自販機に戻った百円きっかりで買える缶ジュースがあるのは◎。

中は構造が立体的で驚く。スペックを書くならサウナなしの水風呂、熱風呂、各種機能風呂、高濃度炭酸泉(清潔でにおいしないが3人ゆったり入ると4人目は入れない)、半露天シルク風呂(仕方ないのだが一階ゆえ完全に周囲と空を竹で覆い尽くしており暗い、大石や椅子で涼めるせいか人がわりといるので、暗いと、、、ちな浴室の窓も外はミニ和式庭園風だが竹で覆い尽くされている)、洗い場はスーパー銭湯並みの性能で特にブース式が3つある、シャワー2ブース(巨大なヘッドが頭上に)シャンプー等は共用として一組あり。6年経ってるとは思えない綺麗さで、匂い関係は夕方の段階では一切無かった。やや混むかな、というのは炭酸泉だが、回転は早い。サウナがないことで回転が上がっていると思う。地元感が強いが黙湯を皆よく守る。

全部軟水ということを知らなくて、泡立たないとか体に汚れが残る気がするとか思っていた。強い軟水ではないと思う。



綺麗で実用的な銭湯でした。立体的な印象もあって浴室は広いです。日暮里近辺は知る限り2つ銭湯があるが、今後どうなんだろう。

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大江戸温泉物語お台場(創業地)閉店

2021年06月23日 | 東京温泉
もともと決まっていたことのようで、豊洲市場のほうに新たに作るとか作らないとかいう話もそういえばあったように思いますが…お台場はすでに他にもスパ施設できちゃいましたね…でもここは足湯ゾーンやステージなど広々とした施設で多くの人の働き場所にもなっていた。残念ですね。


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たまの温泉銭湯〜RAKU SPA鶴見(人工硫化物泉、人工炭酸泉、シルク湯、薬湯、多種岩盤浴)

2021年06月15日 | 東京温泉
人気の施設ですね。広大な建物の外見は圧倒されますが、入浴施設は露天含め他のチェーン系スーパー銭湯と比べ広大でもなく、岩盤浴・休憩階及び食堂などの共用部がものすごく広いのが特徴的です。鶴見のスパ(スーパー銭湯)ということになるのでしょうが、鶴見川沿いの大型商業施設に接した良い立地なものの、徒歩の最寄り駅は尻手です。車の多く通る1.3キロを歩くよりは無料送迎バスを使ったほうがいいです。川崎、鶴見、武蔵小杉駅のそれぞれ、一時間一本くらいなのでしっかり調べていくといいです。

やや高めかな、という外税料金ですが館内着とタオル大小が基本セットです。さらに岩盤浴の説明をされます、岩盤浴も基本セットです。正直サウナより岩盤浴目当てなのかな、という人のほうが多い。サウナは浴室に中くらいのがしっかりありますが、物凄く熱くてトビラに触っただけで火傷しそうでした。自動ロウリュまで待てなかった。好きな人は好きなんだろう。水風呂は人工炭酸泉です。表示温度より冷たく感じました。かけ水は別にあり。

サウナ嫌いなのにこの短時間の高温で整わざるを得ませんでしたが、他の湯も熱すぎはしませんが、常時ぬる湯はなく、夏だけは人工炭酸泉はぬる湯にしますと書いてありますが、他のスパよりもしっかり温度がある感じがします。それゆえか湯に入るより椅子で身体を冷ます人が多い。昼間の露天は確かに川風が気持ちいいんですが、屋根や目隠しのため空がそこまで見えないのでちょっと飽きました。

かなり色々詰め込んでいる施設で、露天の端には長円形の陶器の一人風呂桶が並んでおり、その上に2つ壁掛けテレビがあります。テレビの音は小さく画面も昼は見えませんので邪魔ではないです。陶器の風呂桶はそれぞれ設定温度が違うのがポイントで、選んで入れます。個人的には壺湯の類は尻からハマり足を出すのが落ち着くので、足もつかれる大きさだと自宅風呂と変わらないなあというのはありました。桶の外にも湯がたまる構造で、端っこがそのまま足湯ゾーンとなっています。逆サイドに寝湯や座り湯がありますが、ちょっと湯が深いかな。正面に大きな舟盛りのような飾りがあって、その船の中がシルク湯です。広いのでゆったりしますが、シルク自体はあまり濃くはないようです。何と言ってもこのスパの大きなポイントは人工硫化物泉(弱酸性)です。露天の手前大部分を占める岩風呂ですが、白濁し硫黄臭を漂わせています。銭湯で「草津の湯」という薬湯に出くわすことがあり、あれはようは湯の花だと思うのですが、こちらはただ溶かしただけでは無いらしく硫化物泉の再現度か素晴らしいです。温泉はやはりこれだよ!あがっても肌から硫黄臭がするのはいいですね。首都圏で都心から1時間内の範囲で、硫黄臭まで伴う硫化物泉は多分無いと思います(箱根ですら場所による)。塩化物泉も黒湯もいいですが、温泉気分は岩風呂に硫黄臭、熱気が芯に届く。ぬるくはないので長く入るとのぼせますけど、これでちょっと鉄分があれば…(それはぜいたくか)。

屋内は炭酸泉のほか(高濃度とは書いてませんでした)変わり湯(薬湯)があり、わりと広いです。洗い場やシャワーは邪魔にならないような配置で、かけ湯から屋内屋外に分かれる手水ゾーンなど、ゆったり空間を使っています。脱衣場は洗面部含め広くはないですが狭くもない。浴室はこんなかんじです。



このスパ階の下は食堂休憩階、上は岩盤浴休憩階です。岩盤浴は館内着のまま入ります。男女混合です。だいたい熱くなる床か小石の上に寝ます。下に敷くタオルは岩盤浴室前にたくさん積んでありますので、自分でとって、好きな部屋に入ります。見た目重視の部屋、休憩を兼ねた部屋、ゴリゴリ岩盤浴の部屋があり、ゴリゴリの部屋は鉱石と岩塩、人気がありますので混むことがあります。鉱石のが熱いです。マスク着用越したことはないですが、サウナに近い設備なので体調に影響します。入ってタオルを敷いて寝たら外してもいいでしょう。あと岩盤浴前に水分補給を忘れずに。サウナより低温なので長く入りすぎる可能性もあります(決まりでは一箇所15分まで)。見た目重視の部屋は鏡張りだったり宝石が散りばめられていたり。写真撮影可能だったりします(ゴリゴリは不可)。休憩的な部屋は温度が高くなく、時間になったら天井にプラネタリウム映像が照射されたり、アロマと瞑想など。ロウリュをやる部屋もあったようです。汗をかくので、岩盤浴を先にやってから休憩して冷ましてのち、浴室へ向かうのが合理的。個室を借りたり他にも色々サービスはあるようです。天井高く広々とした施設なので岩盤浴の部屋の前も広い寝ゾーンとなり、リクライニングチェアのかわりのようなものが床に並んでいます。喫煙ベランダは快適で気持ちよさそうです。



ここまで書いてきて、とにかくけっこう時間がつぶせます。来る人も時間を楽しんでいるのがわかります。ちょっと休日の状況が読めませんが、空いてれば半日くらいいても楽しいでしょう。食堂階は別に食事をせずとも休めるのは他のスーパー銭湯と同じ。ここは漫画を大量に置いていてマンガ喫茶的な利用もできるのだそうです。

極楽湯チェーンのしっかりしたポリシーのもと、差別化をはかった施設は平日昼間であれだけ学生を呼べているので、コロナ下でもやり過ごせているのではないでしょうか。コロナが過ぎればお酒も楽しめそうです。いや、とにかく硫化物泉というとこがいいです。
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そろそろお休み一般銭湯めぐり〜谷中・朝日湯(鉱石湯、薬湯)

2021年06月14日 | 東京温泉
清水湯に戻ったところでコロナ沈静化が進まない状況をかんがみ、ふたたび止めようと思っていたのですが、たまたま久しぶりの遠出があり、上野でしたので谷中三崎町まで来ました。近くの全生庵でお盆の幽霊画展をやるときに寄る、ほぼ一年に一回のお湯朝日湯です。ちなみに上野は駅の東側はホテル付属施設やサウナ、とりわけ半露天付がわりとあります。しかし本当の銭湯や温泉となると西側で最近立て続けに廃業となっており、調べてみると日暮里駅か谷中三崎町のここしかありません。朝日湯は古臭くはない設備でリニューアルとまではいきませんが普通にきれいな一般銭湯です。谷中を知っているなら至便といってもいい、千駄木駅からもすぐです。このあたりもだいぶ変わりましたが、ここに銭湯があり続けることで風光明媚な螢沢の料亭から始まり布晒しの藍染川(別の場所で命名された説あり)として付近に開けていった古い町を想像できます。坂の上のほうは寺町で、一見マンションも混ざり震災戦災で歯抜けになりあるいは建て直されたようなところばかりのようですが、開発で地下を深く掘るとかつての江戸の墓地がそのまま出土してあっと言わせたことがありました。いま新しいお墓ばかりだからといって江戸の昔からここは変わらず寺町だったという証拠にもなりました。科学博物館に出土した江戸人が展示されています。

朝日湯はコンパクトな公衆浴場ですが入り口近辺は比較的広めでソファもあります。窓口仕様になっていて風呂用具も買えます。すぐ後ろから男女浴室に入り、脱衣場から浴室に向かいます。浴室も広くはないものの、洗い場より浴槽面積を重視したのか、奥壁に並ぶ3つの浴槽はわりとゆったりしています。高齢者が多い銭湯は温度が高く、ここも慣れない人は浴槽により難儀するかもしれません。一番左が広く、鉱石湯になっています。鉱石は日替わりもしくは週替わりで、わりとぜんぜん違う湯になります。鉱石の効能は人により見解が違うでしょうが、しっかり説明板が取付けられます。おおむね「よくあたたまる系」が多いとかんじます。このときは黄土石湯でした。トルマリン鉱石、ゲルマニウムのときもあり、だいたい毎日やっているようですが、スケジュール表があるので確認すると確実です。

真ん中はやや小さめの白湯。そして右側が薬湯で、このときは奥飛騨温泉の湯の花でした。湯の花は今の家庭用浴槽では詰まったり化学変化したり使えないことが多いと思いますので、こういうのはいいですね。「変わり湯」となっていてこちら変化が多いので、やっぱりスケジュール表で確認していくといです。その他有料サウナもあり、立ちシャワーのみがあります。

変な外連味なくサッパリした公衆浴場で昔からこういう銭湯にお世話になってきていた気がします。天井高く壁絵はタイル、シャワーやカランは昔からのものですがメンテは行き届いています。短時間で汗を流す、まさにこのあたりに用事があったとき立ち寄るのに最適な銭湯でした。やってる時間や曜日も近辺の銭湯に比べ多いと思います。








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たまの一般銭湯~武蔵小山温泉清水湯(塩化物泉、黒湯)

2021年06月04日 | 東京温泉
ここにきて原点に立ち返ります。混雑で有名で、コロナ後急に行かなくなってしまいましたが、昼からやっているため時間の隙をみると余裕で楽しめます。スナックやビールもある共用部にたむろする人は目に見えて減っていますが・・・縁台で狭い和風庭園を見ていると風呂屋は夏もいい、と改めて思います。(二階に広いスペースや女性用のマッサージ?みたいなスペースもありますがコロナ状況では不明)

ここがもともと旧来の公共浴場とは信じられない充実した設備の一般銭湯ビルで、平面積は広くないですが浴槽を内外に立体的に配置して壁面に緑をはわせ、全面的に最新デザイナーズ銭湯として生まれ変わっています。ただとにかく人が風呂に入る時間帯は混みます。近所の人に加え学生が多く、最近はタワマン住民も遠くからのファンも来るので(駐車場有)設備劣化が早い。ロッカーは新しいのにしょっちゅう壊れ(しょっちゅう治している)、洗い場のシャワーもだんだんお湯の出る時間が短くなっていっている(これは意図的かも)。靴箱とロッカーがほとんど100円ロッカーなのもそういうトラブルへの水際対策かもしれない(200円ぶん100円玉を持っていく必要がある、ただ靴箱は不要なロッカーもあり、これは他の100円玉ロッカーのある銭湯でも出てきてますね)。

入口脇のサウナは有料、赤外線ですがちょっと暗めのまずまずの広さで結構人気です。入口正面にかけ湯があり、サウナの人も使いやすくできてます。左にシャワー。縦に細長い浴室は天井が高く、真ん中の壁を境に洗い場と縦型メイン浴槽に分かれます。メイン浴槽はまあまあ広く、手前に水風呂、壁でジェット三基、電気のある温湯があります。これが共に黒湯。ヌルヌルはなく薄めですが粒度があり、肌に残ります。露天(半露天)階段下にも黒湯がありますが、あちらのほうは何か加工しているのか、わずかに泡もしくは湯の華がわきヌル感の出ることがあります。黒湯のヌルザラは肌への効果と保温効果のようで、別にそういうものを求めず、あがるとき気持ち悪ければ洗い流した方がいいかもしれない。露天は階段で上下に分けられた二つの小さな岩風呂風浴槽と、割と広い涼むスペースとなっており、夜の温泉ホテルのような照明の雰囲気もいいですが、昼の日差しと風は格別です。上の浴槽がここの売りである塩化物泉。加温はしていますが無殺菌源泉かけ流しでヨードを含むため絶対口に入れないよう、とのこと。黄色い塩化物泉はとくに大規模設備で濾過したものはよくありますが、濁り湯のままでかけ流しというのも珍しい。東京にはもう一つくらいしかなかったように思います。塩化物泉は刺激があり体に染みます。マストで流さなきゃならないほどきつい塩分ではないですが無殺菌なので流した方がいいのでしょう。ここは全体的にぬるめですが、この浴槽は中では少し熱めかもしれず、人の滞留はコロナの今はさほどひどくありません(時間帯によります)。

都内最高級の設備と温泉ふたつを備えたスーパー一般銭湯の筆頭株。普通の銭湯とは違う楽しみ方になりますけれど、同じ470円(2021/5現在)使うなら・・・どうでしょう。

久しぶりに来てやっぱりよかった。
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たまの一般銭湯~新生湯(屋内露天、部分露天テラス、洞窟風呂、人工炭酸泉、薬湯)ほか東急大井町線沿線の銭湯

2021年05月30日 | 東京温泉
東急大井町線荏原町(もしくは旗の台)駅から少し歩くと特徴的な二つの銭湯が近接してあります。ひとつがここでもよく取り上げるジャングル露天の中延記念湯、もう一つが宮造り銭湯と最新設備の融合したユニークな新生湯になります。

最近聞いたのですが、最新のエヴァンゲリオン「シン・エヴァ」で生存者の生活する村に湧いた湯を電車に貯めて露天風呂にしている、それが記念湯と新生湯なんだそうです。荏原=エヴァなんですね。新生湯の名前はまさに新しく生まれ変わったということでしょうので、記念湯は古い名前ですが、ちょっと関係はあるのでしょうか。
もともと決して広くない普通の宮造り銭湯だったのを設計に工夫を重ね、浴室部を脇に拡げることも含めて最大限に拡げ、他にない機能を盛り込んだ健康増進湯になっています(喫煙室は議論があるかも・・・)。ご主人一家が懸命にがんばっていて、下足番に若者がいるなんて尾久でしか見なかったし、コロナでも安心です。まあ、残念なのはここもまた岩塩サウナ(有料)目当ての人が多かったでしょうがコロナにより休止(2021/5現在)ゆえ、サウナを目当てにしてない人はいつも混雑しているのがちょっと楽になったと感じるかもしれないです。

この絵があるということは有名銭湯です。男女入れ替えで、洞窟屋内露天と歩行湯のある太陽の湯と、屋内露天&テラスと薬湯のある大地の湯にわかれます。どちらがおすすめということもありませんが薬湯は大地の湯にしかないです(広さはそれなり)。炭酸泉はどちらにもあり、ピンク岩塩をセルフで溶かすことになっていますが、太陽の湯のほうが設備(昔ながらの金属製)も弱く少し狭い気がします。

今は問題ないと思いますが、こういう入り組んだ構造だと見えないところで羽目を外す人もいたようです。太陽の湯の洞窟は大好きなエリアですが(ここは全面井戸水なのですがとても綺麗な湯で洞窟も泉のようです)結構前にちょっと居づらい瞬間があったり、長々と人がいて匂いがこもるように感じることもありました。洞窟の手前の岩風呂アプローチにも入浴出来て(電気もある)風通し露天としては気分のいいエリアなので、それでも十分ですが。大地の湯もかなり広々とした岩風呂のうしろに階段で登るウッドデッキがあり、サウナーにはたまらなく整うであろう部分露天となっています。屋上屋を重ねた銭湯のもともとの屋根を前に体を冷やせますが、ここも下から見えるとはいえあまり気付かれ辛いかもしれない。内湯から見えないということでは屋内露天も広いので、洞窟よりは人の出入りがありますが、人の少ない時はなんとなくすぐ出てしまうこともあります。

太陽の湯の歩行湯は前も書きましたが回転式の波のプールみたいな所で、一般銭湯としては贅沢な設備です。これは好きですね。あと共用部や脱衣所は物凄く広いわけではないですが、昔の設備を残しており、木のぬくもりを感じる柱や天井はそういうものに懐かしい気持ちを抱く人への配慮があります。

リニューアル銭湯はどこもそうですが大変応対がよく、しっかりしています。近ければ通う価値ある銭湯です。

<参考>
東急大井町線沿線の銭湯
~神奈川県まで至るので、銭湯の多寡が極端です。都心の大井町寄りのほうが有名人も住んでいるので、メディアに出やすいです。

大井町駅
おふろの王様大井町店 <人工>炭酸、重曹
:チェーンのスーパー銭湯でお高め
末広湯 薬湯
:一般ビル銭湯ですが設備に配慮が行き届いている
東京浴場 薬湯
:少し歩く。宮造りの中庭式レトロ銭湯、大通りに面していますが中は別世界。近くの大盛湯(下神明駅の方が近い)も同様の見事な銭湯です。

下神明駅
西品川温泉宮城湯 メタケイ酸(微褐色)
:有名な空中露天風呂があるリニューアル銭湯ですが男女入れ替えです

戸越公園駅
がんばって商店街を歩けば
戸越銀座温泉 ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉
:スーパー一般銭湯、男女入れ替えで構造が少し違います。時間によりかなり混む

中延駅
八幡湯 (ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉?)
:黒湯が少ないのかも?薬湯になっていることも。最近は珍しい地下式。
中延温泉松の湯 メタケイ酸
:ドクターXでおなじみ、豪華な日本庭園をのぞむ露天岩風呂(かつて人工炭酸泉でしたが・・・)ロッキーサウナは有名。露天は男女入れ替え。
ピース湯 <人工>軟水
:都内最強級の軟水化設備を持つ。半露天の広い浴槽も全部最強軟水。

荏原町駅・旗の台駅
錦湯 ガリウム鉱石
:レトロ銭湯で撮影に使われることも
中延記念湯 露天風呂、連峰の湯(薬湯)
新生湯 屋内露天風呂、人工炭酸泉、薬湯(本項)

大岡山駅

緑ヶ丘駅・自由が丘駅
:ここから下り方面唯一の銭湯。清潔でサウナあり。

九品仏駅・等々力駅・上野毛駅 なし

二子玉川駅
瀬田温泉山河の湯(黒湯) 閉店(会員制施設の一部に移行)
がんばって歩けば
藤の湯 檜風呂

二子新地駅
湯プラザウェルネス 休業(廃業)

溝の口駅 なし
がんばって歩けば結構あります
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たまの一般銭湯~旭湯(二種薬湯、露天風呂)ほか東急東横線沿線の銭湯たち

2021年05月26日 | 東京温泉
何度か書いています日吉駅から近い旭湯さんです。一般的なレトロ公衆浴場の天井が高くもコンパクトなサイズですが浴室の脇に一般銭湯としては広めの赤外線サウナ(有料)と水風呂があり、ここが人気です。人数制限を設けてコロナ下も稼働しているので神奈川の方はいいですね。

私はその先の屋外、岩風呂風露天風呂が好きです。竹塀が高めですが一階なのでスタンダードでしょう、ベンチスペースも含めるとそれなりのゆったり感。浴槽自体は2,3人でいっぱいですが、露天には珍しく(といっても神奈川に多い気がする)高温なので滞留はしない感じ。ここは屋内全浴槽と屋外露天が違う薬湯というぜいたくさで(これも神奈川にある気がする)薬湯ゆえの温度以上の刺激もあります。でも昼も夜もすいているときはたっぷり空が見えて最高です。

屋内浴槽も狭くはなく、カプセル式の例のバブル湯なんかもあります。開湯時間など常連時間がありますが学生や若い人が良く来ることもありそんなに困ることもないです。日吉本町の黒湯露天の日吉湯へ行くのがめんどくさいときここに来ます。下手に黒湯しかない銭湯に行くより、二種薬湯ということで湯治にはいいかもしれない。屋内のほうは柑橘系が多い気がします。動線がうまくできていて迷わずストレートに動けるのもいい。アットホームな共用部も含めて良い湯です。住宅街の中奥まっているので迷わないように・・・



行く気の起きない渋谷とか不完全ですが東横線沿線の銭湯について軽くまとめておきます。行ってないところもあります。リンク先が記事です。

渋谷:
改良湯 <人工>炭酸泉、軟水 最新デザイナーズ銭湯(大きなクジラの壁画)狭めですが若者ばっかり。國學院など近所の学校の関係でしょう。まだ古いアパートも残るエリアに突然改装して現れ、今もテレビに登場する。渋谷駅からははっきり言って遠いです。
ほか

代官山:渋谷に準じる

中目黒:
光明泉 <人工>ラドン泉、炭酸泉、入れ替え露天 最新デザイナーズ銭湯 狭小ビル銭湯としては屈指の設備で浴槽の奪い合い。ラドン泉は液体式。男女入れ替えの露天風呂はぜひ、あるときを狙って行ってください。駅至近だけあり高い板塀の向こうから東横線の通過音を楽しめます。立ち寄りも来るのでほんとに混む。昔を知っていたら仰天。

文化浴泉(中目黒・池尻大橋) シルク湯 最新デザイナーズ銭湯 中目黒からは歩きます。有名ですがビル銭湯としては正統派の何も足さない銭湯。

祐天寺:
効明泉 麦飯石湯(温まる石)有料サウナあり 山小屋風銭湯で知られる、わずかに残った下町の雰囲気の中にあります

学芸大学:鷹番の湯、千代の湯(別項

都立大学:旭湯 無料サウナ 清潔で若者が多い、駅チカ

自由が丘:みどり湯 有料サウナ 駅遠だが通りすがりの運動、観光も多い

田園調布:なし
多摩川:なし

新丸子:丸子温泉 黒湯(別項
武蔵小杉:今井湯 炭酸泉、シルク湯(別項

元住吉:橘湯 黒湯、無料サウナ 二階部にも半露天の大きな黒湯があり広々としていますが、駅遠なのが難点

日吉:
旭湯(本稿)
日吉湯(日吉本町まで電車一駅歩くのが難点)

綱島:昭和初期都心からすぐ行ける綱島温泉郷として開発されたものの箱根に奪われ、最近も大きな施設が休止して形骸化してしまっている。当時ラジウムと呼ばれた黒湯はまだあちこちで湧くようです。
富士乃湯 黒湯 駅から歩いて行ける小規模な銭湯。
綱島温泉湯けむりの庄 黒湯 送迎バスで行くスーパー銭湯。きわめて濃い黒湯とこのチェーン独特の黒湯高濃度炭酸泉ほか。おすすめ。

大倉山:
太平館 黒湯 古い宮造り銭湯で完全レトロの設備の大浴槽は全部黒湯。状況によりますが銭湯では関東屈指の濃さと言えます。白い泡、床に広がるざらざらした茶色い湯、かけ流しかな。泥のように濃すぎるのが苦手な人は注意。熱いのが人により入りづらいか。脱衣所も広々。
しのぶ湯 黒湯、有料サウナ 男女入れ替えですがぜひ露天風呂のあるほうに入ってほしい。家屋の一つの大部屋の屋根をぶち抜いて露天にしたような独特の構造で、岩風呂風ですが季節の装飾もありほっこりする。ここは夕方は薄暗くて湯もぬるめなためいくらでも入っていられるゆえ、長話にふける人もかつては多かったようです。老人より中年が目立つような。やめると言わず続けてほしい・・・駅遠注意。

菊名 未踏
妙蓮寺 未踏

白楽:
親松の湯 薬湯・ラジウム泉(ガリウム石)

東白楽:
徳の湯 バイオセラミック軟水(化学配合) 露天風呂

反町 未踏

横浜:たくさん

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たまの一般銭湯~新田浴場(黒湯、薬湯)と東急多摩川線沿線の銭湯たち

2021年05月23日 | 東京温泉
新田浴場(武蔵新田)
新田神社前を通るなんとなく雰囲気のいい商店街の先にあります。下町ですが多摩川のほうに巨大マンションがたくさんできて、その通路になるので若い人で活気があります。新田浴場自体、80年代か90年代のスーパー一般銭湯という風情で鷹番の湯の外装に似ていますが、建物の規模は一般銭湯です。二つの浴室は男女入れ替えです。入口側、左手の「ローマ風」のほうが脱衣所の構造的にも浴槽の空間的にもかなり広く感じます。脱衣場にいくつも椅子があって自販機もテレビもあり休めるほど広く、和風のほうはロッカーと手水2つだけでスペース一杯なのでちょっと差があります。

浴室の天井が高く、和風は日本家屋屋根、ローマ風はオブジェが浴槽に斜めにかぶさっています。和風の方は浴室中央部に浴槽があり、細かく分かれています。一つ一つが狭いという評をつける人は立ち寄っただけの感想で、あまり同じ浴槽にみんなでつかりたくないという場合はいいです。ローマ風のほうは細かく分かれるのは同じですが配置が違い、壁際に並ぶほうの浴槽は落ち着きがあり、黒湯は広めです。薬湯は変わった薬湯もやっていて、中には匂いもせず色もない場合もあり、まれに一般銭湯の薬湯で遭遇するほんとは何も入ってないというやつかと思うこともありますが、ここはちゃんとしているのでそんなことはないでしょう。

黒湯はさほど濃くないように感じますが、モール臭が残り、わずかにざらざらが底面にあり、ぬるっとはしていませんが、出て肌に残るほどにはあります。多摩川駅側から来るなら、蒲田まで行かない駅そばで黒湯となると今はここしかないでしょうね。完全地元感で、混むこともあります。ちょっとカランは少なめ。恐らく00年代から10年代に浴室内装をさらに手を入れており、そこで浴室内屋根の際側のカランをなくし竹の壁面にしているかもしれません。さすがに最後のリニューアルから20年くらいたっていそうな器具などもあって、くたびれている感もありますが、地元で愛用され続けた結果というのはよくわかります。新しさと清潔さだけを求めると厳しい部分もあるかな。

でも個人的にはこのくらいがいいですね。肩肘張らないで入れる。最初すごく広い銭湯と思ったのが、ローマ風のほう。今考えるとトータル一般銭湯で同じくらいの広さのところはけっこうある。独特の浴室構造、ちゃんと効能のありそうな黒湯、日替わり薬湯、今はやっていませんが※サウナ(有料)、水風呂は和風側はありませんでしたがシャワーはあります。

何よりここの良さは広い共用部にかもされます。家族でやってらっしゃるフロントから見えないところに大きなソファーセットがあり、薄暗い中で広い空間をながめていると、匂いや空気感から温泉旅館で休んでいる錯覚に陥る。静かです。早めの時間なら独占です。落ち着きます。飲み物はサンガリアを中心に面白いものを入れていたんですが、今は神戸居留地ブランドのものが多いです。風呂道具はひととおり大きな棚で売ってます。シャンプー等備え付けはないので持参のこと。手ぶらセットは高め。

おまけ
東急多摩川線沿線の一般銭湯(470円)についてまとめておきます。リンク先に記事があります。

ざっと言って新田浴場、草津湯にあとは密集地だった蒲田になるのですが、それ以外もここで紹介したものがあります。少し足をのばせば黒湯地帯の池上線沿線まで届くので、苦にならなければどうぞ。スーパー銭湯仕様と書いているところは、単純に広かったり設備が多かったり宴会場でサービスがあったりする一般銭湯(東京470円・2021/5現在)ということで1000円以上のいわゆるスパとは違います。銭湯は居座る人もいるので浴室2時間程度の制限のあるところもあります。
※緊急事態宣言下ではサウナを閉じているところが多いので要確認

・多摩川駅(始発)無し、新丸子駅の丸子温泉(黒湯)に徒歩可能
・沼部駅無し、御嶽山駅の調布弁天湯(褐色メタケイ酸、有料サウナ※)に徒歩可能
・鵜の木駅
第二栗の湯(薬湯:草津の湯、ガリウム鉱石湯)
久が原駅のCOCOFUROますの湯(黒湯、高濃度炭酸泉、有料サウナ※)に徒歩可能
・下丸子駅
都湯(漢方薬湯、無料サウナ※)
・武蔵新田駅
新田浴場(黒湯、薬湯、有料サウナ※)
・矢口渡駅
草津湯(鉱泉湯、無料大サウナ※、半露天打たせ湯、リクライニング休憩室)スーパー銭湯仕様
・蒲田駅
ゆ~シティー蒲田(黒湯半露天、打たせ湯、有料サウナ※)スーパー銭湯仕様
改正湯(最新デザイナーズ銭湯、黒湯、黒湯炭酸泉、シルク湯)
蒲田福の湯(最新デザイナーズ銭湯、食事)
蒲田温泉(黒湯、ガリウム鉱石湯)スーパー銭湯仕様
その他
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