アピールタイムが全然来ません。
砂風呂は海浜に湧く温泉によって温められた砂に身を埋め軟らかい温浴効果を得るもので、身体を湯に浸さないまま蒸されるという点でサウナに似ていると思います。歴史はそんなに古くなく、たぶん指宿が自然砂風呂として最初に観光化したのではないかなあ。
屋根をつけて日差しを避けるようにしたのは最近かなと思ったら古い写真にすでにありますね。私は豪雨の中、港から歩いて行きましたが、ものすごい目隠し的な屋根が海岸をびっしり埋め尽くしていて、建物から浴衣に着替えてその下へ向かうと、アルバイトの屈強な若者がベルトコンベアー式に掘り起こしては埋めを繰り返していました。こういうものなので衛生が気になりますが、わりと短時間でギブとなりますので浴衣から汗が滲み出るのも少ないでしょうし、かなり気を使ってます。
現在では別府をはじめ北海道まで全国で砂湯がみられます。ただ、自然砂風呂は多くはないようです。
砂風呂自体、温浴療法が話題になった明治時代にバッと拡がったようですね。大井町近くの砂浜に砂風呂があったことは前に別のところで触れました。海浜砂風呂とあるのがそれです(地名が海浜)。
書いてあるとおり人工砂風呂です。もちろんここは砂浜もろとも今はないです(明治後期)。ちなみに大森に砂風呂的なエステサロンがあるようです。
ほんとこれではエステですねえ。