湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

※旧ブログの一部コラム・記事、全画像は移植していません。こちらのコンテンツとして残します。

コープランド:交響曲第3番

2014年09月29日 | アメリカ
◯バーンスタイン指揮NYP(eternities:CD-R)1976/6/1live

ややザラザラした音だが録音状態はまずまず。正規録音にくらべミスが目立つ、というのは当たり前として、バーンスタインらしいアバウトさも孕む迫力といったものが両端楽章では感じられるし、愉悦的なリズムをきざむ2楽章、怜悧な静謐さを示す3楽章とも楽しめる。正規録音があれば別に要らない盤だと思うが、興味があればどうぞ。
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アイヴズ:答えのない質問

2014年09月25日 | アメリカ
◯バーンスタイン指揮NYP(eternities:CD-R)1976/6/1live

正規録音も残っており、解釈は同じ。だがより整然とし、音楽として聴かせようという意図が垣間見える。この曲は3部のオケないしソロがそれぞれの役割を果たす。そのうち弦については環境音楽のようなコラールを終始静かに無個性に奏で続け、それとは別にペットが質問とされる1節をひたすら繰り返して投げかける。質問に回答しようとして結局投げ出してしまう知恵者たちの不協和な響。その対話は整然と行なわれ、起伏がないのが気になった。
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コープランド:ロデオよりホウダウン

2014年09月25日 | アメリカ
◯バーンスタイン指揮NYP(eternities:CD-R)1976/6/1live

わりと整然とした印象があった。色々と編曲されている小品であり、勢いやリズムの強さについては小編成のもののほうが有利ではあるか。デン・ハーグでのライブ。拍手喝采が凄い。
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バーンスタイン:キャンディード序曲

2014年09月25日 | アメリカ
◯作曲家指揮NYP(eternities:CD-R)1976/6/1live

派手な出だしから音楽番組に使われるなど有名な作品だが、ここではライブならでは少しアバウトな感じもするものの、勢いがそれを凌駕して突き進んでいる。
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ラヴェル:ピアノ三重奏曲

2014年09月24日 | ラヴェル
◯ノエル・リー(P)ジェンドレ(Vn)ベックス(Vc)(BAM/forgottenrecords:CD-R)

板起こしのモノラル盤でマイナスしたが演奏そのものは素晴らしい。奇をてらうことなく素直に表現している。三人のバランスがよく、突出したり激突したりといったことなく最後まで心地よく聞き流せる。
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ウォルトン:ヴァイオリン協奏曲

2014年09月24日 | イギリス
◯ケレメン(Vn)マリナー指揮ダヌビア・ユース交響楽団(放送)2003/3/21live

少々荒い演奏だが、ソリストはやり切った感はある。オケが細かい仕掛けを強調して反面盛り上がりどころでは弱く、バランスが悪く感じるのは指揮者の特徴なのか。やや単調な音色は曲のせいでもあろう。テンポ操作は自作自演より大きく、その面での楽しさはある。
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カリンニコフ:交響的絵画「杉と棕櫚」

2014年09月13日 | カリンニコフ
◯ラフリン指揮レニングラード・フィル(放送)1969live

交響曲に比べれば民族色はかなり薄い。書法の充実と比例して個性や面白みの減退がみられるように思う。ラフリンはズガシャーンというようなぶっ放し方でロシア臭をより強くアピールしている。オケは実態はレニングラード響か。
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メシアン:四つのリズムの練習曲

2014年09月08日 | フランス
◯ロリオ(P)(erato)1968/1・CD

三楽章までは抽象度が高く、たしかに練習曲としてかかれたものであり、メシアンらしさのようなものは余り楽しめない。四楽章でアレグロ部に入ってやっと楽しめる。アイヴズのような取っ付きづらさはあるが、瞑想的な雰囲気は好きな向きにはアピールするだろう。ロリオは原曲に表情付けをほどこし取っ付きやすくしてくれる。
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ミヨー:春

2014年09月08日 | フランス
◯マルツィ(Vn)アントニエッティ(P)(CD)1951/10/31・CD

ミヨーに春という曲は数曲あり、この作曲家がいかに春を愛していたかわかる。マルツィのヴァイオリンがいやはや懐かしく、思い出の田園風景を描ききっている。短い曲だが機会があればどうぞ。
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マーラー:大地の歌

2014年09月04日 | マーラー
◯ホーレンシュタイン指揮ストックホルム・フィル(放送)1968/11

録音状態はかなり悪いし、演奏レベルもけして褒められたものではないが、緩徐楽章での荘重壮大な表現はホーレンシュタインらしく、ホーレンシュタインマニアなら聞いてもいい演奏かと思う。早い楽章は乱れたりリズム感がいまいちだったりと薦められない。
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