湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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たまの一般銭湯~武蔵小山温泉清水湯(塩化物泉、黒湯)

2021年06月04日 | 東京温泉
ここにきて原点に立ち返ります。混雑で有名で、コロナ後急に行かなくなってしまいましたが、昼からやっているため時間の隙をみると余裕で楽しめます。スナックやビールもある共用部にたむろする人は目に見えて減っていますが・・・縁台で狭い和風庭園を見ていると風呂屋は夏もいい、と改めて思います。(二階に広いスペースや女性用のマッサージ?みたいなスペースもありますがコロナ状況では不明)

ここがもともと旧来の公共浴場とは信じられない充実した設備の一般銭湯ビルで、平面積は広くないですが浴槽を内外に立体的に配置して壁面に緑をはわせ、全面的に最新デザイナーズ銭湯として生まれ変わっています。ただとにかく人が風呂に入る時間帯は混みます。近所の人に加え学生が多く、最近はタワマン住民も遠くからのファンも来るので(駐車場有)設備劣化が早い。ロッカーは新しいのにしょっちゅう壊れ(しょっちゅう治している)、洗い場のシャワーもだんだんお湯の出る時間が短くなっていっている(これは意図的かも)。靴箱とロッカーがほとんど100円ロッカーなのもそういうトラブルへの水際対策かもしれない(200円ぶん100円玉を持っていく必要がある、ただ靴箱は不要なロッカーもあり、これは他の100円玉ロッカーのある銭湯でも出てきてますね)。

入口脇のサウナは有料、赤外線ですがちょっと暗めのまずまずの広さで結構人気です。入口正面にかけ湯があり、サウナの人も使いやすくできてます。左にシャワー。縦に細長い浴室は天井が高く、真ん中の壁を境に洗い場と縦型メイン浴槽に分かれます。メイン浴槽はまあまあ広く、手前に水風呂、壁でジェット三基、電気のある温湯があります。これが共に黒湯。ヌルヌルはなく薄めですが粒度があり、肌に残ります。露天(半露天)階段下にも黒湯がありますが、あちらのほうは何か加工しているのか、わずかに泡もしくは湯の華がわきヌル感の出ることがあります。黒湯のヌルザラは肌への効果と保温効果のようで、別にそういうものを求めず、あがるとき気持ち悪ければ洗い流した方がいいかもしれない。露天は階段で上下に分けられた二つの小さな岩風呂風浴槽と、割と広い涼むスペースとなっており、夜の温泉ホテルのような照明の雰囲気もいいですが、昼の日差しと風は格別です。上の浴槽がここの売りである塩化物泉。加温はしていますが無殺菌源泉かけ流しでヨードを含むため絶対口に入れないよう、とのこと。黄色い塩化物泉はとくに大規模設備で濾過したものはよくありますが、濁り湯のままでかけ流しというのも珍しい。東京にはもう一つくらいしかなかったように思います。塩化物泉は刺激があり体に染みます。マストで流さなきゃならないほどきつい塩分ではないですが無殺菌なので流した方がいいのでしょう。ここは全体的にぬるめですが、この浴槽は中では少し熱めかもしれず、人の滞留はコロナの今はさほどひどくありません(時間帯によります)。

都内最高級の設備と温泉ふたつを備えたスーパー一般銭湯の筆頭株。普通の銭湯とは違う楽しみ方になりますけれど、同じ470円(2021/5現在)使うなら・・・どうでしょう。

久しぶりに来てやっぱりよかった。

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