湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

※旧ブログの一部コラム・記事、全画像は移植していません。こちらのコンテンツとして残します。

温泉の少ない京都市街:壬生温泉はなの湯(単純温泉・運び湯)

2021年12月23日 | 東京温泉
京都へ来るたびスーパー銭湯に行きたいと思うのですが、少ないですね。温泉と銘打ったりスーパー銭湯だったとしても、人工温泉。それはそれでいいのですが、ちょっと違う泉質で、なおかつリーズナブルで設備もでかいところを、と壬生で思いました。夜になってしまい気づくと目の前に



トロン温泉稲荷湯さん。明治末期、まだ農村だった壬生近辺に誕生し、現在は人工泉のトロン温泉という鉱石湯で、地下水かけ流しにオゾン殺菌だそう。トロン温泉はラジウム鉱泉と同じで別に放射性物質というわけではないらしく、医薬部外品のトロン浴素を使った遠赤外線効果があるとのことです。これはドイツの有名なバーデン・バーデンをモデルにしてるんだそうで(あれ?バーデン・バーデンは放射性物質なかったんだっけ)。サウナも遠赤外線。魅力的ですが、銭湯はお馴染みですし、東京にもトロン温泉はなくはない。宵闇のころは近隣の方々がひっきりなしに入っていって、ちと寄りづらい。。






というわけで、せっかくですしちょっと足を延ばして壬生寺の方向へ。壬生温泉はなの湯はチェーンで、かなり大きいスーパー銭湯です。地元割引も含めれば東京感覚では安く、飛び込みでもタオル等自前なら700円台ですね。当然ですが地元の方や近隣から車で来られる方が多く、夕刻は混みます。ロッカー室(およびロッカー)やパウダーは正直狭くて、密とかなんとかいうご時世には気が引けました。老若男女バランスよく多いゆえ年代層が偏ったり肩身が狭くなることはない。浴室はちゃんと広く設計が上手いのか人がぶつかり合うことなく、洗い場も混まない。最新スーパー銭湯的な構成ですが、説明板から何度もリニューアルしての今のようです。どこでも混んでる無感覚湯(バイブラ)は少し熱め。ジェットや水風呂やシャワー、二つのサウナ。サウナは熱いタワーのほうは綺麗に整えられてますが体調的に入りませんでした。ミストサウナはかなりぬるく、ほんとなら長くいたいのですが、寒くなってきて周りを真似して背もたれの上に座ったら足元がヌルヌルし滑り落ちそうで、視界はゼロなので断念。電気風呂ゾーンが広くて人気なのが意外。

メインは風通し露天の広い岩風呂とつぼ湯二つで、こちら姉妹店「守山天然温泉ほたるの湯」にて1300メートル地下から吸い上げた成分的には無色透明単純泉の運び湯になります。低張性弱アルカリ低温泉とあります。ほたるの湯は僅かに黄味を帯びた透明で少しぬめりがあり、黒湯でいうところの成分が認定に足りないがしっかり入ってはいる褐色透明泉、みたいな感じですね。こちらの岩風呂でも肌がツルツルする何かしらの成分は実感できますし、とても温まる。風呂内に石の椅子をくりぬいたり長風呂のための配慮が感じられます。冬なので人もそれほど屋外に出ないので堪能しました。つぼ湯も同じ湯ですが広めにしてあり子供にも大人気、このとろみは…と思って出てしまった(苦笑)

休憩スペースは少なめですが、食堂スペース(セルフ)に畳席もあり、飲み物もさほど高くはなく、食べ物は夕食ならたぶんお任せの季節の御膳で充分。この写真だと左上のしんじょ揚げが絶品。寒ブリも二切れ。800円台。食堂スタイルゆえゆっくりできました。

嵐山の方にもスーパー銭湯あるんでしたっけ。


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