近衛秀麿指揮新交響楽団(columbia)1936/1
SPだがCDでもまとめられていたか。webで聴ける。二分弱の行進曲ふう小品で、ここではスネアにのってペットが一寸シニカルな旋律を吹き、フルートが五音音階による合いの手を入れてくる。銀河鉄道の夜的なピエルネにしては耳に新しい雰囲気ある曲。ドビュッシーより旋律的だがデュカス以前には戻らない、ラヴェルと同等か少し遡る、といった感じか。ストラヴィンスキーにも近い。同時期に有名なスーザなどブラスバンド曲も録れているが、それらと並べていることからも同曲の人気のあったことが伺えるし、何より、上手い。ハキハキと、リズミカルで、いかにも「小」牧神という軽やかさすら感じさせる。この人の指揮は今でも人気があるようだ。
SPだがCDでもまとめられていたか。webで聴ける。二分弱の行進曲ふう小品で、ここではスネアにのってペットが一寸シニカルな旋律を吹き、フルートが五音音階による合いの手を入れてくる。銀河鉄道の夜的なピエルネにしては耳に新しい雰囲気ある曲。ドビュッシーより旋律的だがデュカス以前には戻らない、ラヴェルと同等か少し遡る、といった感じか。ストラヴィンスキーにも近い。同時期に有名なスーザなどブラスバンド曲も録れているが、それらと並べていることからも同曲の人気のあったことが伺えるし、何より、上手い。ハキハキと、リズミカルで、いかにも「小」牧神という軽やかさすら感じさせる。この人の指揮は今でも人気があるようだ。