湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

※旧ブログの一部コラム・記事、全画像は移植していません。こちらのコンテンツとして残します。

ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲

2016年07月29日 | Weblog
○ペネティエ(P)ロザンタール指揮ORTF(ina配信)1976/10/6live

重音の響きが素晴らしい。安定したバランスで全く引っ掛かりなく楽しめる。ただぶっ叩くだけの演奏とは違う。最初の方の些細なミスなど看過できる。ニュアンス表現も素晴らしいが、これはロザンタールとそのオケも同じ。楽曲をよくわかっている。師匠の協奏曲を振った記録はこれが唯一なのではないか、それが信じられないほど立派で、ロザンタールらしい華やかさがあるとともに、オケへの統制も行き届き、むろんソリストとも融合し、案外存在しない「王道」を楽しませてくれる。これは拾い物だった。フランスの演奏の精髄を堪能。
Comment    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 中村紘子さん死去 | TOP | ブロッホ:交響組曲「エヴォ... »
最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Recent Entries | Weblog