湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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ラヴェル:スペイン狂詩曲

2017年04月30日 | Weblog
コンドラシン指揮ACO(eternities)1971/1/14live

荒い。録音も荒いが演奏も粗があり、もはやロシア流とも言いきれない個性が確立されているのだとは思うが、やはり管楽器の発音がいちいち強く、録音バランスが悪いのもあって抑揚の抑の方が聴こえなくて、吹けていないように聴こえたり、ちょっと推せない。ただ終楽章は凄まじい。ミュンシュの迫力に似ているのだがもっと北方的な脂のない筋肉という感じもする。とにかく指揮者もオケもフランス物において音色で売る感じではないので、ミュンシュとは比べられないが、しかし最後のド迫力と盛大なブラヴォ拍手は、この曲をレパートリーとして録音も多く残るコンドラシンの面目躍如といったところだろう。
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