わたしはチェリビダッケのラヴェルはきれいだがラヴェルの楽しさがないと思うくちです。まとめブログみればわかりますがどこがチェリビダッケのラヴェルがきらいなんだというくらい、海賊含めて沢山持ってはいるわけですが、まとめブログみればわかるとおり、とくに昔は「まるでクープラン交響曲だ」などと評しておりました。最近DOCUMENTSの海賊盤を掘り出して聴いてみたら、これがラヴェル自身の志向した響きの実験性を効果的に引き出した名演。最も名声を得た手兵ミュンヒェン・フィルとのものだけではないけど、さらにDVDやYoutubeの動画を見るにおよんで聴衆は賛否かもしれないがえらいことやってたんだなあと思いました。奇特な方はまとめブログで「チェリビダッケ指揮 ラヴェル」で検索してみてください。聴いた上で言ってます(十年以上前に)。
ここ十年は新しい発掘盤は映像くらいしか聴いていないので、漏れがある可能性はありますが、以下所持盤から、9月発売のミュンヘン・フィルとのラヴェル集との対照です。オケの自主制作盤で音源も制作陣も海賊盤とは段違いですから、チェリビダッケが草葉の陰でどう思っているかは別にして、とりま買うことは止めません。個人的にミュンヘン・フィルの音は堅くて好きではないので、迷っています。HMVが販売元の宣伝文句を載せており、そこに初出の文字がないことはポイントです。いずれの曲もチェリビダッケ得意の十八番です。ライヴになります。
チェリビダッケ/ラヴェル『ダフニスとクロエ』第1、2組曲、ラ・ヴァルス
http://www.hmv.co.jp/fl/12/2480/1/
★ダフニスとクロエ第一組曲、第二組曲1987/6/21
:オーディオールAUDIORから出ていたデータ不詳盤と同じ?
★ラ・ヴァルス1979/6/20
:000classicsほかCD-Rレーベルから出ていた6/21と記載されたものと同じ?しかしえらく音が悪い
★クープランの墓(チェリビダッケお気に入りのようで物凄く沢山音源が残ってます)1984/4/18,19
:ミーティアMETEORから出ていたデータ不詳盤と同じ?但し海賊盤が二日分編集したとは思えず、放送エアチェックならともかく、どちらか一日のものであるとすると部分的に初出
ご参考に。