湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

※旧ブログの一部コラム・記事、全画像は移植していません。こちらのコンテンツとして残します。

リーガー:新しい踊り,op18b

2005年05月15日 | アメリカ
○ストコフスキ指揮ヒズ・シンフォニー・オーケストラ(CALA)1958/9/25カーネギーホールlive

ストコフスキが見出した20世紀のわかりやすい系作曲家のひとり。そう言うとすぐにコープランドのバレエ曲を思い浮かべられるかもしれないが、この曲などを聴くとリズム性と高音域の楽器にかんしてはそのとおり、しかしあそこまでの能天気さはなく、比較的重心が低い響きで安定した聴感をあたえている部分も違う。いい意味で職人的な巧さが発揮されており、心地よく聞き流せる。サックスの響きなどちょっとしたアクセントもあり、またその用法がいかにもアメリカ的な印象を与えていることも確かである。民族主義的な部分は指揮のせいか全く感じさせない。ストコフスキは結構ムラのある指揮者でもあるがこの演奏は短くピリリと決まっていて、瑕疵のひとつもないのが素晴らしい。○。モノラルなので。
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ストコフスキのRVW9 発売

2005年05月14日 | Weblog
段々とストコの同時代モノが復刻されてきてうれしいところだが、ヴォーン・ウィリアムスの交響曲第9番のライヴ録音が出ました。おいおい載せていきますが、コスモポリタンであるストコの、それでも「お国モノ」であるところのRVW、ストコ自身愛着を持ち得意としてきたが、華麗で派手な後期の曲でとくにその力が発揮される。ちょっと期待。そういえば英パールの新譜が久し振りに出ていました。ブリテンが編曲指揮した乞食オペラが珍しい。

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トラックバックって何なのかよくわかりません・・・

2005年05月13日 | Weblog
すいません、ときどきトラックバックをつけていただいていますが、私そもそもトラックバックが何なのか、使い方もよくわかりません。もし何も反応しないことにご不満等抱いてらっしゃるかたがございましたらすいませんです、そういうことですので、予め謝罪をば。
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オネゲル:パシフィック231

2005年05月13日 | フランス
○ツィピーヌ指揮フランス国営放送管弦楽団(EMI)CD

轟音響く演奏ぶりでとにかくオケの気合いが物凄い。ツィピーヌは目前の障害物をズバズバと切り裂きながら強力に進んでいく汽車を演じあげている。といっても粗い演奏ではなく、音響的にはきちんと組みあがっている(一部テンポ的に停滞を感じさせなくも無いが)。どこか暗さがあり、暗雲たちこめるオネゲルのもう一面を予感させるところもあるが、これもまたツィピーヌの深い読みといっていいかもしれない。単純に古い録音のせいかもしれないが。○。
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オネゲル:ラグビー

2005年05月13日 | フランス
◎ツィピーヌ指揮フランス国営放送管弦楽団(EMI)CD

モノラルなのが本当に惜しい。でもCD化によってかなりクリアになり、水も切れるような素晴らしい響きが再現されるようになったのは嬉しいことだ。オネゲルの創り上げた音楽的構造物をぎっちり組み上げ、バシバシ切れ味鋭く響かせていく。能天気な明るさはないが、適度に爽やかな雰囲気があり、必ずしもスリリングでどきどきするだけの演奏ではない。◎。
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ドビュッシー:神聖な舞曲と世俗的な舞曲

2005年05月13日 | ドビュッシー
○メイソン・ストックトン(hrp)F.スラットキン指揮コンサート・アーツ弦楽合奏団(capital)LP

遅めのテンポで確かめるように進むが決して表現が強くはならず比較的繊細にできているほうである。金属的な音がやや耳につくが(ハープ)ストレートに楽しめるものとは言えるだろう。とつとつとした印象すらあたえるソリストではあるが決して技術が無いわけではないと思う。味が無いだけだ。○。
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ラヴェル:序奏とアレグロ

2005年05月12日 | ラヴェル
○メイソン・ストックトン(hrp)アーサー・グレッグホーン(fl)ミッチェル・リュリ(cl)ハリウッド弦楽四重奏団(capital)LP

さらっと流して聞けてしまう。この時代のモノラル録音にしては割合と音の分離の明瞭な録音で、演奏自体もコントラストをしっかりつけたリアルなものになっている。だが、「引っ掛かり」が無い。そこがネックだろう。演奏家達はバランスがとれている。突出したスターがいないからかもしれない。ハリウッド四重奏団もそれほど音色表現的な主張が強く出てきていない。ストックトンはグランジャーニと比べるとちょっと音に味がないというか、発音の強さは似ているのだけれども、無機質でやや聞かせる技に欠けている。この盤はひょっとするとグランジャーニとされている盤と同じモノではないかと思っていたのだが、似ているのだけれども、違うと思う。おまけで○。これでステレオならスタンダードな名盤とされていたかもしれない可能性は感じる。
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ストララム録音集復刻

2005年05月10日 | Weblog
VAIを初めとする一連のCDで既出の音源ばかり。EMIのコンポーザーズ・イン・パーソンシリーズに収録されていたプーランクの自作自演「オーバード」が含まれている。5月19日発売だそうです。何も歴史的録音に興味が無い人が買うものじゃないとは思うが、ストララムを知らない向きでフランス20世紀音楽の演奏史に興味の有るかたや、モイーズ、ラスキーヌといった名手の名前にピクンとくる向きにはお薦めかも。ちなみにLYSに収録のリヒャルトは入っていない。グリーンドアから。

ドビュッシー:「牧神の午後への前奏曲」/フルート:マルセル・モイーズ
イベール:「寄港地~3つの交響的絵画」
ルーセル:「蜘蛛の饗宴」/フルート:マルセル・モイーズ
ラヴェル:「道化師の朝の歌」
プーランク:ピアノと18楽器のための舞踊協奏曲「オーバード」/ピアノ:フランシス・プーランク
【演奏】
ワルテル・ストララム(指揮)、ストララム管弦楽団
※シャンゼリゼ劇場での録音
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MP3プレイヤー復活

2005年05月10日 | Weblog
ずーーーーーーっとやる気をなくしていたのですが、ファームウェアのバージョンアップで動くようになりました、クラシック用のMP3プレイヤー!

旅行挟み、もう二週間くらいクラシック聞いてないのでリハビリが必要。ゆるゆるといきますのでご勘弁を。。。
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