ル・ルー指揮フランス国立放送管弦楽団(concert hall)
ちょっとハッキリしすぎる感もある出だしだ。録音がよすぎるのかもしれない。かなりしゃっちょこばった規律正しいソロ演奏を指示しているようである。ラヴェルの自作自演あたりに近いとても機械的で堅い解釈のように感じられる。数珠繋ぎのソロ楽器の音色表現がいずれも非常に単調である。というか、余りに個性が無い。抑え込まれている感すらある。元々持っている楽器の音の美しさだけだ。全体の音響はしかしとても整えられている。遅めのインテンポなうえにただ音響がどんどん重くなってゆく。クライマックス近くで音量が若干抑え目に修正されているのもどうかと思う。とにかくこれはとても「正しいボレロ」だとは思うが・・・面白くは無い。
ちょっとハッキリしすぎる感もある出だしだ。録音がよすぎるのかもしれない。かなりしゃっちょこばった規律正しいソロ演奏を指示しているようである。ラヴェルの自作自演あたりに近いとても機械的で堅い解釈のように感じられる。数珠繋ぎのソロ楽器の音色表現がいずれも非常に単調である。というか、余りに個性が無い。抑え込まれている感すらある。元々持っている楽器の音の美しさだけだ。全体の音響はしかしとても整えられている。遅めのインテンポなうえにただ音響がどんどん重くなってゆく。クライマックス近くで音量が若干抑え目に修正されているのもどうかと思う。とにかくこれはとても「正しいボレロ」だとは思うが・・・面白くは無い。