湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

※旧ブログの一部コラム・記事、全画像は移植していません。こちらのコンテンツとして残します。

ブラッハー:パガニーニの主題による変奏曲

2014年02月20日 | ドイツ・オーストリア
○ヒンデミット指揮ラ・フェニス劇場管弦楽団(放送)1961/4/14live

例によってパガニーニは冒頭だけ派手に現れてすぐ解体されてしまう。スケール状の音型が多用されスピーディな展開をみせる。ヒンデミットの指揮はしっかりしている。ブラッヒャーはかっこいいのでこのくらいの長さ、16分程度なら耐えられる。○。
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ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」

2014年02月20日 | 北欧・東欧
○バーンスタイン指揮ニューヨーク・スタジアム交響楽団(DG)1953

何かマーラーぽい新世界である。重量感のある響きで、オケの技術的にもまずまず、バーンスタインの歌い回しは独特の感傷を煽る。早い楽章はスピードとテンションを保ちフォルムが崩れることはない。50年代のイケイケのバンスタといったところか。但し、四楽章の恣意的な操作は是非あるところだろう。
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音楽家サインのページを公開にしました

2014年02月20日 | Weblog
音楽家サインのページを公開にしました; http://20urakurasygn.blog.fc2.com/
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ラヴェル:ピアノ三重奏曲

2014年02月19日 | ラヴェル
○トリオ・ディ・トリエステ(DG)1959

ラヴェルとしてはどうかというところはあるが、情感たっぷりの表現はテンポを大いに揺らすところさえあり、耳を惹いた。いわばロマン派音楽の流儀で太くやったラヴェルであり、繊細さや透明感は無い。が、特筆すべき演奏とは思った。最近特筆すべき演奏が無い中でこれは印象的だった。
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ラヴェル:ヴァイオリンとチェロのためのソナタ

2014年02月19日 | ラヴェル
○ジェラール・プーレ(Vn)ヘンケル(Vc)(HENKEL)CD

何かとても荒々しい演奏で、二つの楽器のぶつかり合いを聴いているかのようだ。調和を聴かせるような曲ではないものの、いささか暴力的にも感じた。
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ドビュッシー:管弦楽のための夜想曲

2014年02月19日 | ドビュッシー
○マルティノン指揮ORTF(EMI)CD

構成感が抜群で、第三曲シレーヌなど盛り上がりどころ勘所を良くおさえた演奏となっていて出色。響きの感覚も素晴らしく、合唱とオケのバランスがとてもよい。やや無個性な音ではあるが、現代的な鋭敏な感覚で仕上げられた演奏。個人的には第二曲祭りの序盤のテンポがもっと前に向かってほしかったがリズムを重視するならばこう整えるしかないのだろう。
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ドビュッシー:管弦楽のための夜想曲

2014年02月18日 | ドビュッシー
○ロザンタール指揮パリ国立歌劇場管弦楽団他(Ades他)CD

鄙びた音の時々するオケはまあ、いいとして、ロザンタールの常、テンポの落ち着き具合が気になる。第二曲祭りはリズム感はたしかにいいのだが、テンポが前に向かってゆかず、客観的に整えた感じすらある。にもかかわらず、神秘よりはちょっと世俗的な感じがする演奏。オケが弱いせいもある。
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シェーンベルク:浄夜(1943年版)

2014年02月17日 | ドイツ・オーストリア
○エリアスベルク指揮ソヴィエト国立交響楽団(melodiya)1976/4/19live・LP

オケがいいのか分厚い音響で乱れも少なくよくできた演奏となっている。それほど揺れず進んでいくスタイルであるがゆえに乱れをきたしにくいのかもしれない。この曲はけっこう細かい音符で雑味を呼び込むことが多いが、版の問題もあるかもしれないけれど、ここではほとんど気にならない。○。
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ラヴェル:ピアノ三重奏曲

2014年02月14日 | ラヴェル
○ケントナー(P)メニューイン(Vn)カサド(Vc)(EMI)1960/7/12・CD

メニューヒンの腕こそ怪しいところはあるものの(音も細くて固い印象)、情緒たっぷりに揺らし緩急をつけていくさまは、そういう演奏が好きな人にアピールするものだろう。1楽章はラヴェルの本来とるべきやり方からは外れているかもしれないが情緒的に訴えかける力が強く印象的な演奏になっている。2楽章冒頭いきなりメニューインが技術的苦境に立たされている。しかし音はこちらのほうが柔らかくいいようにも思う。テンポもややゆっくりめ。ちょっとバラバラなアンサンブルに聴こえてしまうところもある。3楽章はもっと毅然としっかりした演奏を聞かせてほしいと思った・・・やはり音が心もとない。しかしポルタメントをまじえ絶頂を迎えるメニューインには前時代的な感傷がつきまといそれはそれでいい。4楽章はもっと花が開くような煌びやかな出だしが欲しかったがここでもメニューインの腕の限界・・・?ケントナーは終始安定しているがメニューインとカサドはどうも余り迫力がない。響きの美しさは独特の表現を見せる部分も含めて弱音部で感じられる。終わり近くの再現部?前の盛り上がりでかなり情緒的な伸縮が1楽章以来またもみられ、これは好き好きか。私はけっこう感動的に思った。弦のトリルとアルペジオに彩られピアノが法悦的な響きを放つ部分は、肉感的で、ちょっと技術的問題があったとしても許せる。ラストはかなり盛り上がる。
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フランツ・シュミット:歌劇「ノートルダム」~間奏曲

2014年02月13日 | ドイツ・オーストリア
○カラヤン指揮フィルハーモニア管弦楽団(EMI)1959/1・CD

むせ返るような音楽にカラヤンは合っている。オケもオケなので灰汁抜きされて、良い意味なのか悪い意味なのかわからないが耳にすっと入ってすっと出ていく。フランツ特有の重厚な響きの揺れがはっとさせるが、まあ、わかりやすいだけの曲か。
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ピストン:交響曲第3番

2014年02月13日 | アメリカ
○ハンソン指揮イーストマン・ロチェスター管弦楽団(mercury)

ピストンは晦渋な響きの中からあっけらかんと舞踏が飛び出し娯楽然として終わる交響曲のイメージがあるが、これはまだ娯楽性が足りないというか、一楽章は美麗なのだが、、、四楽章でクレストンかコープランドかといった舞踏がやはり始まるのだが頭でっかちというか、、いやでも聴きやすい曲ではあるが。ハンソンの指揮は要領よい。
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ハンソン:交響曲第4番「レクイエム」

2014年02月13日 | アメリカ
○作曲家指揮イーストマン・ロチェスター管弦楽団(mercury)

父親の追悼の意図があって書かれた荘重でありながらきちっと交響曲として楽しませる要素も持った佳作。私の手元にはモノラル盤しかないのだがステレオはあるのだろうか。シベリウスの影響はなくはないが、もはやアメリカ産交響曲の典型的な調子もあり、ハンソンにしては暗いとはいえ、わかりにくくはない。○。
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ストラヴィンスキー:バレエ音楽「火の鳥」~三つの抜粋(編曲)

2014年02月13日 | ストラヴィンスキー
○エリアスベルク指揮アンドレーエフ管弦楽団(ロシア民族楽器オーケストラ)(melodiya)1950・LP

バラライカを主体とする奇怪なオーケストラによる演奏で、火の鳥の毒々しさが強調されるような感じがする。フォルテの迫力が出ないし、現代オケのように俊敏ではないが、流れはさほど損なわれずに鑑賞に耐えうるものとなっている。
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リャードフ:キキモラ(編曲)

2014年02月13日 | ロシア・ソヴィエト
○エリアスベルク指揮アンドレーエフ管弦楽団(ロシア民族楽器オーケストラ)(melodiya)1950・LP

キキモラをバラライカで、という奇妙な盤なのだが、リャードフの気色悪さがわりと出ていて、続く火の鳥よりは地味だが、それなりに楽しめる。
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ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第2番

2014年02月13日 | ショスタコーヴィチ
○チェコ・トリオ(supraphon)

地味さは否めない。まとまりはいいのだが終始落ち着いた雰囲気があり、大人の演奏と言えばそうなのだが、2楽章などもっと喧噪が欲しいし、3楽章も何か諧謔が足りない感じがする。音のアタックが柔らかいせいか。1楽章など追悼音楽としてはちょうどいい温度なのだが・・・。悪くは無いが、ギチギチのアンサンブルを聞きたいとか、何か真に迫った演奏を聴きたいという向きには薦めない。ピアノは綺麗なのだが・・・
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