湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

※旧ブログの一部コラム・記事、全画像は移植していません。こちらのコンテンツとして残します。

エネスコ:ルーマニア狂詩曲第1番

2018年05月08日 | Weblog
ストコフスキ指揮フィラデルフィア管弦楽団(testament)1963/1/19ガラコンサートlive放送・CD

直前収録のリヒャルト・シュトラウスにくらべると鋭さが落ちる。派手さや圧力はすごいが民族的な迫力とは違う気がする。悪くはないが、そそられない。だが、大ブラヴォ。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

リヒャルト・シュトラウス:「サロメ」より7つのヴェールの踊り

2018年05月08日 | Weblog
ストコフスキ指揮フィラデルフィア管弦楽団(testament)1963/1/19ガラコンサートlive放送・CD

直前収録のラフマニノフより格段にキレており、オケの力量をひけらかす演目という以上にストコフスキーの適性や好みが反映されていると思えてならない。もっとも録音も悪くないので、ラフマニノフの録音状態起因の印象かもしれない。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ラフマニノフ:パガニーニの主題による変奏曲

2018年05月08日 | Weblog
スター(P)ストコフスキ指揮フィラデルフィア管弦楽団(testament)1963/1/19ガラコンサートlive放送・CD

オペラ絡みの演目が珍しいとして話題になるも発売が遅れやきもきさせた発掘音源。私はオペラに興味が無いのでこういう曲のみ聴きます。発掘音源ゆえ音質は覚悟すべし、ステレオだがDAよりはまし、という非正規感の強い音。まあ拡がりはあるしレストアはそれなりに効いているのだろう。それでもストコフスキには案外珍しいラフマニノフということで聴くわけで、作曲家と交流があり協奏曲録音も複数残しているわけで、だが、冒頭より(悪録音のせいかもしれないが)ゴチャッと潰れブヨブヨな感がある。鋭さに欠け、響きは後年のストコフスキらしく明るく拡散的だが明快さに欠ける。スターのピアノも綺麗だが迫力はやや劣る。録音撚れが拍車をかけて残念感を与える。後期ラフマニノフのカッコイイリズムはストコフスキー向きではない、と言ったほうがいいのか。うーん。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ストラヴィンスキー:サーカス・ポルカ(ピアノ独奏版)

2018年05月07日 | Weblog
フォルデス(P)(sony他)

「若い象のためのサーカス・ポルカ」つまり諧謔的な小品ということだ。これをピアノ独奏で聴くとちょっと軋み音が強く、管弦楽によるものがそのままの重々しく不格好な娯楽音楽という側面が弱まり、不協和音とはっきりしないリズムという印象に、ここではフォルデスが重い打音こそ素晴らしいが恣意的に、強弱や伸縮を加えていてかえってわかりにくくなっている。ピアノ曲としての問題点もあるのかもしれない。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ストラヴィンスキー:小管弦楽のための組曲第2番

2018年05月07日 | Weblog
マルコ指揮デンマーク王立放送交響楽団(danacord他)

web配信音源に含まれており容易に聴くことができる。古い音だがステレオ処理がなされている。曲は兵士の物語までの簡潔で諧謔的なストラヴィンスキーがあらわれた、しかし最も聴きやすい時期の作品として、ピアノ曲からの編曲ではあるが第一番よりも頻繁に演奏される。難しいことを考えず聴くだけならすこぶる平易なのでストラヴィンスキー入門にもオススメ、行進曲やワルツ、ポルカ、ギャロップと、素直に同時期影響されたり、もしくは意図的に取り入れた要素を投影している。鋭敏な感性と娯楽的な素材の融合は、これがディアギレフとの共同作業の時期の作品であることを明確にしめしている。ニコライ・マルコは同世代のロシアの音楽家として、数は少ないが優れたストラヴィンスキーの演奏を残しているが、これもスマートなオケの力もあって過不足ない印象を与える。変な揺れも技術的瑕疵もなく、録音さえ良ければもっと聞かれても良いのにと思う。ピエルネのようなフランスの流儀からぎくしゃくしたものを仕立てるのではなく、やはりメロディとリズムのロシア的強靭さのもとに推進力を与えている。しかしロシアだけではなくストラヴィンスキーにサティ志向があることも明確にする。なかなか。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヴォーン・ウィリアムズ:5つのテューダー朝の肖像〜Ⅴ.スケルツォ

2018年05月04日 | Weblog
ロジェストヴェンスキー指揮ロシア交響楽団、リュドミラ・クズミナ(S)エフゲニー・リーバーマン(Br)エフゲニー・アヴルシュキン(Vc)(dirigent)2012/5/23live

Ⅳに続いて演奏されたバスを中心とする歌曲で、終曲としてRVWに求められるものを壮麗に、覇気溢れる表現で仕立ててブラヴォを呼んでいる。短いが大編成オケをバックとした20世紀の歌曲だからカタルシスを得やすいのもある。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする