ライン出版編集部

一人一著作を!
rein(独)を信条に
誠実な出版を目指す
ライン(rein)出版編集長の日常と雑感

にんじんうどん冬ヴァージョン

2008-01-10 21:00:35 | Weblog
夏に新座名物にんじんうどんを紹介したが、あのときは冷たいサラダうどんだった。
冬になったらかき揚げつきの温かいヴァージョンに変わっていた。
にんじんと大根のもみじおろしも入ったほかほかうどん。
かまぼこは通常1枚、
連れが「かまぼこは苦手」というので2枚入っている。
なかなか美味であった。

早くもおひなさま!!

2008-01-07 19:00:19 | Weblog
西武デパートのショーウインドーには立派なおひなさまがディスプレイされている。
季節の先取りはデパートに限ったことではなく、もう私たちの仲間ではさくら、さくら、さくら…なのだけれど。

reinの「折りびな」づくりが始まった。
画像は折ったばかりのおひなさま。
さて、この二人、どこへ行くんでしょうね~。

病院帰りだから

2008-01-07 18:40:33 | Weblog
という心理が働いたのか、こんな本を買ってしまった。
ホントは群ようこの『かもめ食堂』を探しに行ったのだが。
一昨日、テレビで同名の映画を見たばかり。
途中からで、なぜ主人公がフィンランドへ行って食堂を開いたのかがわからなかったので、原作を読もうと試みたわけだ。
そしたら立ち読みで解決した。
で、代わりにこの本を求めたというわけ。

赤門もち

2008-01-07 18:31:10 | Weblog
赤門前の和菓子店で売られていた。
まだ食べていないが信玄餅に似ているようだ。

もうひとつのほうは、前田家の剣梅鉢家紋が押された「御守殿門」という名のお饅頭。白あんとあずき餡と2種。


東大赤門

2008-01-07 18:24:20 | Weblog
東大病院へ行った帰り、赤門の番所が公開されているというので立ち寄った。
東大赤門は、正式名称を「旧加賀屋敷御守殿門」といって国の重要文化財に指定されている。

幼児をこの赤門前に立たせて記念撮影をし、その写真を部屋に飾って「あなたはこの学校へ行くのよ!」と毎日唱えてピグマリオン効果を狙う母親が出てくる城山三郎の小説をチラと思い浮かべたが、いまさら入れるわけでもないから人物を入れての記念撮影はなし。

赤門についての歴史的な説明はこちら
http://www.u-tokyo.ac.jp/fac02/b07_04_01_j.html

東大が今年創立130周年を迎えるのを記念して公開。
平日の10時~16時、3月7日まで。
門を入ってすぐ左側。


中村敦夫さんから

2008-01-05 16:12:00 | Weblog
「昨年10月朗読公演で藤沢周平を読む。」というキャプションつきの写真が印刷された年賀状をいただきました。

ああ、中村さんも藤沢周平さんを読んでくださってたんですね~。
感動しました。

中村さんといえば、私の郷里で中学と高校1年までを過ごされ、reinと恩師を共有しています。
その文子先生は近年亡くなられましたが、最後まで「敦夫君」のことを案じ、応援していたのです。
中学の文化祭で演劇を脚本、演出、主役とこなして周りを驚かせたことなど文子先生から授業で聞いていました。
「せんだんはふたばよりかんばし」ということでしょうか。

そして、両親の話によれば近所だったので私の家によく来ていたそうです。
年齢差あって、彼が中学のとき私は幼児。
「敦夫おにいちゃん」は私を膝にのせて漫画を描いて遊んでくれたとか。

そんな中村さんのことを意識したのはなんといっても木枯し紋次郎のとき。
学生寮を出て下宿したばかりだったと思うけれど、隣人か譲られた映りの悪いテレビで毎週見ていたのが懐かしい思い出です。
四畳半一間に住んでいたころの話。

そして紋次郎にはすごく憧れましたね。
関わりないといいながら関わっていく設定に。
そして中村さんのカッコよさに。
小室等さんの主題歌も大好きでした。
リフトに乗るときは大声で歌ったりして。

時は過ぎ、政治家としてご活躍。
でも、reinはやっぱり俳優で作家の中村敦夫ファンです。
これからもたっぷりと渋い演技を見せてほしいと願っています。
昨年はNHKドラマ「海峡」に出演されました。
主人公の父親役として。

年賀状には「1月8日(火)13時NHKスタジオパークに出ます。」
と手書きされていました。

もう、これは見逃せません!

ほかにもドラマなど出演予定が記載されていましたので、声援を送り続けようと思います。
そしていつか藤沢周平さんのお散歩コースをぜひともご案内したいと思っています。
中村さん、当地にもいらしてくださいね!

中村敦夫さんのブログはこちら
http://www.monjiro.org/

私の主治医

2008-01-04 19:44:41 | Weblog
結構知っている人も多いとは思うが、reinは2000年に手術をしてちょっとした1病を持っている。
以来経過観察を続けているが、12月初めの予約日を失念してしまい、押し詰まってからの27日が検査日となった。
結果はまだわからない。
まあ、たいしたことはないのであまり心配しないでくださいね。

手術前から7年間はM先生にお世話になった。
そして現在はM先生から引き継いだK先生に診ていただいている。
K先生はM先生を非常に尊敬していて、「目標なんです!」という。
私の顔を見るたびにM先生の近況報告をしてくださる。
そう、M先生は神奈川の大学病院へ転出してしまわれてもういないのだ。

そのM先生がなぜかお正月の夢に出てきた。

暮れに診察に行った際、受付に名医年鑑という本が置いてあり、付箋が貼ってあったところを開いてみると、M先生が載っていた。

インタビューに応えているので抜粋してみたい。

Q.健康で特に気をつけていることは?
A.食前にサラダをたっぷり採る。ウォーキング。

Q.趣味は?
A.渓流釣り、フライフィッシング、スポーツ観戦

Q.医師にならなかったら何をしていましたか?
A.アラスカで釣りのガイド(美しいところでの釣りが大好きだから)

Q.診療で心がけている点は?
A.病気を診るのと同時に患者との人間同士の付き合いを重視する。

どうです?
こんな先生って素敵じゃありません?

M先生は大学ではアイスホッケーのゴールキーパーだった。
だから頼りがいがあるんだよ、と院長先生が教えてくださった。
診察の際には聞きたいことを10項目メモしていくと、1つ質問しただけですべてが解決してしまうほどキレる頭脳を持っていた。
しかも温情みもあるし、察しもいい。
3分診療の中身の濃さといったらたとえようもない。
3分が30分にも相当する内容を話し合っているのだ。
このラリーは録音しておきたいくらいであった。
家人の病気までカルテにメモして診察のたびにたずねてくださった。

あるとき、順番がきて診察室に入っていくと「reinさん、すっごく忙しいんです」と、珍しく弱音を吐かれた。
限界を通り越していたのかもしれない。
一人ひとりにこんなにきめ細かく応対していたら疲れてしまうだろう。
でも、誰にでも同じように向き合っていることには頭が下がった。

「転勤するんです」とのお話しがあったとき、「だめですよ」と思わず発してしまったが、ご栄転なのだから喜んで差し上げるべきだった。

生涯でこうした医師にめぐり合えたことは幸せかもしれない。
いえ、絶対幸せです。

心にしみた年賀状から

2008-01-04 18:52:48 | Weblog
 年が改まるたびに思い起こすのが齋藤茂吉五十歳の年頭の二首

    おのづから心つかれて吾はをり吾に五十の年明けにけり

    新しき年の始めはたのしかり吾たましひを養いゆかむ

                            (高校の先輩Kさま)



 たった一度しかない人生を たった一度しかない自分を
   
   本当に活かさなかったら 人間、生きてきた甲斐が

   ないじゃないか            (法台寺 岩崎信丈さま)


 ベルギーのウィージェンス氏が生涯をかけて実用化した地雷探知ネズミ。タンザニアの団体アポポが使っている。敏感な鼻で地雷を見つけると地面を叩いて教える。ご褒美はバナナ。               
                      (JCBL代表 北川泰弘さま)


63年前の夏、まだ生きられるのだ、新しい世を創るのだと痛烈に思った8月15日、日本がこんな醜い国になるとは誰が想像したでしょうか。
                                 (O先生)


『ふるさとへ廻る六部は』

2008-01-03 23:03:40 | Weblog
山形鶴岡出身で当地に住んでいた藤沢周平さんのエッセイ集を読み返している。
以前はざっと拾い読みしたのだが、お正月で時間のたっぷりあるときだと味わいが違う。
表題は江戸川柳「ふるさとへ廻る六部は気のよわり」からとったものだが、エッセイの中にもこの川柳が出てくる。


さて、年頭に当たり一首詠んでみました。

    
    人がみな 群れて楽しく見ゆる日に
        
         白バラ買ひ来て ひとり眺むる (rein)


ハァ、ちょっと暗いですかねえ。
この歌、どこかで聞いたことありませんか?
そう、周平さんのエッセイに登場する啄木の歌のパクリ。
啄木は人がえらく見える日に花を買って奥さんと眺めたんですね。

風邪で寝込んでいる折、暗くなったり、孤独になったり。
気がゆるむとろくなことないですね。
「気のよわり」なんでしょうか。