りきる徒然草。

のんびり。ゆっくり。
「なるようになるさ」で生きてる男の徒然日記。

町営プール。

2009-08-16 | Weblog
今日は午前中、弟と一緒に子どもたちを連れて、
近くの町営プールへ行った。

全国の自治体同様、僕らの暮らす町も
平成の大合併に呑みこまれて、僕らが向かったプールも、
今では市立プールが正式な名称なのだが、どうしても
昔からの癖で、今でも“町営プール”と呼んでしまう。

このプールが出来たのは、僕が中学生の頃だった。
弟は、当時小学生だった。
今は広島に住む弟は、このプールに訪れたのは20数年ぶりらしく、
“懐かしい”という言葉を連呼していた。

更衣室で水着に着替えた子どもたちが、嬉々としながら我先に
プールへと向かう。
プールと言っても、公営のプールだから、ウォータースライダーやら、
波が起きたりとか、そんな派手な施設はまったくない。
25mの6コースのプールと、幼児用の“ため池”のような浅いプールが
あるだけだ。
それでも子どもたちは大喜びで泳いでいる。

僕と弟は、プールの中で泳ぐわけでなく浮かぶわけでもなく、
子どもたちの周りを、まるでリハビリ患者のようにプールの中を
ゆっくり歩きながら、まだ眠気の覚めきっていない身体を少しずつ
戻していった。

「こんなに小さかったっけ・・・」

そう言ったのは僕だった。
何もないプールだったけど、子どもの頃はもっと大きく広く感じていた。
当たり前だけど、プールが小さくなったのではなく、僕が大きくなったのだ。
そして、この20数年の間に、色んな場所の多彩な施しがされた
プールに行って、僕や弟の目も肥えてしまったのだ。

要するに、僕らは大人になったのだ。

だから、20数年も何ひとつ変わらないまま、広域合併後も
奇跡的に残った町営プールに、僕らは少し違和感を感じたのだろう。



あ。


突然、ひらめいた
取り残されたような“町営プール”・大人になった子ども・・・etc.

これに“今”という時代を絡ませれば、1本小説が書けるかも。
いや・・・書ける
うん・・・書くぞ

書きたい内容と少し違うけど、そう思った時、僕の頭の中に
この歌が流れていた。
いい曲だよね♪

真夜中のプール 斉藤和義


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする