りきる徒然草。

のんびり。ゆっくり。
「なるようになるさ」で生きてる男の徒然日記。

ママの味。

2009-12-22 | Weblog
仕事中に、これをナメナメナメナメナメナメナメナメナメしながら
仕事をしている四十路の男は、きっと世界でも僕一人だけだろう(笑)



おいちい
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岩屋山。

2009-12-22 | Weblog
僕が暮らす町に、「岩屋山」という標高約120mの山がある。

その山の頂上付近に巨石群がある。
だからこそ、山に「岩屋」という名前がついたのだろう。
冬至(2009年12月22日)の前に、2年ぶりに岩屋山へ登った。

山頂からの風景は、素晴らしいのひと言。
瀬戸内海の海はもちろん、その向こうの四国山脈まで望める。



岩屋山の巨石は、正面(南側)から見れば、宝珠のような
滑らかで美しい巨大な巨石である↓



しかし山に登り、その側面を眺めると、途端にその岩の形相は変わる。
ゴツゴツの巨石が寄せ集められた、威嚇的な巨石群の姿が現われる。
そして最も驚くことは、正面からは眺めると滑らかな岩に思われた
巨石が、実は側面は真っ二つに割れていることだ(写真上部右側)↓



その裂け目に立つ。
すると、そこから日没時に信じられない光景を見ることができる↓



お分かりだろうか?
裂け目の間を太陽が沈んでいくのである!
もう少し拡大した写真を↓



あらためて説明しなくてもいいのかもしれないが、
写真の両端の影は、コンクリートの壁ではない。
岩である。
しかし、どう見ても自然の岩には思えない。
人工的な加工が施されなければ、ここまで垂直にはならないはずだ。
その岩の間を、太陽は沈んでいくのである。
しかも、毎年冬至の日だけ・・・。

以前から気になっていた。
しかし誰も気がつかなかったのか、それとも、それほど気に
かけていなかったのか・・・。
2年前、自分で確かめたくて初めて登った。
登ったら、さも学者らしい恰幅のよい初老の男性と学生たちが、
カメラとスケッチブックを片手に調査していた。
挨拶をして尋ねると、尾道大学の稲田教授とその学生たちだった。
彼らも、この岩屋山の全貌を調査するために、冬至の日を選んで
登頂していたのだった。
日没までの間、稲田教授と色々と話し合った。
岩屋山の不思議。巨石にまつわる瀬戸内海の不思議。西日本全体の
古代史と巨石の関係・・・etc.

稲田教授曰く、この岩屋山の巨石群は仏教伝来後、それまでの巨石信仰と
混合して、現代まで連綿と信仰されてきたのだろう・・・ということだった。
僕も、そう思う。
しかし、それにプラスアルファ、自分の考えがある。
肝要なのは“仏教伝来”後ではなく、その前ではないか?
いったい、いつからこの巨石は信仰対象になったのか?
そっちの方が大切であり、また僕個人的に知りたいことなのだ。
そこで何度か岩屋山へ登り、またそれなりに関連の資料を精読した
人間として自分なりの考えを下記に・・・・

[りきるの仮設]
岩屋山信仰は、縄文時代、もしくはそれ以前の先史時代から存在した。
その後、弥生時代になり、いわゆる「倭国大乱」という戦国時代になった。
山頂に巨石群を擁する岩屋山は、その時代に、一大要塞化した。
山頂を中心に、ふもとには住居が広がっていたかもしれない。
ちなみに山頂にこんな岩がある↓



岩に奇妙な穴がいくつも開いている。その穴の周辺には煤で焼けたような
跡が残っている。
この穴は、明らかにかがり火を置いていた痕跡ではないだろうか?
ここに火をつければ、遠く瀬戸内海の海上はもちろん、他島からも
この山頂の灯りは見えたのではないだろうか?
その後、古墳時代~飛鳥時代を経て、仏教が伝来する。
すぐかどうかは不明だが、仏教は岩屋山の巨石信仰と合体した。
そして平安時代に密教が伝来すると、岩屋山は山岳仏教の修行地の
ひとつとして確固たる場所となった。その証拠が巨石群の間に残る祠だろう↓



その後、連綿と岩屋山の巨石群は信仰の対象として、ひっそりと残った・・・。
どうだろう?
素人だから、荒唐無稽気味なところは許してくださいね(笑)
ちなみに、巨石群の中にはこんな岩もあった↓



稲田教授によれば、男根石だそうだ。
この岩の上にあるのが、上記した裂けた巨石である。
これらは対であって、陰陽信仰の痕跡なのかもしれない。

まだまだ書きたいことは山ほどあるが、書ききれないのでこれくらいで。
興味を持った方は、ぜひ稲田教授が立ち上げたのHPへどうぞ↓

http://www.onomichi-u.ac.jp/vo/index.html
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