りきる徒然草。

のんびり。ゆっくり。
「なるようになるさ」で生きてる男の徒然日記。

太陽を盗んだ男。

2010-06-14 | Weblog
今週末は、YOU TUBEでこの映画を観ていた。

「太陽を盗んだ男」

主演:菅原文太、沢田研二
今から30年前の作品だ。

簡単にあらすじを説明すれば、ごく普通の一般人が
原爆を製造して、それを使って、社会を脅迫、翻弄
する物語。
原爆を製造してしまう教師の役に、沢田研二。
原爆を製造して社会を脅す正体不明の男を追う刑事の役が、菅原文太。

とにかく、発想が破天荒だった。
当時の世界は、冷戦真っただ中。
“核兵器を個人が製造する”という発想に、小学高学年だった僕は
衝撃を受けた記憶が、今も鮮烈に残っている。

でもあれから30年が過ぎ・・・。
世界中に新たな核保有国が増え、核兵器の闇ルートの存在が明らかになり、
テロリスト集団が保有していてもおかしくない現状になった2010年。
この映画のあらすじは、もはや驚きに値しない出来事になってしまった。

だけど、僕にとっては今でも大好きな映画のひとつだ。
そしてそれと同時に、今こそリメイクすべき映画ではないかとも思う。

同じストーリーでも、あの頃にはなかったメールやインターネットや
携帯電話を新たなツールとして登場させ、今活躍中の俳優でこの映画を
作って欲しい。

沢田研二の役は、誰がいいだろう?
こんな中性的なイメージがある俳優、すぐには思い浮かばない。
いそうでいない。いないようでいる・・・ような気もする。
それだけ、当時の沢田研二は、時代の最先端、いや時代を超越した
ところで活躍していたのかもしれない。(ちょうど“TOKIO”とかの頃だ)

菅原文太の役も、難しい。
この頃の菅原文太は、絶対無二のような存在だった。
まだ映画「仁義なき戦い」の名残りがプンプン残っていて、
通りを歩けば、本物の極道が道をあけるほどの迫力だったそうだ。
この頃の菅原文太に対抗できるだけの演技力や迫力の持ち主。
・・・・柳葉敏郎?
いや、ちょっと違う気がする。

添付した映像は、その映画のクライマックス。
とにかく、沢田研二も菅原文太も迫真の演技だ。
特に、菅原文太のゾンビぶりには、子どもながら恐ろしかった
しばらく頭に焼き付いて離れなかったもの(笑)

この演技を継承できる今が旬の俳優たちで、この映画のリメイクを
観てみたいものだ。

太陽を盗んだ男-その15


コメント
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