りきる徒然草。

のんびり。ゆっくり。
「なるようになるさ」で生きてる男の徒然日記。

TOYOTA2000GT。

2011-12-18 | Weblog
ここ数日、新聞やテレビでこのCMがよく流れている。↓

http://deagostini.jp/tgt/

僕は70年代に一世を風靡したスーパーカー世代だから、
この商品には少なからず“お!”と思った。

1/10スケールだよ。
欲しくないと言ったらウソになる。

欲しい。
お前が、欲しい。
今すぐ、欲しい。

でもこのデアゴスティーニのシリーズ、まともに全部揃えたことがない。
歴史モノ、宇宙戦艦ヤマト、ウルトラマン・・・今までも、創刊号だけ
買って挫折したシリーズがいったい何冊あることやら(笑)

それにしても、TOYOTA2000GTである。
今見ても、本当に美しい。

僕がホンモノを肉眼で見たのは、生まれて一度だけ。
数年前に開催された旧車ショ―の会場でだった。

しかしそのTOYOTA2000GTは、展示されていたクルマではなかった。
なんと旧車ショ―を見に来ていた一般のお客さんのクルマだったのだ。
だから僕も最初は目を疑ったが、そのTOYOTA2000GTは、ワゴンRや
ステップワゴンといったごく普通のクルマに混じって、普通の駐車場に
普通に駐車されていた(笑)

そしたら、僕は会場で奇妙な現象を目にすることになった。
展示されていた数多の旧車たちよりも、一般の駐車場に駐車された
TOYOTA2000GTの方に数倍の人垣が出来てしまったのである(笑)

オーナーは、60代くらいの男性だった。
TOYOTA2000GTが本当によく似合う紳士だった。
世界に300台余りしかないクルマだ。
そこらへんのぽっと出の成金オヤジやボンボンが所有していたら、
関係のない僕らまで腹が立ってくる。

しばらくオーナーとお話させていただいた後、自分のクルマと一緒に
写真を撮らせていただいた。
Twinを横に置いてシャッターを切った時、不覚にも目頭が熱くなった
ことを今でも憶えている。
クルマを見て泣きそうになったのは、生まれてこのかた、この時が
最初で最後だ。
大の大人をそうしてしまうだけの魅力というか引力というか、そんな
不思議な力をTOYOTA2000GTは持っているのだ。

だからこの写真は、ある意味、僕の宝物のひとつかもしれない。

コメント (2)
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