おそらく、この本が今年の読書の読み納めになるんだろうな。
伊集院静「大人の流儀」。
言わずと知れた2011年のベストセラー。
先日、続編の「続・大人の流儀」が上梓されたばかりだけど、僕が購入したのは、第一弾の方。
前々から購入しようと思っていたのだが、そう思ったまま、時間だけが過ぎてしまい・・・。
考えてみれば、本だけでなく映画や音楽とか、観よう聴こうと思ったまま放置している作品たちが、
例年通り今年も順番待ち状態。
まぁ、そんなわけで、とりあえず、この本だけでも今年中に読んでおこうと、今日、書店で購入した。
このような、いわゆる“自己啓発”系の本は、僕はあまり得意ではない。
好きか嫌いかと尋ねられれば、どちらかというと、嫌い。苦手。
しかし、社会人になればそのテの本も読まなければいけないのかなぁ・・・と思った時期もあったが、
そう思いながら社会人になって、来年で20年を迎えようとしている(笑)
そんな僕であったが、この本だけは読んでみたいと思った。
作者が好きな作家のひとりである伊集院静氏だったこともあるが、それとは別に、世間に溢れている
“自己啓発本”が、200ページ、300ページと、その紙幅を競うかのように分厚いモノが多いの対し、
この本は170ページ余り。
中身も、短文でサラッと書いてある印象がある。
・・・ここまで自分で書いてきて、分かった。
つまり、この本はプレッシャーにならないのだ。
他の“自己啓発本”のように“さぁ、読むぞ~”という気概というか構えのようなものが必要ない。
食事の後に文章と同じようにサラッと読めるような気がしたのだ。
40代になって、たまに考えることがある。
僕は、ちゃんとした大人になれたのか?と。
もちろん人生の先達から見れば、まだまだヒヨッ子の部分は多々あるのだけど、それでも一丁前に
家庭を持ち、人の親になって10年以上が過ぎてしまった。
そしてこんな僕に、妻や知人がこう言うことがある。
もっと、感情を抑えなさい、と。
たしかに僕は、いい年をして感情的になることが多いような気がする。
仮に、僕自身や家族や古くからの友人が僕の性格をひと言で表せ、と言われたら、おそらくそれは
「短気」という言葉を挙げるような気がする(笑)
自分が再生不能なほどの欠陥人間だとは思わない。
しかし最低限度の大人としての、または人の親としての、“流儀”を持ち合わせた人間なのかどうか?
そういうことを人並み程度に知っておきたい・・・そんな素朴な願望はある。
この本を読むことによって、それが氷解し、明日から今までとはまったく違う、素晴らしく聡明&賢明な大人に
自分がなれるとはもちろん思っていないが(笑)、それでも何かしらのヒントが与えてくれたら・・・と思う。
それこそ、“啓発”のきっかけだけでいい。
今年最後に読む本だもの。
気持ちよく来年を迎えられるような、そんな読み納めにしたい。
伊集院静「大人の流儀」。
言わずと知れた2011年のベストセラー。
先日、続編の「続・大人の流儀」が上梓されたばかりだけど、僕が購入したのは、第一弾の方。
前々から購入しようと思っていたのだが、そう思ったまま、時間だけが過ぎてしまい・・・。
考えてみれば、本だけでなく映画や音楽とか、観よう聴こうと思ったまま放置している作品たちが、
例年通り今年も順番待ち状態。
まぁ、そんなわけで、とりあえず、この本だけでも今年中に読んでおこうと、今日、書店で購入した。
このような、いわゆる“自己啓発”系の本は、僕はあまり得意ではない。
好きか嫌いかと尋ねられれば、どちらかというと、嫌い。苦手。
しかし、社会人になればそのテの本も読まなければいけないのかなぁ・・・と思った時期もあったが、
そう思いながら社会人になって、来年で20年を迎えようとしている(笑)
そんな僕であったが、この本だけは読んでみたいと思った。
作者が好きな作家のひとりである伊集院静氏だったこともあるが、それとは別に、世間に溢れている
“自己啓発本”が、200ページ、300ページと、その紙幅を競うかのように分厚いモノが多いの対し、
この本は170ページ余り。
中身も、短文でサラッと書いてある印象がある。
・・・ここまで自分で書いてきて、分かった。
つまり、この本はプレッシャーにならないのだ。
他の“自己啓発本”のように“さぁ、読むぞ~”という気概というか構えのようなものが必要ない。
食事の後に文章と同じようにサラッと読めるような気がしたのだ。
40代になって、たまに考えることがある。
僕は、ちゃんとした大人になれたのか?と。
もちろん人生の先達から見れば、まだまだヒヨッ子の部分は多々あるのだけど、それでも一丁前に
家庭を持ち、人の親になって10年以上が過ぎてしまった。
そしてこんな僕に、妻や知人がこう言うことがある。
もっと、感情を抑えなさい、と。
たしかに僕は、いい年をして感情的になることが多いような気がする。
仮に、僕自身や家族や古くからの友人が僕の性格をひと言で表せ、と言われたら、おそらくそれは
「短気」という言葉を挙げるような気がする(笑)
自分が再生不能なほどの欠陥人間だとは思わない。
しかし最低限度の大人としての、または人の親としての、“流儀”を持ち合わせた人間なのかどうか?
そういうことを人並み程度に知っておきたい・・・そんな素朴な願望はある。
この本を読むことによって、それが氷解し、明日から今までとはまったく違う、素晴らしく聡明&賢明な大人に
自分がなれるとはもちろん思っていないが(笑)、それでも何かしらのヒントが与えてくれたら・・・と思う。
それこそ、“啓発”のきっかけだけでいい。
今年最後に読む本だもの。
気持ちよく来年を迎えられるような、そんな読み納めにしたい。