りきる徒然草。

のんびり。ゆっくり。
「なるようになるさ」で生きてる男の徒然日記。

日本のコピーベスト500。

2011-12-26 | Weblog
今朝、ネットのニュースで見つけた↓
「名作CMコピー、ナンバーワンは?」
http://www.excite.co.jp/News/bit/E1324012283291.html

僕が広告業界に興味を持ったのは、13歳の時だった。
何がきっかけだったのか、具体的な事はもうよく覚えていないが、
当時、コピーライターが時代の寵児としてもてはやされていたことは
強烈に覚えている。

地元の小さな本屋で、糸井重里の「コピーライターの世界」という本を買った。
糸井重里といえば、当時、コピーライターの中でも群を抜いて注目されていた、
まさに時代の寵児の中のスーパー寵児のような存在だった。
その本は、中畑貴志、魚住勉、真木準など、糸井重里とともに当時の広告業界を
大きく変えようとしていた新鋭のコピーライターとの対談集だった。

この本で、僕の人生は決まってしまった。

・・・さて、今回ネットで見つけたこの本。
僕と同世代、もしくは上の世代の人なら誰でも知っているような名コピーのオンパレードだ。

「スカッとさわやか コカ・コーラ」
「そうだ 京都 行こう」
「きれいなおねえさんは好きですか。」
「hungry?」
「バザールでござーる」
「わんぱくでもいい たくましく育ってほしい」
「ハエハエ、カカカ、キンチョール。」・・・ etc.

そして、上位にランキングされたコピーたち。

「おしりだって、洗ってほしい。」
「男は黙ってサッポロビール」
「触ってごらん、ウールだよ。」
「すこし愛して、なが~く愛して」

・・・これらは、もはや商業文案という域を越えて、今では明らかにある時代を象徴する
文化的作品となっているような気がする。

そして1位に選ばれたのが、糸井重里が考案した西武百貨店の「おいしい生活。」。

僕が、同氏の「コピーライターの世界」をむさぼるように読んでいた頃の作品だ。
実際、上位にランキングされた作品を考案したコピーライターは、同著で糸井重里と対談していた
方たちが多い。
あの頃、広告業界に登場した新しい世代に位置づけられていたコピーライターたちだ。

「コピーライターの世界」という本を購入した10年後、23歳になった僕は広告業界に飛び込み、
そして来年、それから20年を迎える。
あっという間だったと思えばそんな気もするが、その一方で、よくも、まぁ、人生の大半を
“広告”という二文字と一緒に歩いてきたなぁ、という気がしないわけでもない。
そして、“そんなこと、どっちでもいいや”、と思っている別の僕もいる。

でも、ひとつだけ確かなことを。
この道のゴールは、まだまだ遥か先にあるようです。
コメント (2)
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