りきる徒然草。

のんびり。ゆっくり。
「なるようになるさ」で生きてる男の徒然日記。

わたし今日子。

2012-04-11 | Weblog
このブログをはじめて4年になるけど、今まで一度たりともこの本について
取り上げたことがなかったことに、今頃になって気がついた。

「わたし、今日子」。

正確には本ではなくて、写真集。
小泉今日子さんの、最初の最初の写真集です。
たしか、1983年の春に発売されたのだ。
当時ボクは中学2年生で、熱狂的なキョンキョンのファンだった。
もう、本当にいつか、結婚できると思ってた(笑)

だからこの最初の写真集も、発売と同時に書店で購入した。
当時の価格で880円。
中学生にとっては、それなりの金額だった。
小遣いで買ったのか、それともお年玉貯金を切り崩したのかは今ではもう
覚えていないけど、それこそ清水の舞台から飛び降りるつもりでレジで
お金を払った記憶がある(笑)

手に入れからは、それこそボクの“バイブル”になった。

毎日毎日、自分の部屋でページを開いては悦に浸っていた(爆)
当時、ボクの家は同級生のたまり場的な場所だったのだけど、部屋に友達が
遊びに来ても、よほどのことが無い限りこの写真集を友達に見せることは
なかった。

みんな、思春期ド真ん中だ。

水着姿をはじめ、どのカットもおそろしいほど可愛いキョンキョンがオン
パレードの写真集を公開した日には、ボロボロになるまで回し読みされる
のは火を見るより明らかだった。
キョンキョンが自分の目の前で蹂躙されてしまうのは、堪え難い屈辱だった(笑)

そんな風に、ほとんど“秘宝”状態で大切に大切に大切にしてきた写真集
だったが、時間が経つに連れて、机の本棚→部屋の本棚→押し入れの中、
そして高校を卒業して実家を出る頃には、押し入れの奥のダンボールの中
へとその居場所を変えて行った。

20代半ばで一度実家に戻った時には、ボクが居ない間に、母親が部屋を
勝手に大掃除したらしく、もうどこにも見当たらなかった。

だが、40代になった今。
ボクの手元には「わたし今日子」がある。
それは、なぜか?

5年ほど前、ヤフオクで落札したのだ(爆)
その昔、880円だった写真集は、オークションでは3000円前後の値段で
取り引されていた。

3000円の写真集。
薄給のサラリーマンには、それなりの値段だ。
中学生の時は清水の舞台から飛び降りるつもりで購入したが、すでに30代になり、
妻も子どももおまけに家までも持ち、どこから見ても立派なオッサンになって
しまったボクは、東京スカイツリーから釣り糸1本でバンジージャンプをする
つもりでボタンをクリックした。

数日後に自宅に届いたが、届くと同時に妻にも子どもにも見せずに、その足で2階の
自分の本棚に隠すように置いた(笑)
今は、さすがに昔のように毎日毎日ページをめくることはないけど、それでもたま~に
夜中にビール片手に赤ら顔の半笑いで、“かわいいなぁ~”とページをめくることがある。

そういえば、今年でキョンキョンはデビュー30周年なのだ。
キョンキョン、おめでとうございます。

最後に、写真集の中で、ボクの最もお気に入りのショットを↓

コメント (4)
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