りきる徒然草。

のんびり。ゆっくり。
「なるようになるさ」で生きてる男の徒然日記。

ちょいと自己嫌悪。

2012-04-20 | Weblog
我が家では寝る前が騒々しい。

午後10時前後、リビングで
「早く歯を磨きなさい!」
「パジャマが逆、逆!」
「本を片付けなさい!」
・・・と妻が子どもたちを叱咤叱咤叱咤。

その横でクッションを枕にして、ボクは「報道ステーション」
やらNHKのドキュメンタリーやら見ているわけだけど、まぁ、
そんな番組を見ていても、ほとんど音声は聴こえないわけだ。

今夜は、午後9時から昨年亡くなったスーちゃんのドキュメント
番組を見ていた。

ボクはキャンディーズでいえば、リアル世代のシッポの辺りに
いるので、否応に、番組にのめり込んでしまった。
そうこうしているうちに10時・・・

「ほら、着替えて!」
「歯はまだ!?」
「明日、休みでしょ!」

・・・といういつもの妻の声だけならいざ知らず、明日が休みだからか
少しテンションが上がった様子の息子が、今日に限って

「スーちゃんって、誰?」
「この人、死んだの?」
「ランちゃんって?ミキちゃんって?」
「(再現フィルムを見て)でも、生きてるじゃん」


うるさーーーーーーーーーーーーーーーーーいっ
早く、寝ろっ


その直後、あっという間に、リビングから家族が消えた。
そして、ひとりになり少し冷静になってから、思った。

大人げない・・・・。

ごめん。
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さくら。

2012-04-19 | Weblog
ネットのニュースから。

福島県富岡町。

胸がつまる。
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タイムスリッパー。

2012-04-18 | Weblog
今日のお昼。

仕事の休憩中に、会社の近所の本屋へ行った。
その本屋は郊外型の大型書店で、ボクは店に着くとすぐに店に入らず、
書店の端にある自動販売機に直行し、缶コーヒーを買い、横の備え付けの
ベンチに座って缶を開けた。

1分ほどでグビグビっと缶コーヒーを飲み干し、さて、店に入って音楽雑誌
でも立ち読みするか、いやいや、たまにはビジネスコーナーの逆立ちしても
理解できない文字ばっかりの本を読んで“日本もこれから大変だなぁ~”と
分かったふりでもすっかぁ~、と立ち上がろうとした瞬間、前方から一人の
男性がこちらに向かってやって来ようとしているのが視界に入った。



その男性がハッキリと目に映った瞬間、思わずボクは両目を見開いてしまった。

ヘルメットのようにカッチリとしたオールバック。
漆塗りのようなテカテカポマード。
しかも微妙にアイパーもかけてらっしゃる。
お肌は小麦色のマーメイド。
両目にはトノサマバッタの生まれ変わりのようなサングラス。
上着は、和紙で編んだような薄~~い生地の白のジャンバー。
ズボンは、“パンツ”ではなく、あくまでも“ズボン”という感じの、
ダブダブの黒のボンタンズボン。
お腹のあたりには、仮面ライダーに変身しそうな金のバックルのベルト。
足下は、キックをされたら頸動脈が一発でブチ切れそうなほど尖った、
トランプのジョーカーが穿いているような革靴。
そしてそしてそして、左の小脇には、もはや身体と一体化した、いったい
何が入っているのか死ぬまでに一度は中身を見てみたい、黒のショルダーバッグ。

まだ、生き残っていたんだ・・・

まるで僕らが10代の頃の世界からタイムスリップしてきたような風貌のおじさん。
ボクは、このレッドデータブックに絶滅危惧種としてきっと登録してあるおじさんに
見とれてしまったために、不覚にもベンチから立ち上がるタイミングを逃してしまい、
ベンチに座ったままおじさんを迎えることになった。

ようこそ

おじさんはボクの前まで来ると、胸の内ポケットをゴソゴソさせ煙草を取り出した。
ラッキー・ストライクだった。
惜しい
あなたのような風貌の人が、洋モクなんぞ吸ってはダメだ
そんな紙漉き職人が作った工芸品のようなジャンパーの下に収まっている煙草は
国産煙草でないとサマにならないじゃないか
そうだ、あなたに最も似合う煙草は、エコーだパッケージのオレンジ色が眩しい
あのエコー以外には、ない

・・・ということを面と向かって言えるはずもなく、おじさんはボクの眼前で煙草に
火を点けると、モクモクと紫煙をくゆらせた。

しばらくすると、おじさんはボクに背を向け、あさっての方向に向けて煙草の煙を
吐き出しはじめた。
すると、ボクも悪い癖がはじまる。

この人、本当にタイムスリップして来た人だったら、どうしよう

りきるの妄想劇場のはじまりはじまりぃ~~

今が西暦何年か分かっているのかな?
今が昭和じゃないって教えたら、驚くだろうな。
新しいお札、持ってるのかな?
目の前で携帯電話で話しはじめたら、どんなリアクションするだろう?
“何な、そりゃ?”って訊いてくるかな?それとも“トランシーバーなんか使わんでも、
そこらへんに公衆電話があるだろうがっ”なんて言われちゃうかな?
「ディアゴスティーニ」のシリーズ本を見て“なんでこの本はこんなに中途半端な内容なんな”って
無理難題を言わないかな?
自動車雑誌コーナーの本を開いて、“なんでワシのクラウンが旧車扱いなんじゃオゥ”なんて
ブチ切れないかな?
芸能雑誌コーナーの本を見て“どうしたんな?日本は韓国の領土になったんか?”と戸惑わないかな?

・・・そんなことを思っていたら、突然おじさんが振り向いた。
ベンチの横にあった灰皿に煙草を捨てようとしたのだ。
反射的にボクは、ヘッタクソな背伸びをして、“あぁ、肩こりがひどくて困ったもんだぁ~”的に首を
コキコキと左右に動かした直後に、半分お尻と一体化しそうになっていたベンチから素早く腰を上げ、
そのまま店の中へと入った。

その後、店内でおじさんと会うことはなかった。
あの後、おじさんは店に入らなかったのだろうか?

もしかしたら。

もしかしたら、あのおじさん、本当にタイムスリップしてきたのかも・・・



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開店休業。

2012-04-17 | Weblog
今年に入ってもう4ヶ月が過ぎたが、今年はプライベートでの
創作活動はまったくしていない。

昨年の今ごろは、小説を執筆しながら同時進行でイラストも
描いていたことを思えば、その差は歴然。

だからと言って、別に焦っていないのが不思議。
自分の性格を考えたら、少しはイライラソワソワアセアセしても
いいものなのだが。

見方を変えれば、昨年が異常だったとも見えないこともない。

長いこと執筆活動をしてきたあいだに、作品を電子書籍で発表したり、
様々な文学賞に応募して入選落選を繰り返してきたが、昨年、小さな
文学賞ながらも、やっとのことで「最優秀賞」というものを受賞した。

イラストの方も、昨年は3枚制作して発表したけど、それらはすべて
東日本大震災に絡んだ作品だった。
6月に参加した東京での共同個展は、まさに震災チャリティの個展だったし。

燃え尽き症候群じゃないけど、執筆活動もイラスト制作も、昨年は例年になく、
分かりやすいほど“やりすぎた”のかもしれない。

人間には、“ペース”っていうものがあるからね。

ある人にとっては、Stillな状態でも、ある人にとってはEnoughってこともある。
ボクは、明らかに後者だったんだな。

だけど、創作の“種”が枯渇したわけじゃない。

身体の幹には、たしかに“種”がある。
それは、分かる。
やろうと思えば、言葉を紡ぐことも、イラストを描くこともできると思う。
でも、やる気が起きないんだよ(笑)

こういう時は、何もしないに限る。

別に、仕事じゃないんだから。
誰かを喜ばせるためではなく、まずは自分が満足したいがためにやっている
ことなんだから。

ささやかな、自分自身の存在証明ってとこだ。

それよりは、今はまず、健やかな身体だ。
足を治したり、腰を治したり、歯を治したり。
心身が快調じゃないと、自分が満足できて、人が認めてくれるようなモノは創れない。

今は、そっちの方が優先だな。
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色褪せても。

2012-04-16 | Weblog
今年も鯉のぼりを出しました。

息子も今年で9才。
早かったような長かったような・・・。

毎年鯉のぼりを出すと、やっぱりいいなと思う。

ボクもりきる家の長男だったので、毎年端午の節句が
近づくと、実家の和室に段飾りの節句の人形を飾って
もらっていた。

だけど幼くても隣の芝生は青く見えるのか、近所の
友達の家の庭で悠々と青空を泳ぐ鯉のぼりの方が
うらやましかった。

それが30才を過ぎても心の根っこに残っていたからなのか、
息子が生まれた時、妻の両親が節句のお祝いを買ってくれる
ことが分かったときは、何も躊躇することなく鯉のぼりを
頼んだ。

だから我が家に鯉のぼりがやってきた時、誰よりも喜んだのは
ボクだったような気がする(笑)

あれから9年が過ぎた鯉のぼり。
さすがに長年の風雨に晒されて、近年、やけに色褪せが目立ってきた。
鯉が鮒に見える(笑)

かと言って、こういうモノはあらためて購入するものでもないし。

色が落ちても、ボロボロになってもいい。
その分、息子が元気で健やかに大きくなってくれるなら。
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妄想工房。

2012-04-15 | Weblog
愛知のTwin仲間のタツロンさんが、よくネットでやっている
Twinの妄想工房(ってタイトルだったっけ?)

ボクもやってみました。

前々からボンネットの色を変えてみたらどんなもんか?と思っていた。
もしいい感じになるなら、色を変えてみようかと。
今はノーマルでこんな感じ↓



PCにインストールしているフォトショップというツールで、
チョコチョコっと、色を変えてみた。














・・・やっぱ、今のままの方がいいや(笑)
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桃色の絨毯。

2012-04-14 | Weblog
桜も散りはじめるこの時期。

まるで桜とバトンタッチするかのように、我が家の周囲は、
桜よりも濃い桃色に包まれる。



毎年この時期になるとこのブログでも書いているが、
周囲の桃畑の桃の花が、一斉に開花するのだ。
小高い丘に登って見下ろせば、一面桃色の絨毯のよう。



ボクの家は大した家ではないし、暮らしてる場所も
決して便利で都会というわけではないけど、
この景色だけは、胸を張って自慢できる。
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次から次へと・・・。

2012-04-13 | Weblog
数日前にブログに書いた、「足底筋膜炎」。

あれからずっとサポーターをしてアイシングをしたおかげか、
少しずつ軽くなってきているような気がする。

やれやれ、やっと身も心も春になるわい・・・と思っていたら、
今度は昨日あたりから臀部、つまりお尻に違和感が・・・(-_-;)

椅子に座っていたら、どうも座りが良くない。
なんか出っ張ってるような感覚があって、ピンポイントで椅子に
接しているような感じがして、長時間座っていると、少し痛い。

イラストにすると、こんな感じ↓




昨日、会社の帰りに整骨院に行ったので、ついでにこの症状を
話してみた。
結論からいえば、デスクワークで長時間座りっぱなしが原因らしい。
肩こりのようなもので、敢えて言えば、“ケツこり”というモノか?
改善策としては、椅子に柔らかいクッションを置くとか、定期的に
椅子から離れて身体を少しでも動かすとか、まぁ、基本的なこと
しか改善策はなさそうとのこと。

しかし、こうも次から次へと身体の変調が出てくるものかね?
やっぱり40代は、いろんな意味で人生の分水嶺なのかもしんない。

みなさまも、ご用心を。
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希望。

2012-04-12 | Weblog
街はずれのどこかで
中古の家を手に入れて
かわいい女の子の父親になるのさ
ありふれた日々
ありふれたブルー
晴れた日は 風を抱いて
彼女のおしゃべりに耳を傾ける
そんなどこにでもいる
俺はありふれた男

昨日 従姉のママから
知らせが届いてた
墓参りの準備で
街の市場に立ち寄った
ありふれた日々
ありふれたブルー
陽は昇り 陽は沈み
何も変わらないものを
そっと抱きしめて
そうさ 愛しい場所の向こうには希望
いつだって希望

この街に来てしばらくは
見慣れぬ景色ばかりで
帰りのバスの窓から
ぼんやり街を見ていた
ありふれた日々
ありふれたブルー
晴れた日は 風を抱いて
夢の続きから始めてみてもいい
そうさ 正しい理由の向こうには自由
いつだって自由
いつだって



・・・今日は気持ちのいい天気。
ずっと、この歌を口ずさんでいました。


佐野元春 【希望】
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わたし今日子。

2012-04-11 | Weblog
このブログをはじめて4年になるけど、今まで一度たりともこの本について
取り上げたことがなかったことに、今頃になって気がついた。

「わたし、今日子」。

正確には本ではなくて、写真集。
小泉今日子さんの、最初の最初の写真集です。
たしか、1983年の春に発売されたのだ。
当時ボクは中学2年生で、熱狂的なキョンキョンのファンだった。
もう、本当にいつか、結婚できると思ってた(笑)

だからこの最初の写真集も、発売と同時に書店で購入した。
当時の価格で880円。
中学生にとっては、それなりの金額だった。
小遣いで買ったのか、それともお年玉貯金を切り崩したのかは今ではもう
覚えていないけど、それこそ清水の舞台から飛び降りるつもりでレジで
お金を払った記憶がある(笑)

手に入れからは、それこそボクの“バイブル”になった。

毎日毎日、自分の部屋でページを開いては悦に浸っていた(爆)
当時、ボクの家は同級生のたまり場的な場所だったのだけど、部屋に友達が
遊びに来ても、よほどのことが無い限りこの写真集を友達に見せることは
なかった。

みんな、思春期ド真ん中だ。

水着姿をはじめ、どのカットもおそろしいほど可愛いキョンキョンがオン
パレードの写真集を公開した日には、ボロボロになるまで回し読みされる
のは火を見るより明らかだった。
キョンキョンが自分の目の前で蹂躙されてしまうのは、堪え難い屈辱だった(笑)

そんな風に、ほとんど“秘宝”状態で大切に大切に大切にしてきた写真集
だったが、時間が経つに連れて、机の本棚→部屋の本棚→押し入れの中、
そして高校を卒業して実家を出る頃には、押し入れの奥のダンボールの中
へとその居場所を変えて行った。

20代半ばで一度実家に戻った時には、ボクが居ない間に、母親が部屋を
勝手に大掃除したらしく、もうどこにも見当たらなかった。

だが、40代になった今。
ボクの手元には「わたし今日子」がある。
それは、なぜか?

5年ほど前、ヤフオクで落札したのだ(爆)
その昔、880円だった写真集は、オークションでは3000円前後の値段で
取り引されていた。

3000円の写真集。
薄給のサラリーマンには、それなりの値段だ。
中学生の時は清水の舞台から飛び降りるつもりで購入したが、すでに30代になり、
妻も子どももおまけに家までも持ち、どこから見ても立派なオッサンになって
しまったボクは、東京スカイツリーから釣り糸1本でバンジージャンプをする
つもりでボタンをクリックした。

数日後に自宅に届いたが、届くと同時に妻にも子どもにも見せずに、その足で2階の
自分の本棚に隠すように置いた(笑)
今は、さすがに昔のように毎日毎日ページをめくることはないけど、それでもたま~に
夜中にビール片手に赤ら顔の半笑いで、“かわいいなぁ~”とページをめくることがある。

そういえば、今年でキョンキョンはデビュー30周年なのだ。
キョンキョン、おめでとうございます。

最後に、写真集の中で、ボクの最もお気に入りのショットを↓

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