1.偶然の発見と指定席券売機での失態
それは偶然の発見だった。
入院中にJR東日本のホームページで「おトクなきっぷ」のページを見ていたところ、
「ぐんまワンデー世界遺産パス」という企画切符があることを知った。
これは群馬県内のJR東日本、東武鉄道、上信電鉄、上毛電気鉄道、わたらせ渓谷鉄道の、
指定された区間内の普通列車が乗り放題になるというもので、
新幹線や特急も別途特急券を購入すれば運賃は有効になる。
新幹線では高崎から安中榛名、上毛高原が範囲内である。
この2つの新幹線単独駅はまだ訪問したことがない。
それに上毛電気鉄道は赤城から中央前橋、上信電鉄は全区間が未乗車である。
「これは使えるな・・・」と思った。
しかし利用期間は2014年7月1日から12月31日で、年内いっぱいである。
入院当時は2015年の2月から3月くらいまで治療に要する予定だったので、
この切符を使う機会はないだろうと思っていた。
ところが治療が予定通りに行かず、10月でいったん治療を中断して体調を戻すこととなった。
結果として11月5日には主治医から外出制限が解かれ、鉄道取材にも行けるようになった。
そこで、11月20日木曜日にこの切符を使った日帰りの旅を計画することにした。
入院中に暇に任せて既に予定は組んであった。
東北新幹線で小山まで行き、両毛線で桐生まで移動、
西桐生まで歩いて上毛電気鉄道を全区間往復、再び両毛線で高崎まで行く。
昼食後に上信電鉄で全区間往復して特急券別購入で安中榛名まで行き、ここから東京に帰る。
駅取材は中央前橋、下仁田、安中榛名の3駅しか出来ないが、
2つの中小私鉄の全区間乗り潰しと1つの新幹線単独駅の駅取材が出来る。
この予定で11月17日月曜日に歯科医院の通院の帰りにJR幕張駅に行き、
指定席券売機で「やまびこ201号」の小山まで新幹線指定席特急券と幕張からの乗車券、
高崎から安中榛名までの新幹線自由席特急券、
安中榛名から東京までの新幹線指定席特急券と幕張までの乗車券を購入する。
しかし決行前日の夜に大きな失態をやらかしたことに気付いた。
行きの幕張から小山までの乗車券を購入する時に、
片道の切符を購入すればいいのに指定席券売機の操作ミスで往復の乗車券を購入していた。
実はこの前にも「名鉄まるごと2日間の旅」で同じミスをやっていて、
千葉県がんセンター通院の帰りにJR千葉駅のみどりの窓口で重複して切符の払い戻しをやっている。
ひと月も経たないうちに同じミスをやらかすとは本当に馬鹿だ。
もう払戻しの行く時間もないため、
今回はそのまま小山から幕張までの乗車券は無駄にしてしまうしかないと思った。
しかしよく考えると、この切符を無駄にしない方法がひとつだけあることに気付いた。
それは偶然の発見だった。
入院中にJR東日本のホームページで「おトクなきっぷ」のページを見ていたところ、
「ぐんまワンデー世界遺産パス」という企画切符があることを知った。
これは群馬県内のJR東日本、東武鉄道、上信電鉄、上毛電気鉄道、わたらせ渓谷鉄道の、
指定された区間内の普通列車が乗り放題になるというもので、
新幹線や特急も別途特急券を購入すれば運賃は有効になる。
新幹線では高崎から安中榛名、上毛高原が範囲内である。
この2つの新幹線単独駅はまだ訪問したことがない。
それに上毛電気鉄道は赤城から中央前橋、上信電鉄は全区間が未乗車である。
「これは使えるな・・・」と思った。
しかし利用期間は2014年7月1日から12月31日で、年内いっぱいである。
入院当時は2015年の2月から3月くらいまで治療に要する予定だったので、
この切符を使う機会はないだろうと思っていた。
ところが治療が予定通りに行かず、10月でいったん治療を中断して体調を戻すこととなった。
結果として11月5日には主治医から外出制限が解かれ、鉄道取材にも行けるようになった。
そこで、11月20日木曜日にこの切符を使った日帰りの旅を計画することにした。
入院中に暇に任せて既に予定は組んであった。
東北新幹線で小山まで行き、両毛線で桐生まで移動、
西桐生まで歩いて上毛電気鉄道を全区間往復、再び両毛線で高崎まで行く。
昼食後に上信電鉄で全区間往復して特急券別購入で安中榛名まで行き、ここから東京に帰る。
駅取材は中央前橋、下仁田、安中榛名の3駅しか出来ないが、
2つの中小私鉄の全区間乗り潰しと1つの新幹線単独駅の駅取材が出来る。
この予定で11月17日月曜日に歯科医院の通院の帰りにJR幕張駅に行き、
指定席券売機で「やまびこ201号」の小山まで新幹線指定席特急券と幕張からの乗車券、
高崎から安中榛名までの新幹線自由席特急券、
安中榛名から東京までの新幹線指定席特急券と幕張までの乗車券を購入する。
しかし決行前日の夜に大きな失態をやらかしたことに気付いた。
行きの幕張から小山までの乗車券を購入する時に、
片道の切符を購入すればいいのに指定席券売機の操作ミスで往復の乗車券を購入していた。
実はこの前にも「名鉄まるごと2日間の旅」で同じミスをやっていて、
千葉県がんセンター通院の帰りにJR千葉駅のみどりの窓口で重複して切符の払い戻しをやっている。
ひと月も経たないうちに同じミスをやらかすとは本当に馬鹿だ。
もう払戻しの行く時間もないため、
今回はそのまま小山から幕張までの乗車券は無駄にしてしまうしかないと思った。
しかしよく考えると、この切符を無駄にしない方法がひとつだけあることに気付いた。