幸せホットケーキ 2012-04-02 23:38:37 | 食べ物たち 我が家のホットケーキは、とても大きいもの2枚重ね。 22センチのフライパンいっぱいの大きさで作るから。 一枚に、ホットケーキミックスの粉150~200グラムを使う。 遠火でじっくり焼き上げるホットケーキは、厚みがあってふっくらしっとり。 一枚ごとにたぷりのバターと蜂蜜を塗る。 きちんと重ねて八等分。 甘い香りが家中に漂う。 休日の遅い朝食。 ホットケーキに、カフェオレ、フルーツをのせたヨーグルト。 和やかなひととき。 家族みんなで食べる、幸せホットケーキ。
過去はよき道標 2012-04-02 00:03:40 | 随想たち 過去に囚われすぎるのはよくないが、過去を分断し亡きものにするのもいかがなものか。 たとえば、街づくり。 もともとの土地がどういう状態であったかの地歴を参考に、土地活用を考えていく。 宅地造成だといって湿地沼地や干潟などを埋め立てた場合、造成法と建築物の工法は、より慎重を期したものにしなくてはならないだろう。 建築物の重みによる地盤沈下、地震による液状化など、様々な不具合が起きる確率が上がるからだ。 また、先人達の治水造成・植樹などを紐解き、新たな街づくりを押し進めるのがよかろう。 今日のTBS”噂の東京マガジンー噂の現場”で採り上げた、静岡県安倍川沿いにある黒松の伐採の是非は、河川管理の国土交通省の浅はかな対応が浮き彫りになっていた。 安倍川の堤防に立つ黒松は、樹齢100年を超える立派な松だ。 ある大学教授によると、この黒松は、治水と川越をする人の休息の場として、江戸幕府が植えたという。 しかし、国交省は、整然と並ぶ黒松を、定着物つまり雑草の類と認識していたらしい。 いかにも意図的に並んでいる黒松を、定着物とは・・・ だから、剪定ではなく、除草的な扱いで土木業者に作業を依頼し、木の性質を無視した枝払いをしてしまったのだ。 挙句の果てには、黒松を見るも無残な姿にし、かえって近隣の住民に迷惑が降りかかるようになった。 はじめに住民からの相談を受けたならば、黒松の由来を調べ、歴史と景観を考慮し、木にとって最良の剪定方法をとるべきだったのだ。 なんというか、血の通わない、殺伐無関心な事務的処理が仕事だと思っているのだろうか。 しかも、伐採派と保存派による話し合いの結果待ちをしているというから、呆れて二の句が告げない。 面倒なことは、丸投げなのか? 過去に学ぶことは、良いことも悪いこともたくさんある。 技術的なハードな面ばかりではない、一番学ぶべきことは、人の繰り返してきた愚行だろう。 よりよき明日のために、一つでも愚かな間違いをしないよう、過去を振り返って今を吟味するのだ。 過去には、たくさんの事例が転がっている。 それを埋もれさせ、失ってはいけない。 また、過去を捻じ曲げてもいけない。 でないと、正しい道標にならないから。 自己保身、正当化、利益優先、たくさんの誘惑があるけれど、それらに惑わされない時代の検証者を必要とする。 不完全な人間が、子孫と住まわせてもらっている地球とそこに生きる同胞たちの未来を奪わないために、できることをしよう。 過去に教えを乞おう。 過去は変えられないけれど、未来を変えることはできるのだから。