rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

夢のコートダジュール地方

2012-04-28 20:55:38 | 街たち
「にじいろジーン 地球まるごと見聞録」今日は、フランス:コートダジュール地方。
カンヌからニース、モナコ公国にかけての地中海沿岸の街たち。

カンヌ、ニース、モナコなどは、セレブな観光地として有名。
ニースから東に位置する小さな村々を、”鷲の巣村”と総称する。

そのうちのエズは、一番眺めのよい街。
海岸の縁の切り立った崖山に街をなしている。
昔の面影をよく残している、可愛らしい街だ。

サン・ポール・ド・ヴァンスは、芸術村。
ここにある”ラ・コロンブ・ドール”というレストランは、かつて20世紀の巨匠たちが訪れ、食事をし、その代金の代わりに作品を置いていった、古きよき芸術の時代の名残り。
ピカソやレジェ、セザールなど、名だたる芸術家たち。
いまも、多くの芸術家が、この村に起居し、制作に励んでいる。

ビオットは、ガラス工房が多い街。
なんでも、世界初の気泡入りグラスを作った村なのだという。

トゥーレット・シュル・ルーは、スミレの村。
スミレ栽培が盛んで、”ビクトリア”という品種を作っている。
その色と香りを付けた香水や石鹸が有名。
村をあげてのスミレ祭りをしている。
スミレは、香料ばかりではない。
ここでは、食用にもしている。
スミレのジャムを入れた熱々のクレープに、スミレのアイスクリームをのせて、スミレの花の砂糖漬けをトッピングした、”スミレのクレープ”がある。

ほかにも、香水の街グラースなど、特色のある村々が、コートダジュールを彩っている。

巡り歩きたい小さな村々。
紺碧の海に白い海岸、明るい灰色の岩崖、真っ青な空。
そして、季節の花々。
ミモザに夾竹桃、オリーブにオレンジ、レモン。
夢のようなコートダジュール。

ずうっと昔、花のない寒い季節に訪れたことがある。
再びこの地を訪ねられるか、今も心に夢を抱いている。