4月3日、久しぶり、1年4ヶ月ご無沙汰の那須。
日本列島に、爆弾低気圧による暴風警報が発令されていた。
関東は、夕方がピークとの予想。
中くらいの人を待って、正午前に出発。
道中不安を抱えながらではあったが、本格的に雨の降り出した頃、父母の待つ那須に着いた。
横殴りの風雨の中、せっかくだからといつもの日帰り温泉へ。
平日の、このような悪天候では、宿泊客もまばらで、ゆったりと温泉を楽しむことができた。
シベリアからの寒気が上空に流れ込んでいたために、気温は低い。
父母の別荘にある薪ストーブの炎は、温泉で芯から温まった体を冷めさせない。
ぱちぱちと燃える炎でくつろぐ、じんわり心も温まる時間。
よき思い出が、紡がれるときでもある。
明けて朝、なんと雪が舞っている。
クヌギの木々の枝の間に間を、雪が通り抜けていく。
家の中は床も壁も暖かく、外の寒さを思い出せない。
しかし、今は4月。
積もることのない春の雪。
風に流されては、消えてゆく。
外で体が冷えたなら、また温泉へ行こう。
次は、打たせ湯のある老舗温泉。
そこは、別荘よりも150メートルくらい高いところにあるからだろう、木々に雪の華が咲いている。
時折雪の華が舞い込む露天風呂で、空に浮かぶ白い月を眺めながら湯に浸る、なんと風流で贅沢なのだろう。
ちょっとしたことでも非日常は、心身ともにリフレッシュしてくれるのだ。
だから、普段の生活にない薪ストーブも、そんな非日常を演出してくれる大事な要素になっている。
夏、木に囲まれた谷地にあるこの家は、涼しく快適であっても、薪ストーブを焚ける寒い季節に敵わないと思うのだ。
最終日、焼きたてのパンを求めたその足で、茶臼岳の展望駐車場まで行ってみる。
雪はまだ多く残っているが、春の陽射しを浴びて溶け出した水が、アスファルトを川にしていた。
2泊3日の那須の休日は、これでおしまい。
次回はいつになることか。、
なるべく人の少ないときがいい。
とくに季節の変わり目は、標高差が季節をいくつか同時に見せてくれるのでなおいい。
刺激少なく地味だけれど、ゆったりと過ごす非日常は、一番のセラピスト。
そして、かけがえのない幸せな思い出になる。
日本列島に、爆弾低気圧による暴風警報が発令されていた。
関東は、夕方がピークとの予想。
中くらいの人を待って、正午前に出発。
道中不安を抱えながらではあったが、本格的に雨の降り出した頃、父母の待つ那須に着いた。
横殴りの風雨の中、せっかくだからといつもの日帰り温泉へ。
平日の、このような悪天候では、宿泊客もまばらで、ゆったりと温泉を楽しむことができた。
シベリアからの寒気が上空に流れ込んでいたために、気温は低い。
父母の別荘にある薪ストーブの炎は、温泉で芯から温まった体を冷めさせない。
ぱちぱちと燃える炎でくつろぐ、じんわり心も温まる時間。
よき思い出が、紡がれるときでもある。
明けて朝、なんと雪が舞っている。
クヌギの木々の枝の間に間を、雪が通り抜けていく。
家の中は床も壁も暖かく、外の寒さを思い出せない。
しかし、今は4月。
積もることのない春の雪。
風に流されては、消えてゆく。
外で体が冷えたなら、また温泉へ行こう。
次は、打たせ湯のある老舗温泉。
そこは、別荘よりも150メートルくらい高いところにあるからだろう、木々に雪の華が咲いている。
時折雪の華が舞い込む露天風呂で、空に浮かぶ白い月を眺めながら湯に浸る、なんと風流で贅沢なのだろう。
ちょっとしたことでも非日常は、心身ともにリフレッシュしてくれるのだ。
だから、普段の生活にない薪ストーブも、そんな非日常を演出してくれる大事な要素になっている。
夏、木に囲まれた谷地にあるこの家は、涼しく快適であっても、薪ストーブを焚ける寒い季節に敵わないと思うのだ。
最終日、焼きたてのパンを求めたその足で、茶臼岳の展望駐車場まで行ってみる。
雪はまだ多く残っているが、春の陽射しを浴びて溶け出した水が、アスファルトを川にしていた。
2泊3日の那須の休日は、これでおしまい。
次回はいつになることか。、
なるべく人の少ないときがいい。
とくに季節の変わり目は、標高差が季節をいくつか同時に見せてくれるのでなおいい。
刺激少なく地味だけれど、ゆったりと過ごす非日常は、一番のセラピスト。
そして、かけがえのない幸せな思い出になる。