rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

煙草をそんなに迫害しなくても・・・

2012-08-17 23:56:19 | つぶやき&ぼやき
ヨーロッパで販売する煙草のパッケージデザインを、すべてオリーブグリーンのみロゴなしにするとのニュースを見た。
これはなんだか気持ちの悪い方向に、世界が流れている印象を持った。
煙草は百害あって一利なしと徹底的迫害をするならば、いっそのこと生産中止にしてしまえばいい。
人の健康に害を及ぼすものをそんなにも憎むのならば、農薬、殺虫剤、自動車の排気ガス、核物質、アルコール、ドラッグ何でもかんでも消滅させればいい。
確かに、煙草は発癌物質などが含まれるかもしれなくとも、中毒をもたらすにしても、ある人々にとっては、精神安定と集中力を高めるための壊滅的作用をもたらさない合法ドラッグなのだ。
副流煙が悪ならば、喫煙所で喫煙できるように、煙草税を活用せよ。
違反者には罰則でいいじゃあないか。
成人したものが、自分の稼ぎでリスクを承知の上喫煙するのに、何の問題があろう。
禁止ドラッグや脱法ドラッグによって錯乱や幻覚を起こすより、飲酒で危険な運転をするより、よっぽど人様に迷惑をかけない。
ほとんどの人は、完全な清浄の世界では息苦しく後ろめたく暮らしてはいけない。
何かしら負の部分を抱えて生きていくのだ。
えっ、煙草を吸いたい者はパッケージなどどうだっていいんだから、ロゴなくてもデザインしなくても構わないんじゃないかって?
それならば、煙草が悪だというこのご時世に、煙草を吸う勇気のあるものが堂々とその煙草の存在を誇示してさらに恥ずかしくなるように、目立つカッコのいいパッケージにしてもいいのでは。
ともかく、ヒステリックなまでの煙草迫害は、かえって毒々しい。
もうすこし、落ち着いて考えてみてはどうだろうか。

前にも書いたが、私は一切煙草を吸わないし、においを嗅ぐと気分がよろしくない。
はっきりいって、煙草は嫌いである。
でも、煙草を吸う配偶者がいる。