rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

来年のイチゴは

2013-09-11 11:58:46 | 植物たち
今年がんばってくれたイチゴの株を取り払った。
ランナーが伸びてはやく土に植えておくれと叫んでいるが、どうしたものだろう。
我が家のイチゴは、10年以上苗を購入していないで、伸びたランナーから翌年のイチゴを育てていた。
しかし、さすがにイチゴの生りが悪くなってきた。
来年こそは苗を一新しようと、ランナーから芽吹いている株を処分した。
でも思い切りの悪い私は、10株くらい元気よさそうなのを選っては、一鉢に植えつけるのだ。

さて、TPPが締結した暁には、売買を目的としない自家消費作物でもこういう自家交配の苗種で栽培してはいけなくなるやも知れぬ。
ふぅむ、伸びたランナーで翌年のイチゴを作ることが、こっそりひっそり大麻栽培をしている扱いになるとしたら、なんと息苦しいことか。
困ってしまう。
オリンピックに浮かれている間も刻々と時間は過ぎ、TPPはひとつの例外もなく決まってしまうだろう。
大経済共同体は羊の皮を被った狼、または母の胎の中で第二の熾烈な生存競争を勝ち抜き生まれるサメの一種のようなもの。
我々は、貧富の差は広がっていく中で、どこに向かっていくのだろう。

イチゴのランナーが伸びる先々に子株をつけるように、私の思考もぽつぽつ湧いてくる。
ともかくも、新しいイチゴの苗を買うことはこれで決定しているか。